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更新日:2024年08月01日
「労をねぎらう」を聞いたことはありますか?現代では使用されることが少ない言葉ですが、相手の頑張りに対して労わりの意を示す言葉なのでビジネスシーンでも親しい人でも使うことができます。ただ、正しい使い方があるため、意味を踏まえながら使い方を学んでおきましょう!
目次
お疲れ様は疲れることをした人に対する労いの言葉で、地位や年齢を問わず誰に使用しても敬語表現として間違いのない言葉です。 同じ位の人や部下などの下の人に使用する時は「お疲れ様」だけでも良いとされますが、目上の人やお客様に対して使用する時は語尾に「です」を付けましょう。「です」は丁寧な言葉遣いなので、目上の人にお疲れ様と伝える時には「お疲れ様です」と言うことが適切です。
「ご苦労様」は「お疲れ様」と違って、敬語としてオールマイティーな言葉ではありません。もともと上司が部下に使う言葉であり、労う言葉には変わりないのですが目上の人が下の人に使用することが正しい使い方です。 部下の立場にある人が上司に対して「ご苦労様」の言葉を使うと言うことは、失礼にあたります。「です」を付けたとしても、目上の人に使用することは間違いになります。 「お疲れ」は「疲れ」に丁寧な表現を示す「お」を付けているため万人に使用することができ、「ご苦労」はもともと目上の人が使用していた言葉なので、偉そうに聞こえることから目上の人には使用しない方が良いのです。目上の人に対しては「お疲れ様です」で労いの意を示しましょう。
労うの言葉が目上の人には使用することに適さないため、「労をねぎらう」は同僚などの同じ位の立場にある人か目下の人に使用することになります。状況によっては、家族や友人にも使用することができるかもしれません。 現代ではあまり使用されないことから使い方が分からないこともあるので、例文と共に使い方をお伝えしていきます。
「大会を全力で頑張って優勝した友人の労をねぎらったが、疲れている様子だった」 大会で優勝するために努力を積み重ね、本番でも力を尽くした友人に労いの言葉を示しています。結果を目指して頑張ってきた努力と大会での尽力に対して、よく頑張った!すごかった!という心情を表している例文です。
「部下の労をねぎらうために、行きつけの居酒屋に誘おうと考えている」 今日の仕事で、苦情対応など心身的な疲労を招くことを精一杯努めていた部下を労うことを考えている様子です。通い慣れた居酒屋で部下の話を聞いて精神的な負担を少しでも軽減させようという、上司の思いやりがあります。
「上司が同僚に労をねぎらわれていた」 客観的な視点ですが、同僚が労をねぎらったことを表す文なので「労をねぎらう」を使用することができます。逆に上司が同僚をねぎらっていた場合は「労をねぎらう」で表現すると不適切になるかもしれませんが、客観的な立場で目上の人が目下の人をねぎらっていると様子を見た後に他者にそのことを伝える際は「労をねぎらう」で伝えられることがあります。
「今年は苦難もありましたが、反省点や改善点を振り返りながら労をねぎらう忘年会といたしましょう!」 忘年会に限らず、新年会でも良いでしょう。同僚や部下を含めた中で、会の始まりを示す言葉です。反省すべき部分や改善するべき部分を考えながらも、尽力や苦労を労う時間にしましょうという例文になります。
「貴方の労をねぎらいます」 口頭で伝えるよりは、手紙などで書いて伝えることに適しています。相手側が何かしらで努力したり・苦労したり・尽力を果たしたことに対し、労いの意を表しています。
周りに、頑張っている人はいませんか?特に、親しい人や仕事仲間などに頑張っていることが感じ取れる人がいた時には労いの言葉を伝えてみるのはいかがでしょう。「労をねぎらう」は同僚や目下の人に使用するため日常の中でも使用できますが、一般的には使いにくい言葉かもしれません。 「お疲れ様」といったオールマイティーな労いの言葉もあるので、家族・友人・恋人・仕事関係者などに対して頑張りを認めると共に大切にする「労わる」気持ちを表す労いの言葉を伝えましょう。人は頑張りを認められると、やる気に繋がると言います。労わりの言葉をとにかく使えば良いということでもありませんが、頑張りを認める言葉を適切な言葉遣いで伝えることは相手への感謝の気持ちを忘れないことにも繋がります。
敬語の使い方を確り学んでいないと大切なビジネスシーンや上司との会話のなかで不愉快を与えてしまう事があります。この機会に敬語の使い方を確り学びましょう!
記載されている内容は2017年08月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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