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間違いも多い「ご指摘」の意味と例文5つ・使う際のポイント3つ

更新日:2024年08月02日

言葉の意味・例文

「ご指摘」の言葉は、ビジネスシーンでは使用頻度の高い言葉です。しかし、使うシーンでは注意も必要な言葉です。ここでは「ご指摘」の意味や使い方、例文や心構えなどを解説します。ビジネスパーソンとして、大切なシーンで正しい言葉で気持ちをしっかり伝えましょう。

相手から意見やアドバイスが欲しい時に使います。例えば資料を作成したとして、目上の人にチェックしてもらう場合などに謙譲的な意味合いを込めて使います。時には目上の方に対し、特に注意をして目を通してほしい時にも使える一文でもあります。 例文は以下のとおりです。 「作成した資料を添付しましたので、不足点などございましたらご指摘お願いします」 「日程やその他の誤りがございましたらご指摘お願いします」

「ご指摘」を使う際のポイント

ビジネスシーンでは、「ご指摘」を受け入れるだけでなく、相手のご指摘に対して意見や提案を言わなければいけないこともあります。ネガティブな内容のご指摘だった時には、つい冷静ではいられないこともあるでしょう。 では「ご指摘」を使う際はどうすれば良いでしょうか。「ご指摘」を実際に使う際のポイントを3つご紹介します。それぞれ詳しく見ていきましょう。

ポイント1:イライラしない

特に顔に出るタイプの人は気をつけましょう。実際に痛烈な「ご指摘」を受けたとき、頭ではわかっていても、こちらもロボットではないので、ついイライラしてしまうこともあるでしょう。ですが、そのイライラを相手にぶつけたら余計に逆効果を生んでしまいます。 そういう時は一歩引いて、本来の目的を思い出すことです。ビジネスを円滑に進めたいのであれば、自分を俯瞰して見れるようになり、どこかで冷静さを保てるはずです。

ポイント2:落ち着いてご指摘を受け入れる

相手に壁をつくって「ご指摘」を跳ね返すのではなく、クッションをおいて一度受け止めましょう。一度気持ちを落ち着かせる時間も必要です。相手も良かれと考え「指摘」をしています。そこで冷静さを失っては良い方向へ舵を切れません。 まず、間をとり、呼吸を整えるようにしましょう。そしてあまり主観的になりすぎないことです。時には客観的に捉えることで、違った方向から見える風景もあります。

ポイント3:ご指摘への反論は丁寧に

「ご指摘」に意見などを返す時で、「指摘」の言葉が強めに受け止められる可能性がある時には、言い換えをしましょう。上手く疑問形を活用すると、文面全体が柔らかくなります。 ・確かに、おっしゃるとおりです。しかしながら、Bのような考え方もあるのではないでしょうか。 ・①については、私も同感です。ただ、②については以下のように考えますが、いかがでしょうか。

ここまでご指摘の意味や例文などを紹介してきましたが、もっと敬語をマスターしたいと感じた方には「敬語の使い方が面白いほど身につく本」がおすすめです。 初心者向けの敬語の紹介本で、新社会人や敬語苦手意識のある人には特にタメになります。元NHKアナウンサーだからこそできる敬語の解説はとても勉強になります。満足できる一冊です。

「ご指摘」の類語

「ご指摘」の類語は、指摘の内容で違います。内容が仕事の仕方や段取り、指導などの教えならば、「ご教示」「ご教授」「ご鞭撻」「ご指導」「ご指南」「アドバイス」などがあります。 苦情・改善要求などの場合には、「ご意見 」「ご要望」「お声」「クレーム」「コンプレイン」などになります。

「ご指導」の意味

「ご指導(ごしどう)」は、「ご」+「指導」でなる丁寧表現です。意味は、あらかじめ意図された方向になるように導くことです。ただ指し示す「ご指摘」との違いは、「ご指導」はある方向に向かっていることです。

「ご教示」の意味

「ご教示(ごきょうじ)」は、これも「ご」+「教示」からできている丁寧語です。意味は、自分が持つ知識を教え、示すことです。「ご指摘」や「ご指導」は教えでしたが、教示は何かをするための方法など、ヒントになるより具体性をもった教えです。

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初回公開日:2017年08月02日

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