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察してちゃんはなぜ嫌われるの?・察してちゃんの対処法

更新日:2023年11月21日

コミュニケーション

世の中には自分の意見をズバズバ言う人もいれば、なかなか自分の意見をハッキリ言うことができない人もいます。自分の意見を言わない人は相手に察してもらおうとします。いわゆる察してちゃん呼ばれる人です。察してちゃんの行動は、ときに周囲を困らせてしまいます。

察してちゃんが嫌われる理由

世の中には自分の意見をズバズバ言う人もいれば、なかなか自分の意見をハッキリ言うことができない人もいます。自分の意見を言わない人は相手に察してもらおうとします。いわゆる察してちゃん呼ばれる人です。 しかし、表情や態度だけで意思が伝わることはありません。なので、察してちゃんはなかなか意思が伝わらず不機嫌になってしまい、相手を困らせてしまうことが多々あります。

うざい

上記で述べた通り、察してちゃんは自分の意見を相手に伝えません。または、本音を相手に伝えません。よくある察してちゃんの行動に、機嫌が悪くなるということがあります。友人が心配して優しく「大丈夫?何かあった」と聞くと、「別に」とそっけなく返事が返ってきたりします。その返事の仕方は明らかに別に何もないわけがありません。 しかし、察してちゃんはそれ以上のヒントをくれないので、声をかけた優しい友人も対応のしようがありません。なので、しばらく、放置しておくとさらに機嫌が悪くなります。最終的には自分の機嫌が治るようなことが起こらずに拗ねてしまいます。 きっと優しい友人に機嫌が悪くなった理由を言えば、対応してくれたことでしょう。ですが、察してちゃんはその理由については話しません。理由については話しませんが、この状況を解決して欲しいと望んでいます。ハッキリ言って理由もわからないので、解決できるはずもありません。 さらには拗ねて場の空気を悪くまでするので、このような行動が繰り返されると、友人たちからうざいと思われて相手にされなくなってしまいます。

めんどくさい

察してちゃんと関わると、とにかく面倒なことが多いです。急に心配してください、声をかけてください、というオーラを出したりします。周囲からすると、またいつものことが始まったと放置されます。しかし、察してちゃんは自分の本音を言わない代わりに、相手に察してもらうために起こす行動に対しては忍耐力があります。 友人たちから放置されても、心配してくださいのオーラを出し続けます。相手にされなくても1日中ずっとオーラを出し続けることもあります。察してちゃんがあまりにオーラを出し続けるので、友人たちが折れて、仕方なく声をかけます。 察してちゃんは頑張って1日中オーラを出し続けて、やっと声をかけてもらえたので、気分が落ちている理由を言うかと思いきや、「大丈夫。ありがとう」と返します。そして、まだ心配してくださいオーラを出します。一体どうして欲しいのか友人たち理解に苦しみますが、考えることすら面倒になってきます。

疲れる

上記で述べた通り、察してちゃんは変な部分で忍耐力があります。まともに相手をしていると、こちらの方が先に疲れてしまいます。察してちゃんが何かしらのオーラを出しているときは場の空気が悪くなったりするので、友人たちも早く機嫌を治してもらってスッキリしようとするのですが、解決方法がわからないので、いろいろ話しかけてみたり、飲み物を買ってきたりなどしてみます。 しかし、察してちゃんのクイズはヒントどころか、問題すら教えられていないので正解を引き当てることは難しいです。友人たちはいろいろやってみた結果、答えに到達できずに疲れだけが残ってしまいます。

怒る

察してちゃんは不機嫌になってから、その機嫌が治らないと拗ねてしまいます。これはまだ周囲に迷惑をかけないので良いのですが、中には「なぜ、みんなわかってくれないの?」、「言わなくてもわかるでしょ?」などと言って、怒り出す人もいます。 また、彼氏が飲み物を買いに行くときに「何でも良い」と言っていたのに、いざ彼氏が飲み物を買って戻ってくると「この飲み物の気分じゃない」と怒ったりすることも察してちゃんの部類に入ります。言わずとも察して欲しいという気持ちもわかりますが、やはり言葉で伝えないと無理があります。

気が利かない

これは恋人関係や夫婦にありがちパターンですが、よく、奥さんにこれやっといて、あれやっといて、と頼まれごとをするときがあります。彼氏や旦那さんは言われた通りにするのですが、頼まれごとを済ませると、「こんなやり方ではダメ」、「言われなくても、これもやっといてよ」などと酷く注意を受けることがあります。 これはよく聞く話しです。しかし、この話しで気が利いていないのは、本当に彼氏、旦那さんの方でしょうか?たしかに、頼まれたことに対して不十分であったり、気が付いていない点はあったかもしれませんが、それは頼み事をする側が注意点として先に伝えておくべきことです。 つまり、頼み事をした側の彼女や奥さんは内容を少ししか伝えていなくて、あとは察してくれる、と考えているのです。これも察してちゃんの部類に入ります。

卑怯

察してちゃんの不機嫌になったり、心配して声をかけてもらったりすることは実は卑怯な手口と捉える人もいます。不機嫌になれば、周囲の人はその察してちゃんに機嫌を治してもらおうと行動します。 察してちゃんは機嫌が悪い理由を周囲には言いません。なので、いろいろな対応が察してちゃんには取られます。その対応が正解であれば、察してちゃんは喜んで受け入れます。しかし、対応が間違っていれば、相手を突き放したり、場合によっては罵ったりすることもできます。さらに、対応がなく、放置された場合には察してくれないと怒ることができます。 対応の正解、不正解に関わらず、察してちゃん自身は負い目を感じる場面がないのです。正解が出れば嬉しいだけです。不正解でも察してちゃんは何もお願いはしていないので、あくまでも相手が勝手にやったことです。放置されれば、相手を怒ることで罪悪感を与えることができます。どのように転んでも察してちゃんは損をしません。なので、察してちゃんを卑怯と言う人もいます。

寂しがり屋

察してちゃんは基本的に人にかまって欲しいと思っています。常に誰かが自分のことを意識してくれていないと落ち着かないのです。なので、人の気を引くために落ち込んだりしている姿をあえて人に見せるようにします。中には、人の気を引くために落ち込んだようなふりをしている人もいます。

察してちゃんの対処法

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初回公開日:2017年09月23日

記載されている内容は2017年09月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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