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うな重とうな丼の違い・せいろ蒸し・ひつまぶしとの違い

更新日:2024年01月14日

社会人常識

土用の丑の日が来ればズラリとスーパーに並ぶうなぎを誰しも目にしたことがあるでしょう。はたまたうな丼やうな重を売りに行列のできるお店を目にすることも少なくありません。今回は『うな重とうな丼』をテーマにそれぞれの違いをご紹介します。

うな重とうな丼の違い

夏バテ効果として、土用の丑の日にも好んで食べられるウナギですが、時期になると大勢の人がウナギを買いに、またはウナギを食べに長い列を作ります。一般的にウナギはかば焼きにしてうな重やうな丼として食べられることが多く、お店でも同様のメニューが並んでいます。 うな重もうな丼もどちらもかば焼きが乗っており味に違いはなさそうですが、なぜうな丼の方が安いのか、なぜ2種類あるのか疑問に思ったことはないでしょうか。家で作るならどちらでも構いませんが、お店で食べるとき2種類あったらどっちを食べればいいのか考えものです。 今回はそんな『うな重とうな丼の違い』をご紹介します。また、合わせてウナギのかば焼きを使って食べられる『ひつまぶし』についても詳しく説明したいと思います。

うな重とうな丼には3つの違いがあった!

それでは、早速うな重とうな丼の違いについてご紹介しましょう。うな重しかないお店、またはうな丼しかないお店であれば頼むものは一つですが、うな重もうな丼もあるなら、どちらがどうなのか知っておくことで、どちらを選択するかすぐに決めることが出来るでしょう。

①器の違い

うな重とうな丼の違いは、第一に器の違いがあります。名称に入っているように『重箱』であるか『丼』であるかの違いです。これは見た目にも分かるので誰しもが気づくでしょう。

②うなぎの質や部位など量の違い

うな重とうな丼の違いとして第二に挙げられるのはうなぎの量や質にあります。まずうな重の方が値段が高いだけあってうなぎの量が多く入っています。見た目には変わらなくても、ご飯とご飯の間にもうなぎが隠れていたりとどこかしら量に違いがあるものです。 そして次に注目したいのがうなぎの質です。うな重は身が厚くふっくらとした胴体部分が使われており、対してうな丼は身が薄く、骨が多い端に近い部分を多く使われていることが多いのです。このように、うな重とうな丼は器の違いだけでなく、部位や質、そしてウナギの量に大きな違いがあることが分かります。 うな丼よりもうな重が高いのは、そういう理由があったのです。

③吸い物があるかないか

第三に挙げられるうな重とうな丼の違いは『サービスの質』にもあります。例えばうな重にはお吸い物やお漬物など付いてくることがほとんどで、逆にうな丼は単体で出されることが多いのです。 うな重とうな丼を並べると、同じうなぎが乗っているはずなのに、どうしてかうな重の方が豪華に見えてしまいます。それは乗っているウナギの差、そして付属しているものの差にあると言えるでしょう。 こういったことから、うな重とうな丼の両方を出すお店は、どちらも同じ内容にするのではなく、しっかりと差別化を図っていることがわかります。

うな丼とうな重の比較

うな重とうな丼の違いが分かったところで、両者を明確に比較してみましょう。そして本当のうな重とは何なのか、その真相に迫りたいと思います。

価格はどっちが高い?

うな重とうな丼を比較すると、うな重の方がうなぎの質や量が多く、お吸い物やお漬物が付属することが多いことが分かりました。このことから、うな重の方が値段設定は高く、うな丼の方が安く設定されているのです。

本当のうな重って?

うな重と言うのは重箱に入っているからうな重だと思いがちですが、実はそうではなく本来の意味があるのをご存知でしょうか。うな重に使われている『重』という字は、その字の通り重ねるという意味を持っています。 現代において、うな重は重箱に入れたお米にかば焼きが乗っているもの、という解釈がされますが、元は『ご飯とうなぎを交互に重ねて最後にもかば焼きを乗せる』というとても豪華な食べ物だったのです。 今でこそ、かば焼きが乗っているだけのうな重が広まっていますが、本来の『うな重』の姿も忘れずにいたいものです。

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初回公開日:2017年09月13日

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