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男性の服装マナー結婚式にボタンダウンはあり?・着用時のマナー

更新日:2024年10月03日

社会人常識

「ボタンダウンシャツ」はカジュアルなワイシャツで、さまざまなシーンで着用できます。「ボタンダウンシャツ」とは襟元にボタンがついているワイシャツのことです。この記事では「ボタンダウンシャツ」の正しい着用マナーや場所別に「有り」か「無し」かを細かくご紹介します。

男性の服装マナー/結婚式にボタンダウンシャツはありか?

大切な方から結婚式のご招待を受け、結婚式にはじめて出席する場合は、特に服装に悩みます。また初めてではなくても、頻繁に参加機会があるわけではありませんから、疑問を持たれる方も多いはずです。 結婚式には「ボタンダウンシャツ」を着てもいいのだろうか。どんなスーツを着たらいいのだろうか。無難にしたいが、無難ってどういう服装か分からない。お洒落はしてはいけないのだろうか。ジャケットやネクタイはどうしたらいいのだろうか、と考えられると思います。 そんな悩める男性ゲストのみなさんに、結婚式の男性の服装のマナー、「ボタンダウンシャツ」がこの場面では有りなのか無しなのか、ネクタイに「ボタンダウンシャツ」はどう着こなすのか、などの細かい部分までご紹介します。また、新郎新婦との関係による服装マナー、会場別の服装マナーについてもご紹介していきます。

ボタンダウンシャツはどんなワイシャツ?

「ボタンダウンシャツ」とは、襟とシャツを小さなボタンで留めることができるようになっているワイシャツのことです。襟元がとても特徴的です。最近は、クールビズの影響でノーネクタイに似合うワイシャツとして「ボタンダウンシャツ」をビジネスシーンでよく見かけるようになりました。 「ボタンダウンシャツ」は1900年頃にアメリカで生まれました。その当時は「ポロカラーシャツ」という商品名で、紳士服メーカーのブルックスブラザーズという会社から販売されていました。「ボロ」とは、イギリスのポロ競技(馬に乗りチームで戦う球技スポーツ)のことで、当時のポロ競技用のユニフォームは襟が大きく、風にあおられて顔に襟が当たり競技の邪魔になったため襟にボタンがついていたのです。 それを見たブルックスブラザーズ社は「ボタンダウンシャツ」を思いついたそうです。そして、この実用的な「ボタンダウンシャツ」が日本に伝わってきたのは1950年代ごろだと言われています。

ボタンダウンシャツを親族の結婚式に着用していい?

結婚式に親族として出席する場合に、「ボタンダウンシャツ」の着用はマナー違反です。「ボタンダウンシャツ」は上で紹介した通り、スポーティでカジュアルな印象を与えるワイシャツのため、結婚式の場には不向きです。 さらに、親族は結婚式で招待客を迎える立場として参加するため、一般の友人のゲストたちとは異なり、結婚式の服装も礼服(モーニング・タキシード、黒ネクタイ)や略礼服(濃い黒色スーツ、白・シルバーネクタイ)といった、一般のゲストよりフォーマルな装いをすることが基本です。

ボタンダウンシャツを友人の結婚式に着用していい?

結婚式に友人として出席する場合に、「ボタンダウンシャツ」の着用はマナー違反です。「ボタンダウンシャツ」は上で紹介した通り、スポーティでカジュアルな印象を与えるワイシャツのため、フォーマルな場の結婚式には着用しないようにしましょう。

ボタンダウンシャツを披露宴に着用していい?

結婚式の披露宴に出席する場合に、「ボタンダウンシャツ」の着用はマナー違反です。「ボタンダウンシャツ」は上で紹介した通り、スポーティでカジュアルな印象を与えるワイシャツのため、披露宴の場には着用しないようにしましょう。

ボタンダウンシャツを結婚式の二次会に着用していい?

結婚式の二次会に出席する場合に、「ボタンダウンシャツ」の着用はマナー的に問題ありません。結婚式の二次会や披露パーティーのようなカジュアルな場は、「ボタンダウンシャツ」を着用してよい場所です。 「ボタンダウンシャツ」をおしゃれに着こなして、新郎新婦をお祝いしましょう。

ボタンダウンシャツを着用する場合のマナーは?

ボタンダウンシャツの襟元のマナーは?

「ボタンダウンシャツ」を着用するときに襟元のボタンを外してしまうことは、マナー違反です。ネクタイを締めて着用するときも、ノーネクタイで着用するときも襟元のボタンは留めたままで着用しましょう。 「ボタンダウンシャツ」のボタンは締めていることでワイシャツの襟元の形がスマートで美しく、そしておしゃれに見えるものです。せっかくの「ボタンダウンシャツ」の魅力を無くさないようにしましょう。

スーツにボタンダウンシャツを着用していい?

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初回公開日:2017年09月13日

記載されている内容は2017年09月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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