「こちらこそよろしくお願いします」の意味と使い方・返事・失礼

出典: お辞儀をする女性（グリーンバック）｜無料の写真素材はフリー素材のぱくたそ

「こちらこそよろしくお願いします」という言葉を使ったときに、もしかしたら失礼だったのではないかなど悩まれた経験はありませんか。特に「こちらこそ」という言い方は、「こちらこそよろしくお願いします」の他に「こちらこそありがとうございます」や「こちらこそ申し訳ございません」などもよく使われますが、使い方に悩む方も少なくありません。 今回は「こちらこそよろしくお願いします」という表現が失礼にあたるのかについても考察していきます。また、ビジネスシーンやシーン別での使い方などもご紹介します。

「こちらこそよろしくお願いします」という文言は、日常生活でもビジネスシーンでもよく使う言葉のひとつです。「こちらこそよろしくお願いします」の使い方は、相手からの挨拶に対して、返しの言葉として使われます。 例は以下のとおりです。 相手：「明日はよろしくお願いします。」 あなた：「こちらこそよろしくお願いします」

「こちらこそよろしくお願いします」の意味ですが、「こちらこそ」の「こそ」は、前に付く言葉を強く支持し文意を強める係助詞となります。そのため、「こちらこそ」を付けることにより、「よろしくお願いします」という気持ちが、相手よりもこちら側の方が強いということを表現することができます。 「こちらこそよろしくお願いします」 のイメージですが、相手が言った内容は本来であればこちらから言うべき内容という意味合いを含んでいるので、謙遜している気持ちも伝わるでしょう。

出典: スーツ姿で握手を求める男性｜無料の写真素材はフリー素材のぱくたそ

あなたが相手に対して「よろしくお願いします」と言った後に、相手から「こちらこそよろしくお願いします」と返ってきた場合は、あなたの「よろしくお願いします」に対する相手からの返答になるので、あなたがさらに何かを返す必要はありません。 仮に「こちらこそよろしくお願いします」と言った相手が目上の人だった場合でも、あまり何回も言うとしつこい印象になりますので、「ありがとうございます」などの短いフレーズにとどめておきましょう。

出典: 無機質な表情で「今でしょ」と提案する男性｜無料の写真素材はフリー素材のぱくたそ

「こちらこそよろしくお願いします」は、相手よりも自分の方が強い気持ちを表現しているので、失礼な言い方にはあたりません。しかし、口語では「こっちこそよろしくお願いします」と言ってしまいがちですが、特に目上の人には失礼に聞こえてしまう可能性もありますので、しっかりと「こちらこそよろしくお願いします」と言うようにしましょう。 また、目上の方に対しては「こちらこそよろしくお願いします」の前に相手への感謝の気持ちを伝える言葉を付けると、「こちらこそよろしくお願いします」の言葉がより強められて印象が良くなります。

「こちらこそよろしくお願いします」はビジネスシーンでもよく使われる言葉ですが、使い方や使うシーンを間違えると相手から失礼だと思われることもあります。例えば、相手が社交辞令で言った言葉や、嫌みで言った言葉に対して「こちらこそ」を使ってしまう場合です。「こちらこそ」を使用する場合は、相手の気持ちや状況をしっかりとくみ取る必要があります。

出典: 商品を案内する女性社員｜無料の写真素材はフリー素材のぱくたそ

目上の人に対して「こちらこそよろしくお願いします」を使用する場合は、「こちらこそよろしくお願いします」の前に相手を立てる言葉を入れると丁寧な文章になります。例えば、「ありがとうございます」や「楽しみです」などの相手に対しての感謝の気持ちや嬉しい気持ちなどです。 また、相手の「よろしくお願いします」に対して、一度「とんでもございません」と謙遜してから、「こちらこそよろしくお願いします」と使うのもより相手への気持ちが伝わる言い方になります。