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「疲弊」の意味と使い方・例文5コ・「疲労」との違い

更新日:2024年08月10日

言葉の意味・例文

疲れ切っている、疲れ果てているという意味で使われている「疲弊」ですが、日常で使われることは少なく、主に新聞や小説などに登場する言葉です。この「疲弊」はどのような意味を持ち、どのような場面で使うのかについて、例文を通して詳しくご解説していきます。

「疲弊」の意味

「疲弊する」という言葉を日常的に使う方はあまり多くありませんが、「疲弊」はどのような意味で、どのような場面で使う言葉なのかを詳しく解説します。 疲弊は「蓄積した疲労により心身共に疲れ果て、弱ってしまうこと。それにより何もしたくなくなること」を意味するのと同時に「経済的に困窮すること、経済的状況が悪化して活力がなくなること」という意味を持ちます。

「疲弊」の読み方

「疲弊」は「ひへい」と読みます。日常的に使われることは決して多くはない言葉ですが、書籍や経済ニュース、新聞などではよく用いられている言葉なので、正しい読み方を覚えておきましょう。 また、ビジネスにおいては使われる機会が多い言葉ではあるので、ビジネスパーソンとして正しく読み書きできるようにしましょう。

「罷弊」とも書く

疲弊を「罷弊」と書くこともあります。読み方は疲弊と同じく「ひへい」で、「罷れる」は訓読みで「つか(れる)」なので、読み方や意味は疲弊と同じと捉えて問題ありません。

「疲労」との違い

疲弊の類語として知られているのが「疲労」です。「疲労」は「ひろう」と読み、身体的または精神的活動を継続して行った結果、生体機能が低下した状態を指します。ある一定の休養をとると、それは軽減または消失します。

「疲弊」の使い方

疲弊の意味と読み方について詳しく解説をしてきましたが、ここでは疲弊の具体的な使い方について例文を挙げながら、さらに詳しく解説していきます。 なお、ビジネスシーンに限定せず、日常会話でも使える疲弊の例文もご紹介していきます。使う機会がないに越したことはない言葉ではありますが、語彙力アップとしてお役立てください。

「疲弊」の例文5個

「蓄積した疲労により心身共に疲れ果て弱ってしまうこと」「経済的状況が悪化して活力がなくなること」という意味や状況を相手に正しく伝え、理解してもらうための例文を5つご紹介していきます。 日常会話以外にもニュースや新聞、書籍などでも使われますので、しっかりと使い方を理解しましょう。

例文1「国力が疲弊する」

疲弊の使い方例文:国力が疲弊する この文章での「疲弊」は「経済的な状況悪化により財政に活力がなくなっている状況」のことで、経済の悪化により経済活動状況が鈍くなったり、活気がなくなったりすることを意味しています。 この場合では、「経済が」「財政が」「国力が」など異なる主語が用いられる場合が多くありますが、どれもが国や世界などの大きな経済状態について指しています。

例文2「疲れを感じると、人間の神経は疲弊していく」

疲弊の使い方:疲れを感じると、人間の神経は疲弊していく この文章での「疲弊」は「心身共に疲れ果て、弱ってしまう」ことを意味し、肉体的疲労よりも精神的疲労の意味合いが強い例文です。 疲れを感じる状況が続くと、人間は神経までも疲れ果て蝕まれていく状況を指していますが、肉体的疲労と異なり見た目だけでは理解が難しいので、疲れ度合いを正確に伝えられるようにしましょう。

例文3「人生に疲弊する」

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初回公開日:2017年11月21日

記載されている内容は2017年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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