「しますので」の意味と使い方・「するので」の違い・敬語

しますのでは丁寧な言い方ですが尊敬語表現ではありません。では「しますので」は尊敬語にするにはどうように変換したら良いのでしょうか。「しますので」の尊敬語表現は「～させていただきます」です。 例えば「書類をお送りさせていただきます」や「お電話させていただきます」のように使う事ができます。言葉をそのままでも使用できますが何か許可をいただく時にも使用する事ができる言葉です。 言葉の表現によっては「しますので」や「いたしますので」と語尾に付けて丁寧に言っているつもりでも相手には投げやりな言い方に聞こえてしまう事もありますので、そうした時に言葉を柔らかくしたい時に「させていただきます」を付ける事で、柔らかい言い周りに変換する事ができます。

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「しますので」は文法上ではどのような役割を持っている言葉なのでしょうか。この場合も「しますので」を「します」と「ので」に分割して文法を調べてみました。

「します」の文法について解説していきます。「します」は動詞に付ける言葉です。「します」は「する」の丁寧語なので「○○をする」などの動詞の語尾に付ける事で意味が成立します。 例えば「ラーメンを食べます」この場合のように「～を食べます」のように表現する事もできます。当然「～します」でも表現できます。例えば「ランニングをします」のように「～をします」という表現もできます。このように「します」は動詞に対して付けることができます。

「ので」の文法について解説していきます。「ので」は理由を表現する言葉です。他にも理由を表現する言葉には「から」もあります。例えば「お腹が空いたのでラーメンを食べます」や「お腹が空いたからラーメンを食べます。」のように使う事ができます。 この両方の例えの場合はどちらも「お腹が空いた」ため「ラーメンを食べる」という理由を説明している事が分かります。文法上ではこのように理由を説明するために使う言葉なので何かを説明する際に付ける事ができます。

上記の分割して解説してきた事で二つの言葉の文法上の役割と使い方が理解できました。「します」は行動などに動詞に付ける言葉です。「ので」はその行動の理由を説明する時に使う言葉です。例えば「契約のお手続きに必要な書類をお送りいたしますのでご住所とお名前をお願いします」のように使います。

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「しますので」をビジネスで使う場合について解説していきます。ビジネスでは「しますので」はそのまま使用しない方が良いでしょう。さらに丁寧な言い方で表現するのがビジネスに相応しいです。 例えばしますのでの敬語表現の項目でもお話ししましたように「させていただく」という表現があります。この表現でしたら問題なく丁寧な敬語として使用する事ができます。ただこの言葉「させていただく」は常に相手に許可をもらうような言い回しになっているので、間違った使い方をしてしまう事が多いでしょう。 例えば「ご挨拶させていただきます」という表現がありますが、これは間違った使い方です。なぜなら相手に挨拶をするのに許可は必要ないためです。ではもう一つ例えですが「契約時にご提出いただいた個人情報は処分させていただきます」の場合は相手に処分してもらう許可が必要なので正しい使い方です。 この言葉は相手に尋ねるような言い回しのためこのような誤った使い方をされる方が特に多いでしょう。そのため許可を得る必要のある言葉に対して使用するようにすれば違和感なく使用する事ができます。

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今回は「しますので」の意味と使い方と「しますので」と「するので」の違いなどについてご紹介してきました。まずは「しますので」の意味では「します」と「ので」の二つの言葉に分割して意味と使い方について解説してきました。「します」はするの丁寧語表現で「ので」は理由を説明する言葉だとわかりました。 「しますので」と「するので」の違いでは二つの言葉の違いは敬語かそうでないかの違いだという事がわかりました。また似た言葉で「しますので」と「しますから」の違いではしますからは話し言葉かそうでないかの違いだという事がわかりました。ビジネスシーンで活用する場合はしますのでを使うのが正しい使い方だとわかりました。 「しますので」の敬語表現は「させていただきます」と敬語表現する事ができます。普段使いなれてしまっている言葉の「しますので」も使い方を間違えてしまえば相手に不快感や違和感を感じさせてしまう事があります。 普段から相手にどのような印象を与えているのかや言葉の意味や使い方をよく考えて、正しい言葉で相手と気持ちの良いコミュニケーションをしていきましょう。