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「気立て」とは・「気立てがいい」の意味・器量との違い

更新日:2024年10月05日

言葉の意味・例文

「気立てのいい女性」という言い回しは、最近ではあまり耳にしなくなりましたが、耳障りの良い美しい言い回しです。「気立て」とは、どのような意味を持っていて、「気立てのいい女性」とは、どのような女性なのか、その特徴を詳しく紹介します。

「気立てがいい」は、理想の女性像を表した言い回しですが、これ以外にも、女性の状態、姿勢、生きた方、仕草、特徴を表した言い回しがあり、以下に紹介します。

1.番茶も出花

高価ではない粗末な番茶でも入れ立ては、美味しいということに例えて、どんな女性でも年頃になると美しくなるということわざです。これは、女性への褒め言葉ではないので、他人に使うと失礼になるので注意が必要です。

・使い方

「お宅の娘さん、最近きれいになりましたね」と、他人言われたら「そうですかね?番茶も出花ですからね!」と、身内を謙遜する意味で使います。

2.小股の切れ上がったいい女性

着物を着ていても、小股(膝から踝までの部分)が切れ上がってるように見える女性のことです。さらに、サバサバした性格で機転が効いて、頭の回転も速く、キリッとした、「粋」でかっこいい女性のことです。

3.良妻賢母

文字通り、夫に尽くす良き妻であり、子育ての上手な賢い母という女性の理想像です。共働きが当たり前の今の時代においては、少なからず古めかしい感じがする言葉です。しかし、「良妻賢母」は、専業主婦だけに対する理想像を言っているのではなく、共働きであっても、出来ることです。但し、本人の努力と「主夫」の協力があって実現できるものです。

4.内助の功

外部での夫の活躍を目立たない場所から、知恵と機転により、見守り、支える妻の功績のことです。初代土佐藩主、山内一豊(やまのうちかずとよ)の妻(千代)の献身ぶりが有名です。結婚時に父親から渡された持参金を夫には内緒で貯めておき、夫の重要な仕事の際に使ったという逸話です。

「気立て」と「器量」の違い

「器量」という言葉には、以下のように、女性に使う場合と、男性に使う場合とでは各々の意味合いが異なります。

「器量」の良い女性

「器量」とは、生まれ持った外見であり、「器量が良い」或いは「器量良し」と言えば、美人のことです。また、男性に対して「器量が良い」、「器量良し」とは言いません。 前述したように、「気立てがいい女性」とは、優しく、大らかな心を持っていて、心配りに長けていて、人の悪口は言わず、自己犠牲的で、人に尽くす、まさに理想の女性です。更に、「美人」という要素が加わると、まさに「スーパーウーマン」です。そのような女性を射止めるには、男性の側にも人一倍の努力が必要であり、「器量」の大きい事が重要です。

「器量」の大きい男性

男性に「器量」を使う場合は、その人の持つ人間の器、つまり能力、人間性、人徳のことです。これらは、社会の中で生きていく中、或いは家族を養うには必要不可欠なものです。 「器量」は、本人の努力次第で大きくすることができ、大きくした男性は、様々な能力、人間性、人徳を身に付け、良き指導者となることができます。これによって家族を人一倍幸せにすることが出来ます。

「気立てのいい」女性は、「器量」の大きい男性と幸せになれます!

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初回公開日:2017年09月29日

記載されている内容は2017年09月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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