タブレットに電話番号はつけれるのか・テレビ電話はできるのか

出典: Tablet and Note #3 - DesignersPics.com

iPadをはじめとして現在、パソコンよりも人気のあると言われているタブレット。スマートフォンよりも大きくてパソコンよりも持ち運びが簡単なため、カバンの中に忍ばせているサラリーマンや学生、読書家の方も多いことでしょう。 タブレットは基本的に操作方法もスマートフォンと変わりませんので、使用できるアプリなども共有できます。しかし、スマートフォンでは当たり前のように入っている電話アプリがタブレットには基本的には入っていません。 タブレットでは電話はできないのでしょうか。それとも何かの方法を用いればタブレットでも電話ができるようになるのでしょうか。今回はタブレットにも電話番号をつけることができるのか否か、そしてタブレットでも電話ができるのかどうかを解説していきます。

そもそもタブレットとスマートフォンの違いについて、明確に説明できる人はどれだけいるのでしょうか。タブレットとスマートフォンでは本体の大きさと、初期設定で電話ができる、できないの違いぐらいで、見た目以上に大きな違いはないようにも考えられます。 さらに最近ではスマートフォンの大型化が進んでいます。以前は4インチから大きくても5インチサイズのスマートフォンが主流でしたが、今や6インチサイズのスマートフォンも発売されています。 ファブレットと称されるほど巨大化したスマートフォンを目の前にすると、余計にタブレットとスマートフォンの違いがわかりにくいものとなります。 現状、タブレットとスマートフォンの違いは電話機能の有無で判断されているといっていいでしょう。もちろん、これだけで判断されているというのは間違いだ、という指摘もあると考えられますが、この違いがもっとも大きな違いであることは間違いありません。その他、細かなタブレットとスマートフォンの違いを以下で解説していきます。

タブレットとスマートフォンでは持ち運びに際し大きな違いがあります。スマートフォンは基本的に大きくてもどうにかポケットに入れ込んで持ち歩くことができますが、タブレットはさすがにポケットには入りきれません。 基本的にタブレットを持ち運ぶ際はバックなどの中に入れて持ち歩くことが前提となります。画面の大きさが同じくらいになってきたとはいえ、全体的な大きさではタブレットとスマートフォンでは大きな差があります。 重量も近年のタブレットは軽くなったとはいえ、スマートフォンと比べるともっとも軽量なモデルであっても、数百グラムの違いがあります。たった数百グラムでも長時間持ち歩く場合、特にタブレットの場合はバックなどが必須ですから、この重さは地味に負担が増します。 このように持ち運びの簡易性、気軽に外に持ち運べるか否かがタブレットとスマートフォンの違いといえるでしょう。

タブレットとスマートフォンの違いとしてよく挙げられるのがテキスト入力、つまり文字の入力のしやすさです。スマートフォンでももちろんテキスト入力は可能ですが、長文を打ち込んでいくとなると結構な労力を要します。 もちろん、タブレットでも長文を打ち込むのは大変ですし、その点ではやはりパソコンのほうが群を抜いて使用しやすいのは当然ですが、スマートフォンとタブレットでは明らかにテキスト入力ではタブレットの方がやりやすいです。 タブレットのみでテキスト入力をする際も、タブレットには画面上に視認性の良いキーボードが表示されます。スマートフォンもキーボードが表示されますが、これでそれなりの文を打ち込むのはなかなかのストレスです。 しかも最近は12インチクラスのタブレットも発売され、周辺機器としてタブレット専用のキーボードやマウスなども多く発売されています。 見た目や機能はそっくりの2つですが、タブレットはよりノートパソコンに近い存在となってきているといえるでしょう。

AUでタブレットを契約した場合ですが、セルラー版のタブレットで契約を行えば電話番号は取得できます。タブレットには種類が2種類存在しますが、一つが無線LANの存在する場所でしか使用できないwifiモデル。そしてタブレット自体に通信機能を持たせて、どこでもネット通信ができるセルラーモデルです。 基本的にこのセルラーモデルで契約を行えばタブレットにも電話番号は割り振られます。しかし後述しますが、電話番号があるからといってタブレットで普通に電話ができるわけではありませんので、そこは注意が必要です。

現在、Amazonで発売されている人気のタブレット、キンドルFIREですが、こちらには残念ながら通常の080や090といった電話番号はつけられません。 先ほど解説したように、タブレットに電話番号をつける場合、通信キャリアとの契約を行う必要があります。しかしキンドルFIREは通信キャリアと契約しようにも、キャリアと契約した際にデータ通信を行うために必要なSIMカードを収納できる場所がありません。 このSIMカードに電話番号の記録なども含まれていますので、このSIMカードを使用できないキンドルFIREには通常の電話暗号をつけることは不可能です。

先ほどのキンドルFIREとは違い、SIMを使用できるタブレットで通信キャリアからの購入ではなく、個人で購入するいわゆるSIMフリータブレット、こちらには電話番号をつけることができます。 SIMフリータブレットを購入した際は、任意の通信キャリアと契約することにより、タブレットに電話番号を取得させることが可能です。いわゆる3大キャリア、ドコモ、AU、ソフトバンク以外の大手キャリア以外でも、いわゆる格安スマホでおなじみのMVNOの業者に申し込んで安く電話番号を取得することができます。

ドコモの場合、AUと重複しますが、セルラーモデルのタブレットで契約を行うことでタブレットに電話番号を取得できます。 そしてこれはソフトバンクでも同様ですので、3大キャリアでタブレットを契約する場合にタブレットに電話番号を取得したい場合は、セルラーモデルのタブレットでキャリアと契約を行うことでタブレットに電話番号を取得させることができます。

wifiモデルのタブレットやキンドルFIREのようなタブレットには090や080などの通常の電話番号は取得できませんが、IP電話という050の番号であれば電話番号を取得できます。 この手法で電話番号を取得するには、まずは端末のOS、つまりiPadであればIOS、キンドルであればFIREOSといったそれぞれの端末でIP電話での番号を取得するためのアプリが使用できるかを確認する必要があります。 現状では両者とも何かしらのIP電話アプリを使用できるようにはなっていますので、そのアプリを入手して設定を行うことにより、SIMを使用せずとも電話番号を取得できるようになります。