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「コンスタント」の意味とは?使い方と例文や類語もあわせて紹介

更新日:2024年01月11日

言葉の意味・例文

普段使いされている「コンスタント」ですが、実際にその意味や語源、正しい使い方を知っている人はあまり多くはないでしょう。本記事では、「コンスタント」の意味や語源・由来をはじめ、類語や対義語、さらに使用時の注意点についても紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

名詞を修飾する場合

これまでに紹介してきた「コンスタント」の使用例では「コンスタントに~する」というものでしたが、他にも名詞を修飾する「コンスタントな~」という表した方もあります。 「コンスタントな~」は英語「constant」の形容詞になり、不変、一定の、絶えず続く、または忠実な、節操の固いといった意味になるのです。 また、「コンスタントな」で用いられるときには、定期的・一定量といった意味もあります。たとえば、「コンスタントな注文」と使われた場合、「一定した注文がある」か、あるいは「一定量の注文がある」という2つの意味を持っているのです。 そのため、どちらの意味で表されているのかは、そのときの文脈で判断していく必要があります。

ITや数学用語として使う場合

英語constantには形容詞以外にも名詞(可算名詞)でも使用でき、特に数学・理科やITの用語として用いられる場合には、「定数」「不変数(量)」と訳されます。 たとえば、数学の用語では「円周率(the circular constant)」という意味などで使用されることがあります。 また、IT用語で使用する場合、特にプログラミング言語においては「定数(必要なときに利用できるように、データに固有の名前や識別子を付加したもの。定義後、その内容が変更不可となる)」の意味で使われるケースが多くなっています。

「コンスタント」の類語・言い換え表現

「コンスタント」は、その言葉に続く品詞や文脈によって、様々なニュアンスの意味を持つ特徴があります。「コンスタント」はこのような特徴を持つため、場合によっては別の言葉で言い換える必要が出てくるおそれもあるでしょう。 そこで、以下では「コンスタント」類語や言い換え表現を紹介していきます。ぜひ、チェックしてみてください。

「恒常的」

「コンスタント」は「恒常的」と訳されることが多いため、類語・言い換えの表現としても使用されることが多いでしょう。 この「恒常的(こうじょうてき)」は、比較的フォーマルな言い回しが求められるとき使う言葉になります。そのため、普段使いするカジュアルな言葉というよりは、ビジネスシーンや専門書・研究書などで主に選ばれる言葉になるのです。

「慣習的」

前述してきたように、「コンスタント」は「継続的に行う」や「一定のペースで」という意味で用いられています。 こうした意味から「コンスタント」は、「習慣として行うこと」といった意味でも使うことができるため、類語・言い換え表現に「慣習的に」という言葉が当てはまるでしょう。 ただし、「コンスタント」を「慣習的」という意味で用いる場合には注意点があります。この「慣習」は個人に対して使う習慣とは異なり、特定の「地域」や「社会」の中で使用される言葉となります。そのため、使う場面や対象に留意しておきましょう。

「定期的」

「コンスタント」の類語・言い換え表現として、「定期的」も用いることが多いでしょう。 「コンスタント」には、「一定の」、「絶えず続く」などといった意味があるため、文脈によっては「定期的(一定の期間や間隔をおいて、物事が行われるさま)」を用いることがあります。

「コンスタント」の対義語

「コンスタント」の類語・言い換え表現の次は、対義語をみていきましょう。 「コンスタント」の意味は、あらかじめ決められたものが常に変化せずにあるさまとなります。そのため、対義語には不定の・変数という意味を持つ「バリアブル」や「一時的」などが主に挙げられます。 以下では、「コンスタント」の対義語として挙げられやすい、「バリアブル」と「一時的」について紹介していきます。

「一時的」

「コンスタント」の対義語を別の日本語で表現する場合、「一時的」という言葉が挙げられるでしょう。 「一時的」とは、「物事が長続きしない様子や状態のことを指しています。恒常的の意味を持つ「コンスタント」とは真逆の意味になるのです。 また、「一時的」の他にも「不定期」・「限定的」・「暫定的」などといった言葉が挙げれられるでしょう。これらの言葉は、「コンスタント」が持つ意味のうちの、主に「常に」という部分にかかった対義語といえます。

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初回公開日:2017年11月18日

記載されている内容は2017年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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