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一同の意味と使い方・ビジネスシーンや手紙での使用例3つ

更新日:2024年07月31日

言葉の意味・例文

「スタッフ一同」など、普段の生活でもあらゆるところで使われる、「一同」ですが、どこまで「一同」としてくくって良いのでしょうか。今回は、一同の意味や使い方、ビジネスシーンや手紙など具体例を示してまとめました。ぜひ参考にしてください。

一同とは

「一同」はビジネスの場面ではよく耳にする言葉です。郵便で送られてくる挨拶状や、新聞の折り込み広告などで「社員一同」「スタッフ一同」という言葉が使われているのを見ます。 この「一同」とは、具体的にはどんな意味でしょうか。また、どんな時に使ったらいいのでしょうか。なんとなく、「同」という文字から、「全員」という意味かな、と漠然と理解している人は多いでしょうが、いざ聞かれると説明しにくいのが現状です。

一同の意味

一般的に「一同」といったら、関係する全員のことを意味します。「社員一同」は社長を筆頭に以下全員という意味ですし、「スタッフ一同」は、まとめ役とその下で働く人全員という意味です。 文書でよく使われる「社員一同」は、社長以下全員が心をひとつにしている様子を表します。冠婚葬祭においてお祝いなどを包む時は、一般社員は同じ金額を出し合って「社員一同」とすることもあります。この場合は社長や役員は含みません。

一同とは何人から?

これといった決まりはありません。ですが、例えば祝儀袋などにお金を入れる場合、個人で出す場合は自分の名前を表書きに書けばいいですが、会社で出す場合はお金を出す人数が多いので、表書きには「株式会社●● 社員一同」と書きます。 誰からいただいたのかわかるように、個人の名前は袋の中に入れておきます。このような場合、おおよそ3人ぐらいまでは表書きに書くことができるので、これより多い場合は「一同」を使いましょう。

一同の使い方とビジネスや手紙での使用

「一同」の使い方は実にさまざまです。職場ではもちろん、日常生活でも使うことがあります。意味が理解できたところで、今度は「一同」をどのように使うのかより詳しく見ていきましょう。どんなシュチュエーションで使うのか、具体的な例をあげてご紹介します。 また、ビジネスや手紙で使用する場合にはどうすればいいのでしょうか。こちらも具体的な例をあげました。それではそれぞれ詳しく見ていきましょう。

一同の使い方

まず「一同」の使い方から見ていきましょう。ここではより理解を深めるために、できるだけ重複しないシチュエーションを用意しました。具体的には、美容院移転での「スタッフ一同」、会社での「有志一同」、式典や朝礼などの「一同礼」です。 いろんなシチュエーションを学んでおけば、迷うことなく臨機応変に対応できます。これから先、似たような場面にも遭遇するでしょう。そのような場合にぜひ役立ててください。

美容院移転での「スタッフ一同」

担当の美容師さん個人が出すこともありますが、お店から案内を出す場合には、「スタッフ一同ご来店をお待ち申し上げております」のように、お店のスタッフ全員がご来店をお待ちしています、という形になります。 この場合の「スタッフ一同」は店長以下全員をさし、見習の新人も含むことになります。美容院などのお店の移転案内は、それまで来てくださったお客様に、新しい美容院の場所をお知らせする目的があります。

会社での「有志一同」

会社内での贈り物の例でいうと、強制的な取り立てはせず、自発的にお金を出した人だけの場合は、「有志一同」という形になります。文字とおり志が有る人、という意味です。 社会人になると、お世話になった上司が定年退職をしたり、先輩が異動になることがあります。このような場合は餞別として贈り物を贈ることがよくありますが、社内や課内の全員が一律の金額を出し合って贈り物を購入すれば「社員一同」「課員一同」となります。

式典や朝礼などの「一同礼」

「一同礼」は、全員が一斉にそろってお辞儀をすることで、全員の敬意を表します。これは学生時代だけのものではありません。 例えば、入社式では壇上に社長がいて「一同礼」をすることがありますし、退職や異動などで去っていく人を見送るときにも「一同礼」をすることがあります。このように「一同礼」は文字とおり一斉に全員でします。もしタイミングがずれてしまうと、「一同」にならなくなってしまうので、緊張します。

ビジネスや手紙での使用

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初回公開日:2017年05月30日

記載されている内容は2017年05月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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