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「その心は」の意味と使い方・なぞかけ・落語・大喜利での使い方

更新日:2024年07月21日

言葉の意味・例文

「その心は」という言葉で真っ先に思い浮かぶのは落語・大喜利です。プロの落語家や噺家の方々はもちろんですが、会社や会合の忘年会・新年会その他の集いなどの余興で「なぞかけ」をすることもあり、誰もが使う機会のある言葉なので少し覚えるのも良いでしょう。

大喜利の演目の一つ

大喜利の演目は「その心は」のなぞかけのみならず、五・七・五の音をもつ川柳や七・七・七・五の音数律に従う都々逸(どどいつ)など多岐にわたります。 数ある演目の中でも「その心は」のなぞかけが一般的にも広く使用されるのは「○○とかけて△△と解く、その心は✕✕」というようにある程度の形はあるものの、他にくらべて定義があまり型にはまっておらず自由に言葉や文が使える点があげられます。

なぞかけの由来

「その心は」のなぞかけは、落語が成立した江戸時代よりも前の室町時代に流行した「なんぞ、なんぞ」と問いかけて相手に解答をせまる「謎かけ」からきていて現在の「なぞなぞ」と同じです。当時はもともと天皇を中心とした貴族のあそびでしたが、現代では老若男女問わず一般的に親しまれています。

「その心は」の返し方は?

大喜利でのなぞかけ「その心は」での返し方は、A:「○○とかけまして△△と解きます」と出したお題に対して、B:「その心は」と問いかけます。そこで最初の○○と二つ目の△△が全く関係のなさそうな言葉や文なのに、問いかけた人を「なるほど、そういうことか」と納得させたり「面白い」と愉快な気持ちにさせる「オチ」をつけます。 落語でのなぞかけは、寄席の最後の演目においてたびたび行う余興の一つですが、テレビ番組の「笑点」やコント・漫才などで「その心はのなぞかけ」がよく使われることで一般的にもメジャーになり結婚式や色々な行事で行われ、その場にあう趣向を凝らした「なぞかけ」を一般の人々も上手に楽しむようになりました。

「その心は」のなぞかけから落語・大喜利を上手に楽しむ

落語は江戸時代ごろにはすでに存在していて現在まで受け継がれている伝統芸能の一つで、大きく分けて「古典落語・新作落語」の二種類があります。どちらも色々な職業の主人公・内容を面白く、時には切なく、また心を温かくさせながら最後に「オチ」をつけて聞き手を感動・笑いの世界へいざないます。 素人が簡単にできるものではない落語に対して「なぞかけ」には同音異義語でオチをつける「発音系」と、全く違う二つの意味を持つ言葉を使う「意味系」などがあり、少しのユーモアセンスと言葉をいくつか知っていれば誰にでもできる言葉遊びです。一つや二つ言葉や文を思い浮かべてみて、忘年会や新年会などで余興をたのまれた時などチャレンジしてみるのもいいでしょう。

初回公開日:2017年12月13日

記載されている内容は2017年12月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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