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「ではでは」の意味と使い方・メール・LINEでの使い方

更新日:2023年10月21日

メール・手紙

メールなどで使われる「ではでは」という言葉。使われたときに良くない印象を受ける人もいるのではないでしょうか。この記事では、「ではでは」の意味や使い方に加え、「ではでは」と使う人の心理までを紹介します。この言葉の意味が気になる人はぜひ読んでみてください。

メールのやりとりをしていて、相手から「ではでは」と送られてやりとりが終了する、という経験をしたことはありませんか。締めの挨拶だと軽く受け取る人もいれば、なんとなくやりとりを拒絶されたと感じて悪い印象を受けてしまう人もいます。「ではでは」とはどういた場合に使われるのか、またその使い方について紹介します。

「ではでは」の意味と使い方

「では」の意味

「ではでは」の使い方を説明する前に、同じ用いられ方をする「では」の意味について見ていきましょう。

では ( 接続 ) ① 前に述べた事柄を理由・根拠として次に述べる事柄が導かれることを示す。そういう訳なら。じゃあ。 「『道がわかりませんが』『-お迎えに参ります』」 「全部覚えましたね。-暗唱してみて下さい」 ② 区切りをつけて,挨拶(あいさつ)などを切り出す語。じゃあ。 「 -今日はここまでにしましょう」 「 -ただ今から始めます」

「では」には「それはおもちゃではない」「その方法では足りない」など、連語として助詞的に利用される場合もありますが、「ではでは」と同じように使われる「では」単体には上記のような接続詞的な意味があります。

「では」の語源

上記で説明した接続詞の「では」の語源は「それでは」の略だとされています。「それでは」には「では」と同じく接続の意もあるので、「それでは、明日よろしく。」「それでは、失礼します。」といった文章が省略して「では(それでは)」になっているのだと考えられます。 また、単純に「それでは」という言葉自体に感嘆詞として別れの挨拶の意味があるので、「では」も締めの挨拶として利用されるようになったのでしょう。

「ではでは」の意味

「ではでは」のように同じ言葉を繰り返してつくった語を、日本語では「畳語(じょうご)」といいます。 畳語はおもに下記のようなことを表します。 1.物などが複数であること 2.動作などの反復、継続 3.意味の強調 「ではでは」の場合は、他の感嘆詞の畳語である「いやいや」や「あらあら」と同じで、「3.意味の強調」といった意味で「では」が繰り返されていると考えられます。「では」の一語だけよりも、やや強調されたニュアンスで相手に伝わる可能性のある言葉だといえます。

「ではでは」の使い方

「ではでは」の使い方は、締めの挨拶として使われる感嘆詞の「それでは」と同じと考えて良いでしょう。また同じような使われ方をしている語として「それでは」の類義語の「じゃあ」という語もあります。メールなどの話を切り上げるときに「ではでは」とだけ送っても伝わりますし、「ではではまた明日」のように後に簡単な挨拶を付け加え使用することもできます。 ただ「ではでは」は畳語であることから話を切り上げるといった行動をやや強調したニュアンスになるため、使用するときは注意が必要です。友達との話を切り上げるときは、同じ意味合でも「じゃあね」といった語の方が優しいニュアンスになるでしょう。

「ではでは」はメールでのみ使うのか

終わり・最後に使用

要件を書き終えたメールの最後に「ではでは」と書かれていることがあります。メールで使用されている場合は、メールで伝えたかった要件は以上で、これ以上のやりとりはとくに必要ない、という意味で使用されることが多いです。 表情の見えないメールでのやりとりで「この話は終わり」という意味を伝えるのに便利なので、よくメールの終わり・最後に使用されます。

会話で使用することもある

実際の会話の最後に、別れの挨拶として会話でも使用されることもあります。この場合、相手の表情が見えるため、笑顔で「ではでは」と言って相手に去られてもあまり悪い印象は受けません。

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初回公開日:2017年11月12日

記載されている内容は2017年11月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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