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間違いも多い「致しました」の意味|敬語表現・使い方と例文

更新日:2020年06月05日

敬語

ビジネスの場でよく見る「致しました」の使い方を例文とともにご紹介します。人によって違いがある「致しました」と「いたしました」の違いについてもポイントにまとめて紹介していますので、正しく使いこなせるデキる人を目指しましょう。

「致しました」を正しく使えている?

ビジネスの現場では先方とのやりとりにおいて、「わかりました」という意味で「承知致しました」という言葉をひんぱんに使います。また、上司や顧客から誰が対応したのか?という問い合わせに対し、「私が致しました」と申し出る機会もあると思います。このように「致しました」という用語はひんぱんに登場しますが、実際のところ、正しく使えているでしょうか。 また、「致しました」と「いたしました」の間にはどんな違いが正しく理解しているでしょうか。「致しました」の使い方について、ポイントを整理し例文を掲載していますので、正しく使いこなし、デキる人を目指しましょう。

「致しました」の意味

先ずは、「致しました」の意味を確認します。「致しました」は次のステップで理解します。 「した」の丁寧語が「しました」、「した」の謙譲語が「致しました」自分の行為を相手よりも下においてへりくだることで、相手を上にたてる謙譲語となります。

「致しました」と「しました」の違いは?

「致しました」も「しました」も十分に敬意を表しており、敬語として機能しますので、ビジネスの現場で用いることに問題はありません。しかし、「致しました」のほうが、自分の行為を下においてへりくだることで相手を敬うことになります。相手がより目上の方でへりくだった気持ちを表すときは、丁寧語の「しました」よりも謙譲語の「致しました」のほうがよいでしょう。 例)(自分の仕事のために追加的に対応してもらった場合) ・お手数をおかけしました。 →(同僚に対し) ・お手数をおかけ致しました。 →(上司の方に対し)

「致しました」と「いたしました」の違いは?

「致しました」と「いたしました」の使い分けや使い方にも苦労していると思います。以下のとおり整理するとわかりやすいのではないでしょうか。 ・「致しました」:単独の動詞として使う場合 敬語のもとの言葉である「した」という意味で用いる場合には単独の動詞として「致しました」を使用します。 例) ・私が致しました。 ・ご連絡を致しました。 ・「いたしました」:補助動詞として使う場合 補助動詞は動詞本来の意味が薄れているときにつけ足して補助する役割のことばです。 例) ・ご不便をおかけいたしました。 ・先週の水曜日にお届けいたしました。 ただし、ビジネスの現場ではより硬い表現が好まれる場合もあり、補助動詞としての使いかたであっても「致しました」でも問題ありません。

目上の方への敬語として使うことは正しい?

結論から述べますと、目上の方への敬語として使うことは「正しい」ということになります。「致しました」は「した」の謙譲語ですから、自分のすること(行為)を下において、結果的に相手を上にするというものですので、自分の行動に対して使う必要があります。相手のすること(行為)に対し使うことのないよう注意が必要です。 例) ✖ご確認致しましたでしょうか。 〇ご確認いただけましたでしょうか。 〇ご確認くださいましたでしょうか。

使い方と例文

それでは、「致しました」を用いる例文を、「致しました」と組み合わせて利用される用語と一緒に確認します。

承知致しました

「承知」とは「理解して受ける」という意味です。

しょう‐ち【承知】 [名](スル) 1 事情などを知ること。また、知っていること。わかっていること。「無理を承知でお願いする」「君の言うことなど百も承知だ」「事の経緯を承知しておきたい」 2 依頼・要求などを聞き入れること。承諾。「申し出の件、確かに承知した」 3 相手の事情などを理解して許すこと。多く下に打消しの語を伴って用いる。「この次からは承知しないぞ」 出典:デジタル大辞泉

「承知」そのものは敬語ではありませんが、丁寧語である「しました」や、謙譲語である「致しました」を添えることで、目上の方の指示や依頼を、理解して聞き入れるという要領で利用します。 例) ・ご依頼の件、承知致しました。 ・会議スケジュール変更の件、承知致しました。

初回公開日:2017年08月16日

記載されている内容は2017年08月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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