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更新日:2024年10月03日
最近、音楽の話題で耳にする「ハイレゾ」。中には、ハイレゾと通常の音源との違いがわからず戸惑っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、ハイレゾの意味や仕組み、他の音源との違いや楽しみ方を紹介します。一味違った高音質を楽しみたい方はぜひ御覧ください。
目次
実は、ハイレゾをうたっているものの中にも、「低音質な音源があるのでは?」という指摘があります。というのも、もともとの録音の音質自体が低ければ、それをハイレゾ形式でデータ化したところで、高音質にはならないからです。 現在、ハイレゾとして配信されているデータには、「録音からマスタリング(配布用の原盤作成)まですべてハイレゾで行っているもの」と、「ハイレゾではない録音をリマスターし、ハイレゾでマスタリングしたもの」があります。 現在、ハイレゾで配信されている音楽の中にはクラシック音楽が多いですが、例えば1950年から80年代の演奏などはCDも普及していない時代のため、LPレコード用に録音されています。これらは、もともとハイレゾで録音されたわけではない音を、リマスターでスペックアップしてハイレゾと称しているケースと言えます。
もともとの録音がハイレゾではなく、後からリマスターした音源であっても、きちんと高音質を楽しめるものもあります。ただし一方で、ハイレゾ形式になっているだけで音質がCDなどと違いがないものもあります。 現状では、本物のハイレゾとニセレゾを見分けることは難しく、きちんとハイレゾが再生できる環境で試聴して納得して購入する以外に方法はありません。とはいえ、ハイレゾ音源と非ハイレゾ音源では金額に違いがあるため、きちんとした高音質のハイレゾを間違いなく選びたいものです。 確実に言えるのは、2000年以前にはハイレゾでの録音は不可能なため、「録音日が2000年以前であれば確実にリマスター」と言えます。録音から完全にハイレゾな音源を入手したい場合、最近録音したばかりのものやDSD形式で配信されているもの、「2xhd」のようにハイレゾ専門レーベルから出されているものから探し出すのがおすすめです。
また、「音源がハイレゾ形式でもデバイスやヘッドホンなどがハイレゾに対応していなければ高音質で再生されない」という点にも注意が必要です。せっかく通常音源よりも高額なハイレゾ音源を購入したのなら、きちんと高音質で再生できる環境を整えましょう。
ハイレゾ音源を楽しむためのデバイスとして、ポータブルオーディオプレイヤーがあります。ハイレゾに対応したプレーヤーが増えており、ハイレゾ対応のヘッドホンやイヤホンを接続することでハイレゾを楽しむことができます。
ハイレゾ対応のオーディオプレイヤーとして人気のあるのが、SONYの「NW-ZX100」です。高音質を追求してきたSONYが独自技術を投入して作り出したプレイヤーです。ハイレゾではないCDやMP3などの音源もハイレゾ音質にアップする「DSEE HX」という機能も搭載されています。ハイレゾの連続再生時間は45時間あり、音質だけでなくユーザーの使いやすさも重視された製品です。
2014年以降、ハイレゾ音源が再生可能なスマホが増えてきています。「ハイレゾ音質も楽しみつつ、スマホとしての機能も欲しい」という方にとってはとても魅力的な選択肢です。
ハイレゾ音源が再生可能なスマホの中でも異色のスマホとして注目されているのが、ONKYOのGRANBEATです。通常のスマホに高音質がプラスされたというよりも、「スマホの機能を持つ高音質プレイヤー」というのにふさわしい高音質であると評価されています。「音質でスマホを選ぶ」という方は少数派かもしれませんが、もし音質にこだわるのなら、最初に名前が挙がるべきスマホです。
記載されている内容は2017年09月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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