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日本の妖怪の種類・外国の妖怪との違い・妖怪と幽霊との違い

更新日:2024年11月23日

社会人常識

みなさんは妖怪をどう思いますか。「そんなのいるはずがない」だけでは面白くありません。この記事は妖怪について考え、色々な種類別に紹介しています。サブカルチャーがの今、妖怪の種類やキャラクターのことを少し勉強してみましょう。

妖怪とは?

みなさんは妖怪というものに興味はありませんか。実際に出会うことはないのですから、興味がなくても社会人として何も恥ずかしいことではありません。 しかし、妖怪のことを知っていれば、その話で人を少しでも楽しませたり怖がらせたりと、雑学が増えることは間違いありません。ときには雑学とバカにできないほど、人々の生活に密接にかかわりあっている場合もあるのです。 妖怪という存在は、日本の文化でもあるのです。妖怪は、漫画やアニメ、ゲームのキャラクターなどのサブカルチャーにも確かな存在感を見せています。おなじ妖怪でも、基本的な所は似ていても違った姿で描かれていることがたくさんあります。 それは実際に見たことのある人がいないので、想像で描くしかないからです。妖怪は、人間の頭の中にしか存在しません。そのため、想像力の大きい人ほど妖怪のことを興味深く感じるのではないでしょうか。それでは、妖怪とはいったいどんな存在なのでしょうか。

妖怪(ようかい)は、日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、あるいはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な存在のこと。妖(あやかし)または物の怪(もののけ)、魔物(まもの)とも呼ばれる。

妖怪の種類

妖怪にはいったいどれほどの種類があるのでしょうか。それを数え始めても、一向にきりがないことに気づきます。すべての人が覚えている妖怪を全部合わせても、また新しい妖怪が次々と考えられて生まれ続けているからです。小さい頃にいたずらで描いて作った妖怪などは置いておいて、みんなが知っているようなメジャーな妖怪をいくつか選んで紹介します。

鬼はあまりにもメジャーすぎて、一つの妖怪の種類を指すだけではなく「恐ろしいもの」や「強いもの」、「悪いもの」などを表現するときの代名詞に使われることもあります。 鬼は昔話などにもよく出てきて、悪さをして人を苦しめて、結局最後には退治されて人々にハッピーエンドを感じさせる存在でもあります。 見た目は、頭に一本か二本のつのと牙を生やし、虎のパンツを履いて手には金棒を持って振り回しているというイメージでしょうか。肌の色は、異色さを表現するためなのか原色が多いような気がします。酒呑童子や茨木童子といったものが、鬼の中では有名です。

狐の妖怪、というよりも神様の使いとして神社などでよく見かけるのが、お稲荷様です。京都にある外国人観光客にもの伏見稲荷大社が、日本中の神社の総本社になります。お稲荷様は狐の神様というイメージがありますが、 狐はあくまで神様の使いでありお稲荷様が狐の姿をしているわけではないのです。 神社の前に狛犬の代わりに祭られていて、宝玉をくわえている姿をよく見ることでしょう。お稲荷様は神社だけに限らず、仏教や他の信仰の対象としても見かけられます。 他に狐の妖怪と言えば、人に憑りついたり精神状態をおかしくしてしまう野狐(やこ)という野生の狐の妖怪などもいます。

天狗

天狗は山奥に住み風を自由に操ることができる妖怪であり、神様としてもとらえられています。手に持っている羽根扇子を使って突風を起こしたり土砂崩れを起こして人に迷惑をかける一方で、不思議な力を人に授けたりする山の神です。その不思議な神通力を手に入れようと、山に入って修行をする僧侶もいるのです。 天狗の種類の中でも、より強力な能力を持った天狗を大天狗といい、仙人や神様のように扱われています。大天狗の中には、京都市左京区の鞍馬山(くらまやま)に住む鞍馬天狗という天狗が、あの牛若丸に剣術を教えたという話でも有名です。

オロチ(大蛇)

オロチというのは巨大な蛇のことをいう言葉ですが、ここではヤマタノオロチ(八岐大蛇)という妖怪の略称として取り上げました。 ヤマタノオロチは日本神話にも登場する大蛇の妖怪ですが、どちらかというとドラゴンのほうが近い存在でしょう。物語的にも大変面白く、スサノオノミコトによって討伐されてしまうのですが、今でもその存在はゲームなどでもよく目にするほどです。 八つの頭と八つの尾を持ち巨大な姿をしているのですが、酔っている間にすべての頭をスサノオに切り落とされてしまうのです。この時ヤマタノオロチの死骸から取り出された剣が、アメノムラクモ(天叢雲剣)という剣だと知られています。 ヤマタノオロチには人間との間に子供がいて、それがあの酒呑童子(しゅてんどうじ)だということです。聞いたことがある名前が続々と出てきますが、そういった物語の奥深さが今でも語り継がれている理由です。

九尾

九尾(きゅうび)というのは、しっぽが九つに分かれている狐の妖怪のことです。狐は生きている年数によってしっぽの数が増えていくと伝えられ、九つの尾を持つ狐ともなると万年単位の時を生きていることになります。 九尾の狐というのはその能力も凄まじいものがあり、吉兆を呼ぶ神獣としてあがめられる場合もあれば、人を惑わす妖怪として恐れられる場合もあります。 漫画でもゲームでもよく目にするキャラクターですが、神獣にしても妖怪にしてもそのレベルの高さからボスクラスの扱いを受ける存在なのです。普段はおとなしくて静かな雰囲気のキャラクターが、怒って変身したときにものすごい能力を発揮するというのが九尾の使われ方のようです。

女の妖怪の種類には、雪女、ろくろ首、二口女、山姥(やまんば)など、昔話などでもよく耳にするメジャーな妖怪たちがたくさんいます。近代になって都市伝説などに登場するものも含めると、ターボばあちゃん、口裂け女、トイレの花子さんなどもその仲間の種類に入ります。 女の妖怪の種類は、物理的に怖いというよりも復讐や執念、怨念といった心理的な怖さが目立ちます。昔のものもそうですが、特に都市伝説などで生まれてきた妖怪たちは「ここにこういう人がいたら怖いな」とか「こういったことをされたら怖い」という、人の恐怖心の中から生まれてきたのです。

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初回公開日:2017年09月15日

記載されている内容は2017年09月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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