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「してきました」の意味と使い方・履歴書での使い方・敬語

更新日:2024年04月06日

敬語表現

普段何気なく目上の人や、上司に使っている言葉の一つである「してきました」という言葉。丁寧にいっているつもりでも失礼に値してしまう可能性もあります。昔学校で習ったけど覚えていない人が多いでしょう。今回は、「してきました」という言葉についての使い方を紹介します。

「してきました」の意味と使い方

普段、何気なく「してきました」という言葉が使われていますが、「してきました」とはどのような意味がある言葉なのでしょうか。 「してきた」という言葉は二つの動詞を重ねたものです。(「する」+「きた」)意味としては、「行って(おこなって)きました」「やってきました」という意味で使われています。今まで、自分がやってきた行動の内容などを説明する時に、「してきました」という言葉が使われています。

「してきました」の履歴書での使い方

履歴書で、文章を書く場所は、「志望動機」の欄があります。志望動機欄は、自己PRなどを書くこともできます。履歴書で「してきました」という言葉を使う場合は、自分が実際に行ってきたことや経験してきたことなどを書きたい場合に使う言葉です。 「してきました」という言葉を失礼のないように使うためには、「何を」してきたことを書きたいのかということが大切になります。

「部活」「習い事」

「部活」や「習い事」の継続や努力をアピールする場合には以下のような言い換えをすることができます。 ・「レギュラー入りを果たすために、毎日欠かさず体幹トレーニングをしてきました」 「レギュラー入りを果たすために、毎日欠かさず体幹トレーニングを行いました。」 「レギュラー入りを果たすために、毎日欠かさず体幹トレーニングをしてまいりました」 ・「5歳の頃から毎日2時間のレッスンをしてきました」 「5歳の頃から毎日2時間のレッスンを続けてまいりました」 「5歳の頃から毎日2時間のレッスンを行い、努力をしてまいりました」

英会話

・「前職では、海外からのお客様の対応をしなければならないことも多かったため、週に2回、英会話のレッスンをしてきました」 「前職では、海外からのお客様の対応をしなければならないことも多かったため、週に2回英会話のレッスンに通い、海外のお客様にも自信を持って対応ができるよう努力をしてまいりました」

前職での仕事経験

・「前職では、お客様のクレーム対応をしてきました」 「前職では、お客様のクレーム対応を担当しておりました」 「前職では、お客様のクレーム対応を担当しておりました。厳しい言葉をいただくことも多々ありましたが、誠心誠意対応したことで、最後は信頼関係を結ぶことができたことは貴重な経験になりました」 ・「自分をスキルアップするために、会社で勧められる研修にはなるべく参加してきました」 「自分をスキルアップするために、会社で勧められる研修にはできる限り参加してまいりました。他業種の方々と交流をしてきたことは、今でも私(わたくし)の財産になっております」

「してきました」の敬語

「してきました」を敬語表現にした場合、どんな言葉になるのでしょうか。 「してきました」は、最初の項目でご紹介しましたが、「する」の過去形の「した」が連用形になった「して」と、「来る」の過去形の「きた」を合わせた言葉です。「来る」の謙譲語は、「参る(まいる)」です。 何かをしてきたのは自分なので、敬語にするときは謙譲語を使います。「してきました」という言葉を謙譲語にする場合は、「来る」を謙譲語の「参る」に直し、「してまいりました」と使うことが正しい使い方ということになります。 しかし、敬語は、尊敬語や謙譲語以外に丁寧語というものがあります。「してきました」の丁寧語について解説します。

「してきました」の丁寧語

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初回公開日:2017年12月23日

記載されている内容は2017年12月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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