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「理詰め」の意味|理詰めをする人の6つの特徴・付き合い方

更新日:2024年02月04日

コミュニケーション

「理詰め」という言葉を聞いたことがあるでしょう。「理詰め」とはどんな状態や事柄を指すのでしょうか。また、理詰めな人の特徴やその対策法、理詰めなゲームの紹介など、「理詰め」についてのいろいろをまとめましたので、ご参照ください。

理詰めの意味

「理詰め」という言葉は、時々耳にするでしょう。この「理詰め」とはどういった意味なのでしょうか。 「理詰め」とは、思考・議論などについて、論理や理屈で押し通すことです。使い方としては、「理詰めで追求する」や「理詰めで話す人」などのように使います。

論理・理屈とは

「論理」とは、考えや議論を行う際の筋道のことを言います。「論」と「理(ことわり)」は、どちらも物事の道理といった意味を持つ言葉です。 「理屈」とは、論理同様、物事の筋道を意味する言葉です。ここで少し注意が必要なのが「屈」には、折り曲がるといった意味を持つため、「理屈」は正しい物事の筋道だけを意味するだけではなく、こじつけの理由を意味することもあります。 文脈によって意味が変わるので気を付けましょう。

理詰めをすると嫌がられる

理詰めで話をすると話が難しく聞こえるため、頭がいいような印象を人から持たれます。しかし、話が難しく聞こえるため、何が言いたいかの主張がわかりにくくなり話が通じにくくなってしまいます。 そのため、聞いている相手にとっては話を聞くことが苦痛になり、話すことを嫌がられることもあります。 また、「理」を追求するあまり、相手への思いやりに欠け、相手に威圧感を与えることもあります。

理詰めをする人の特徴6つ

理詰めの話は確かに正しいことが多いです。しかし、話は話し手と受け手から成り立つ双方向のコミュニケーションですから、相手の反応を見ながら話をすることが大切です。 相手への思いやりに欠けるコミュニケーションは人間関係を悪化させる原因になってしまいます。 これから理詰めをする人の特徴を紹介します。自分が理詰めをする人になっていないか、周りに理詰めをする人がいないかチェックしてみましょう。

特徴1:白黒はっきりさせたがる

もの事を一方からしか見れないタイプに理詰めな人は多いです。曖昧なことが嫌いだったり、いろいろな側面からの微妙な問題などが嫌いで、とにかく白黒はっきりさせたいということです。 そのため、わかりやすい問題であれば、理路整然としてきちんと話をできても、複雑な人間関係なども含む問題になってくると、全く対処できなくなります。しかし、理論的な問題に関しては、自分の中の整理整頓ができているので、相手にはスムーズに伝えることができます。

特徴2:正論を振りかざす

理詰めな人というのは、まず正論をふりかざしたいという欲求のある人です。どんな事柄に対しても、正論=正義だと信じています。普通の会話をしていたり、世間一般のことを知っていれば、正論のみが正しく正義であるとは言い切れません。 正論は正義ではなく、人を傷つけることがあります。理路整然と正論を述べていると自負している人は、そういった傾向があるということを認識しましょう。

特徴3:相手より上に立とうとする

意外に理詰めで話す人というのは、自分の発言を正論だ正義だと思っている反面、実は自分の発言に自信がない場合が多いです。そして、自信がない分理詰めによって相手より上に立とうとします。 具体的な数値や専門用語を持ち出すタイプにこの傾向が強いです。本当に自信があるのであれば、理論的に数値や専門用語を出すのではなく、相手にわかりやすいように話すからです。 相手の態度の裏にあるものを理解すれば対処しやすいです。

特徴4:反論を恐れる

もの事を理詰めで話す人というのは、自分に対する反論を恐れています。理屈っぽく話したり、正論を言うことで反論されないように防御しているからです。誰もが正論を言われると何も言い返されなくなってしまいますので、そういった意味でも正論をふりかざします。 自分は正しいと自信をもっているのに反論をうけて戸惑っているということです。そういった理詰めの人に反論してみると、たやすく矛盾や弱点が出てくることがあります。

特徴5:相手の気持ちを汲む余裕がない

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初回公開日:2017年10月19日

記載されている内容は2017年10月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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