神奈川の方言・かわいい方言一覧｜だべ/じゃん/かたす/したっけ

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33の市町村からなる神奈川県。横浜・川崎・相模原と政令指定都市が3市ある都道府県は、全国でも神奈川県だけです。そんな関東主要都市で都会的なイメージも強い神奈川県ですが、実は方言があるのをご存知ですか。 神奈川県の言葉は、山梨・栃木・群馬・千葉・埼玉・東京・などの言葉と共に、西関東方言とも呼べれています。そして神奈川県内でまとまった方言があるのではなく、横浜弁・川崎弁・秦野弁・湘南弁・平塚弁・藤沢弁・三崎弁・横須賀弁・小田原弁・西湖弁などの多数存在する方言を総称して神奈川方言といいます。 しかしながら、文法などに大きな違いがないために、神奈川県民も就職や進学等で県外に出て初めて方言を意識することが多いといいます。今回は、そんな神奈川県の方言についてまとめてみました。日常的な会話の例も取り混ぜて紹介します。

「○○するよね～」や「そうでしょう」というの意味で、問いかけたり確認したりするときに使われる神奈川の方言です。 例えば友達同士の会話のイメージでは、「明日花火大へ行くだべ？」「うん。浴衣着て行くだべ」のように使用します。ちなみに標準語だと「明日花火大会行く？」「うん。浴衣着て行くでしょ」となります。 また、「だべ～」や「べ～」と語尾をのばす場合は、「○○するぞ～」や「○○しよう」のような行動を表す意味で使います。 例えば、「今から映画行くだべ～」や、「一緒に野球するべ～」というように何か行動をするときに呼びかける言葉の表現として使います。標準語だと「今から映画行くぞ～」「一緒に野球しよう」となります。

代表的な神奈川の方言に「じゃん」があります。この「じゃん」は特に決まった意味はなく、ただ単に文末につきます。 例えば、「昨日のカミナリ凄かったじゃん？」「うん、どこかに落ちるんじゃないかと思ったじゃんね～」など「じゃん」の後に「ね」や「か」をつけたりすることも特徴的です。 「もう会えないかと思ったじゃんか～」や「遅いじゃんか」、「ダメじゃんね」「ダメじゃないじゃん」など、「神奈川といえばじゃんじゃんと言うよね」と言われるほど認知度が高い方言です。

かたす（かたし）＝片づけるの意味で使われている方言です。 例えば、「洗濯物を片付ける」は「洗濯物をかたす」となり、親が子供によく言い聞かせる言葉「部屋を片付けておきなさい」が神奈川の方言だと、「部屋をかたしときなさい」となります。

したっけは主に動詞につなげて使う言葉で、○○だから・○○したら、の意味になります。 会話の中では、「したっけさ～急に相手が笑って、ビックリした～」（そしたらさ～急に相手が笑って、）や「したっけどうしたの？」（それからどうしたの？）のように使われています。

列などに割り込んで入って来ることを「横入り（よこはいり）」と言います。 例えば、レジに並んでいるときに「横入りされた」と使います。神奈川県民は「割り込まれた」とはあまり言わないようです。

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こちら側のことを「こっちかし」と言います。 例えば、「この鏡どこ置く？」と聞かれたとき、「こっちかしが良い」（こっち側が良い）などと使います。また「側」が「かし」となることもあり「あっちかしが良い」などと使ったりもします。

一人称の「私」を「うち」と言います。 これは女性限定です。