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「その心は」の意味と使い方・なぞかけ・落語・大喜利での使い方

更新日:2024年02月04日

言葉の意味・例文

「その心は」という言葉で真っ先に思い浮かぶのは落語・大喜利です。プロの落語家や噺家の方々はもちろんですが、会社や会合の忘年会・新年会その他の集いなどの余興で「なぞかけ」をすることもあり、誰もが使う機会のある言葉なので少し覚えるのも良いでしょう。

「その心は」類語

「その心は」と同じ意味の言葉で「わけ・意味・根拠」などがありますが「心は」と問われたほうがやんわりとしたイメージです。 楽しく「なぞかけ」で遊んでいるのに「そのわけは・その意味は・その根拠は」と言われると少し責められているようで真面目な受け答えになってしまい「なぞかけ」というより「話し合い」になり、急につまらないものになってしまいます。

「その心は」で連想される言葉

「その心は」と言われた時(日常ではあまり使いませんが)連想する言葉に、「謎解き・事情説明・答えを出す」ということが頭にうかびます。そう考えると、「その心は」=「なぞかけ」とは少し違うことも連想されます。 ・謎解き 推理・解明・ミステリーなどの少し頭を抱えてしまいそうな難題に取り組まなければならないイメージです。 ・事情説明 事件・犯行の動機を明らかにする、つきとめる、解明するなど大ごとになりそうな気配です。 ・ 答えを出す 問題解決・真実を言い当てる・原因解明などまるでミステリー小説です。 「その心は」の「心」は「意」と同じ意味で、心の動き・思い・考え・気持ち・わけなど多くの言葉が出てきます。

「その心は」連想

簡単そうでなかなか難しい「その心は」のなぞかけですが、コツをつかむと意外と思いつきます。連想ゲームの要領でまずはキーワードを出し、それに関連する言葉や文をいくつか思い浮かべ(例:夏と言えば次は秋、秋と言えば~)そこから同じ音の意味の言葉を探します。

「その心は」を使って

「その心は」のなぞかけをいくつか考えてみると、大きく分けて「同音異義語・ダジャレ」の二種類になります。

同音異義語

①「夏の終わりとかけまして古いワンピースと解きます」その心は「そのうちあき(秋・飽き)がくるでしょう」 ②「簡単な問題とかけまして電子レンジで温めると解きます」その心は「どちらもかいとう(解答・解凍)しやすいでしょう」 ③「因数分解とかけまして仲の良い夫婦と解きます」その心は「どちらもかてい(過程・家庭)が大事です」 ④「ストッキングとかけましてインフルエンザと解きます」その心は「どちらもでんせん(伝線・伝染)するでしょう」 分かりやすく、作りやすいのがこの同音意義語のなぞかけです。

ダジャレ

「夫婦円満の秘けつとかけまして空手のパフォーマンスと解きます」その心は「いたわります(労ります・板割ります)」 例文を参考に、みんながくすっと笑ってしまうようなダジャレを取り入れたなぞかけを作ってみてください。

年代別に使う「その心は」

「なぞかけ」は考える年齢層・性別・職業によってもいろいろ違いがあり、使い道も多くあります。 ・幼・小・中・高など、学校では、授業に使用されます。 ・大学では、落語研究会や、大喜利祭などが行われるでしょう。 ・社会人は、忘年会・新年会、そのほか行事などで使われています。 ・高齢者は、レクリエーション・娯楽などに使用し、楽しみながら頭の運動にもなります。 環境や状況などで、使う言葉・文に違いがでるので、年代問わずいろいろな人が集い楽しむことができるでしょう。

大喜利の由来と「その心は」が使われることについて

「大喜利」の由来

大喜利の由来は、歌舞伎・狂言の最後の演目「大切り」からきたもので、そのなかの「切り」は「ピンからキリまで」の「キリ」が語源で「最後の」という意味です。

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初回公開日:2017年12月13日

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