長野の方言・かわいい方言一覧｜ずく/ずら/だ/なから/ねた/したっけ

「かんじる」とは「寒じる」のことで、「寒さが身にしみる」「全身が寒さでかじかむ」の意味を持つ方言です。手がかじかむなど、からだの一部分がかじかむ時には使いません。全身が寒い時にだけ使われます。

「疲れた」の意味で使われる方言ですが、「けだるい」、「めんどくさい」の意味にも使われます。慢性的な疲れの時も「ごしたい」と言います。疲れがひどい時には「えらいごしたい」になります。口語だと「えれぇごしてぇ」です。ちなみに息が切れるような疲れの時には「てきない」と言います。

「飛ぶ」は長野では「走る」のことです。「飛んでいく」は「走っていく」の意味です。「飛べ」と言われたら、長野では「走れ」と言われたことになります。「すぐ飛んでこい」は「すぐ走ってこい」という意味です。かけっこのことを「とびっこ」「とびっくら」とも言います。

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・「ら～？」 「でしょ？」と疑問や同意を示す時に、語尾に「ら～？」をつけます。「〇〇するら～？（〇〇するでしょ？）」「言うら～？（言うでしょ？）」といった感じになります。 ・「～かや」 「明日中にできるかや～（明日中にできるかなあ）」のように、「～かなぁ」の意味で使います。さらに強い感じになると「明日中にできるかいや～（明日中にできるかなあ、いやできない）」となります。 ・「だに」 「納豆はからだにいいんだに」のように「ですよ」の意味で使います。「何してたの？」と聞きたい時は、「何してただ？」です。疑問形は語尾が「～だ？」になります。 ・「ず」 打消しの意味ではなく、長野では強い肯定の意味で使います。「買い物に行かず」は「買い物へ行こう」と強く誘う言い方です。「今日こそは掃除やらず」は「今日こそは掃除やろう」と強く言っている感じです。 その他にも語尾につく方言として、「～ずら」「～だら」「～に」「だに」「に」「な」などがあります。

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長野の方言では「あげる」のことを「くれる」と言います。「お花に水をあげてくれた？」と言いたいなら「お花に水くれてた？」です。「ウサギのエサやり当番」は「ウサギのエサくれ当番」です。他県民ならごはんを食べた後に「ごちそうさま」と言うところを、長野では「いただきました」と言います。 「あくされる」はふざけるの意味です。「お前、あくされるなよ」は「お前、ふざけるなよ」という意味です。「えーかん」は「たくさん」という意味の方言です。「えーかん買ってきたよ」はえーかんという商品を買ってきたという意味ではなく、長野では「たくさん買ってきたよ」という意味になります。 「ときに」は「とりあえず」という意味です。「ときにいいじゃない」は「とりあえずいいんじゃない」という意味になります。「りんごがボケる」とは、旬を過ぎて、食感が悪くなったりんごの状態のことです。 りんごの産地、長野ならではの方言です。その他にもまだまだあります。「あんじゃねーわ」は「大丈夫だ」、「ぶちゃる」は「捨てる」、「べちゃ」は「お風呂」などです。

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「半袖」「座布団」「さくらんぼ」などは、標準語では語尾が上がりますが、長野では語尾が下がります。「半ズボン」「からあげ」も語頭が高くなります。「服」は「フ」にアクセントがきます。「人口」は「ジ」、「条件」は「ジョ」にアクセントです。長野では、おおむね語頭が高くなる傾向にあります。

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長野には「～するしない？」という不思議な言い回しの方言があります。「～するよね？」と同意を求める時に使ったり、「～しない？」「～しませんか？」と何かを誘う時に、長野では「～するしない？」と言います。 「今日、遊びに行かない？」でしたら「今日、遊びいくしない？」です。「あの先生、いつもあれやってない？」なら「あの先生、いつもあれするしない？」です。 「休み時間にサッカーするしない？」「明日カラオケ行くしない？」などと言います。若者が使う、比較的新しい方言です。年配の人はあまり使いません。

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