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「おかって」の意味と使い方・語源や由来・方言なのか

更新日:2024年07月18日

社会人常識

皆さんは「おかって」と言う言葉をご存知ですか。昔、おばあちゃんがいうのを聞いたことがある、テレビのドラマなどで見たことがあると言う人が多いのではないでしょうか。「おかって」は「お勝手」と書き台所の意味ですが、今ではあまり使われていません。なぜでしょうか。

「おかって」の意味と使い方は?

皆さんは、「おかって」と言う言葉をご存知ですか。昔、おばあちゃんが使うのを聞いたことがある、昭和っぽいテレビドラマで見たことがある程度で、実際に使ったことはない人が多いのではないでしょうか。「おかって」とは「お勝手」と書き台所、キッチンのことを言います。 今回は「おかって」の語源や由来、その意味についてや「おかって」は全国共通語なのか死語なのかなどについてご紹介します。

「おかって」の意味は?台所?キッチン?

「おかって」とは「お勝手」と書きます。最近はあまり聞かなくなりましたが、台所の意味で使われています。最近では台所よりキッチンと言われていることが多いのではないでしょうか。 アニメのサザエさんでは御用聞きの人がお勝手口から商品を届けるシーンがありますが、お勝手口とはキッチンについている玄関ではない出入り口です。玄関は主にお客様や家族が使う出入り口のことで、勝手口は出入り業者が使う「おかって」(台所・キッチン)への出入り口のことを言います。 このように「おかって」とはキッチンの意味で、昭和のころには普通に使われていましが、最近はマンションなどの集合住宅や家の構造上、裏口がない家も増え、あまり使われなくなってきました。

「おかって」の使い方は?

昭和のころには「おやつは、おかって(お勝手)に置いてあるから食べなさい」や「おかって口(お勝手口)に廻ってください」「おかってにいるので、ちょっと家に入って待っていてください」など普通に使われていました。 意味は「おやつはキッチンに置いてあるから食べなさい」「キッチンの出入り口に廻ってください」「キッチンにいるので、ちょっと家に入って待っていてください」となります。 昔は酒屋や八百屋などが自宅まで商品を届けてくれたり、家の前まで売りに来たりしました。その時に商品を届ける入口は玄関ではなく、裏のキッチンにある出入り口を使っていたのです。当時は専業主婦の存在や大家族の家庭が多かったことで、常に誰かが家にいたことにより、カギをかける習慣があまりなく、勝手口は出入り自由でした。

「おかって」は方言?全国共通語?

「おかって」と言う言葉がキッチンと言う意味で使われていたのはわかりましたが、あまり聞いたことがないので方言ではないかと考える人もいるでしょう。 「おかって」は方言なのでしょうか。全国共通語なのでしょうか。方言ならどこの言葉でしょう。 「おかって」と言う言葉の由来には諸説ありますが、その中の一つで江戸時代に「勝手方」と言う役職があり、この勝手方の仕事は政府や各藩の財政を担当し、この時代から財政について「台所が苦しい」と言うような表現が使われていました。そこから庶民も台所を「おかって」と呼ぶようになったと言われています。

このように「おかって」は全国共通語として日本中で使われていました。現代ではあまり使われなくなり、逆に近所のお年寄りや自分のおばあさんなどが使っているのを聞いて方言と考えている人が多いのでしょう。

「おかって」の語源・由来は?

「おかって」(お勝手)の由来はいくつかあります。なかなか興味深い由来なのでご紹介します。

弓道説

一般的に言われているのが「弓道説」です。弓道では右手を「勝手」左手を「押し手」と呼ぶことから、家の中で女性が自由に使える場所のキッチンを弓道の自由が利く右手にあてはめ「勝手」と呼ぶようになったと言う説です。

食べ物説

この説は食べ物を表す「糧」(かて)から来ていると言われています。武家社会では奥方のことを御台所(みだいどころ)と呼び、そこから食べ物を表す「糧」を「おかって」(お勝手)と呼ぶようになったと言う説です。

「勝手方」と言う役職説

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初回公開日:2017年11月13日

記載されている内容は2017年11月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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