「こちらこそよろしくお願いします」の意味と使い方・返事・失礼

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新年になり、相手から「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします」という挨拶を受けたら、「あけましておめでとうございます。こちらこそ本年もよろしくお願いします」と返しましょう。 注意点としては「あけましておめでとうございます」に「こちらこそ」を付けるのではなく、「本年もよろしくお願いします」に「こちらこそ」を付けます。

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「こちらこそよろしくお願いします」をメールで使う場合も、相手からの「よろしくお願いします」というメールに対する返信に使用します。この場合、「こっちこそよろしくお願いします」や「こちらの方こそよろしくお願いします」とは書かずに、「こちらこそよろしくお願いします」と書くようにしましょう。 また、相手の「よろしくお願いします」という内容に対して、自分の感謝の気持ちや思いを書いた後に、「こちらこそよろしくお願いします」と記載すると、より相手にあなたの気持ちが強いことが伝わります。

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「こちらこそよろしくお願いします」の使用例をご紹介します。 【例１】 相手：明日のイベントの手伝いを引き受けてくれてありがとう。朝早いけどよろしく頼むね。 自分：イベントに携われるだけでも嬉しいです。こちらこそよろしくお願いします。 【例2】 相手：お忙しい中、お時間をご調整いただきましてありがとうございます。ご足労をお掛けしますが、●月●日のお打合せはどうぞよろしくお願いいたします。 自分：とんでもございません。ちょうど私もお打合せしたいと思っておりました。こちらこそよろしくお願いします。

また、次にご紹介する例３のように、相手の言葉のどこに一番謙遜の気持ちを入れるかで、「こちらこそ」を付ける場所が変わります。「こちらこそ」を文中に何度も使用すると、しつこい印象になりますので、自分が一番相手よりも先に自分が言うべきだと思った言葉に「こちらこそ」を付けましょう。 【例3】 相手：明日●時に御社にお伺いいたします。お時間をいただきありがとうございます。明日はよろしくお願いします。 自分①：明日の件、承知しました。ご足労をお掛けしますが、こちらこそ明日はよろしくお願いします。 自分②:こちらこそ、お忙しいところお時間をいただきありがとうございます。明日はよろしくお願いします。

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「こちらこそよろしくお願いします」の類語ですが、こちら側が複数名の場合、「私共こそよろしくお願いします」と言い換えることが可能です。また、「こちらこそよろしくお願いいたします」や「こちらこそよろしくお願い申し上げます」と言うとより丁寧な表現になります。

「こちらこそよろしくお願いします」を「こちらの方こそよろしくお願いします」と使う方もいますが、この使い方には注意が必要です。「こちらこそ」で事足りるにも関わらず、「方」をつけるのは、誤った日本語ととらえられる可能性があります。 例えば、「メニューの方はお決まりですか」「おつりの方はこちらになります。」などが挙げられます。この場合も「メニューはお決まりですか？」「おつりはこちらです。」というのがシンプルな言い方です。 このように「方」をつけることで指摘されることもありますので注意しましょう。

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「こちらこそよろしくお願いします」は、相手からの「よろしくお願いします」に対して、あなたよりも私の方がより強く「よろしくお願いします」と思っているという気持ちを伝えることができます。 また、「こちらこそよろしくお願いします」の前に、相手への感謝の気持ちや嬉しい・楽しみという気持ちを加えることで、より「こちらこそよろしくお願いします」という気持ちを強めて相手に伝えることが可能です。 ただ単に「こちらこそよろしくお願いします」と使うのではなく、あなたの気持ちを伝えた上で、「こちらこそよろしくお願いします」 と使うと、あなたの相手への気持ちがより伝わるでしょう。

なにげなく使っている日本語でも正しい使い方や表現方法を知っておくことで、様々な場面で活用できると思います。