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間違いも多い「ご指摘」の意味と例文5つ・使う際のポイント3つ

更新日:2024年02月16日

言葉の意味・例文

「ご指摘」の言葉は、ビジネスシーンでは使用頻度の高い言葉です。しかし、使うシーンでは注意も必要な言葉です。ここでは「ご指摘」の意味や使い方、例文や心構えなどを解説します。ビジネスパーソンとして、大切なシーンで正しい言葉で気持ちをしっかり伝えましょう。

「ご指摘」の意味

「ご指摘」とは、大切な事柄や、間違いや問題などに具体的に焦点をあてて示すことという意味があります。ビジネスでも使用頻度がかなり高い「ご指摘」は、丁寧な意味の接頭辞「ご」+「指摘」と分解できます。 ビジネスにおいては上司や同僚だけでなく、取引先や顧客からの指摘や苦言を受けることも少なくありません。そういう時には素直に指摘や注意を受け入れるのが大切です。今回は「ご指摘」について詳しくご紹介します。

「ご指摘」は「教えてくれてありがとう」の敬語

耳の痛い意見や指摘ほど、素直に受け入れるのは難しいでしょうが、あえて厳しい意見をくれていることに感謝しなければいけません。どうでもいい人には、指摘する時間も手間もかけてくれません。 指摘を受ければ受ける程、冷たく辛辣に感じますが、相手もあなたに配慮して指摘してくれているのを忘れてはいけません。「ご指摘」を受けた時には感謝を、そして伝える時には言葉遣いなどにも十分な配慮が必要です。

ビジネスでの「ご指摘」の例文と使う際のポイント

「ご指摘」は意味合いから、特に言葉遣いに気をつけましょう。名詞としての「ご指摘」自体は、これ以上丁寧な表現にする方法はありません。ですから、前後の文章、「ご指摘」を使った一文を丁寧な表現にします。 敬語の中には丁寧語、尊敬語、謙譲語あるので、上手く使い分けながら文章をつくりましょう。始めは理解するのに精一杯で、いまいちパッと具体例やイメージが湧きませんが、少しずつ使いこなせるようになりましょう。

「ご指摘」の例文5つ

ではここからは「ご指摘」の使い方を具体的な例文5つとともに見ていきます。ビジネスでは、言葉遣いは非常に重要です。言葉遣いの間違いで、その場で恥をかくだけならまだましでしょう。 目上の方や社外の人と関わる場面では、人間関係が悪くなったり、信頼を失ったりするする事態にまで及ぶ可能性もあるので細心の注意を払いましょう。では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

例文1:「ご指摘ありがとうございます」

指摘に対しての感謝を伝える、一般的な一文です。「ご指摘いただきありがとうございます」の方がやや丁寧な言い方になります。 相手やシーンによっては、逆に「ご指摘」が堅苦しすぎる言葉に感じることもあります。目下の人に「ご指摘」「指摘」を使うと、相手が委縮したり恐縮したりすることもあります。 例文は以下のとおりです。 「的確なご指摘ありがとうございます」 「○○に関してご指摘いただきありがとうございます」

例文2:「ご指摘の通り」

相手の指摘やクレームに対して、「ご指摘の通り○○」というフレーズを使うのは、ビジネスでも日常でも有効なコミュニケーション方法です。相手の意見や注意を素直に受け止めること、相手を肯定することで、その後の謝罪や提案、報告などが受け入れてもらいやすくなるからです。 例文は以下のとおりです。 「ご指摘の通り、○○に誤りがございました」 「ご指摘の通りです。大変申し訳ありません」

例文3:「ご指摘ください」

相手にお願いする場合に使います。特に与えられた仕事を一生懸命に終えた後、経験の浅さから確信が持てない時や、念のためのダブルチェックが欲しい時に使います。 例文は以下のとおりです。 「過程に誤りがございましたら、なんなりとご指摘ください」 「意味やニュアンスの違いがございましたら、なんなりとご指摘ください」

例文4:「ご指摘いただいた通り」

お客様などから実際に「ご指摘」をいただいて、その後またどうなったかなどの報告をする時などに使います。こちらのミスで間違っていた場合などはお詫びの言葉などを一緒に添え、相手の指摘に感謝しましょう。 例文は以下のとおりです。 「ご指摘いただいた通りに修正し、出荷いたしました」 「○○に関しては先日ご指摘いただいた通りでございました。大変ご迷惑おかけいたしました」

例文5:「ご指摘お願いします」

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初回公開日:2017年08月02日

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