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「忸怩たる思い」の意味・読み方・使い方と例文

更新日:2020年05月28日

言葉の読み方

ビジネスシーンにおいて「忸怩たる思い」という言葉を日常でよく耳にするでしょう。しかし、正しい意味や使い方をしている方は少ないのではないでしょうか。今回はそんな「忸怩たる思い」の意味や使い方、類義語の紹介や例文など、詳しくご紹介します。

ビジネスシーンに置ける「忸怩たる思い」とはどのような意味を持つのでしょうか。また、どのようなビジネスシーンでどのように使われる言葉なのでしょうか。今回はそんな「忸怩たる思い」に関してご紹介します。

「忸怩たる思い」の意味

忸怩とは

まず「忸怩」の意味についてご紹介します。「忸」(じく)も「怩」(じ)も共に恥じる、照れるといった意味なので、非常に恥ずかしいという言葉です。どちらも普段はあまり使用しない難しい言葉だといえます。

「忸怩たる思い」の使い方例文

次に「忸怩たる思い」の例文をご紹介します。状況に応じてしっかりと使い分けましょう。

「このような事態を招き、忸怩たるものがある」 「力及ばず、忸怩たる思いだ」 「うまくいかず、忸怩たる思いをする」 「彼の表情には忸怩じくじたる思いが滲にじんでいる」 「怩じくじたる思いを抱きながら、急いでタクシーに飛び乗った」

忸怩たる思いの使い方①:一般的なビジネスシーン

忸怩たる思いと言う堅苦しい言葉は、日常会話レベルではあまり使われるものではありません。では、どのようなシチュエーションで使われる事があるのでしょう。主に、ビジネスの世界で使われる事が多いです。例えば、仕事において、自分自身が期待していたような結果が出せずに「くやしい」「情けない」などと感じる際に、「忸怩たる思い」を用いて、その感情を表現するケースが多いです。 忸怩たるは「恥ずかしい」という意味ですが、ビジネスシーンにおいては「恥ずかしい」=「悔しい」「情けない」気持ちを相手に伝えるには最適であり、ネガティブな感情を表現するのによく用いられる言葉であります。企業の有数が従業員の不祥事に対して「このような不始末を起こし、内心忸怩たる思いでございます」と言うような、謝罪会見で発言しているシーンをテレビなどで観たことはないでしょうか。

忸怩たる思いの使い方②:上司や取引先への謝罪

社内での上司や、取引先に対する謝罪に、忸怩たる思いを使うと非常に効果的であると言われています。単に「恥ずかしいです」「非常に情けないです」などと言うよりも相手に対する謝意に深みが増します。例えば「このような結果を引き起こしてしまい、忸怩たる思いでございます」「A社の信頼を裏切るようなことになり、忸怩たる思いでございます」などという言い方には単たる謝罪ではなく、相手にこちらの誠意がきちんと伝わる事でしょう。 ビジネスシーンに限らず、あらゆるシーンで謝罪の言葉を口にする際は、下手に軽々しく謝罪してしまうと、かえって火に油を注ぐことにもなりかねません。自分の引き起こした重大な失敗やミスの場面でこそ力を発揮する謝罪フレーズですので、あまり安易に使いすぎると効果がありませんので気を付けなければなりません。また、問題が解決した際には、「皆様のお手をわずらわせてしまったことに、内心は忸怩たる思いでございます」などという使い方をすれば、こちらの誠意だけでなく、さらに相手に対しての感謝の気持ちも十分伝わる事でしょう。

忸怩たる思いの使い方③:政治家

「政治とカネ」問題により経済産業相を辞任することとなった、小渕優子経済産業相が、自らの辞任会見した際にこの「忸怩たる思い」を使ったことが記憶に新しいでしょう。「深く恥じ入っております」と言えば、非常に分かりやすく国民にも気持ちが通じるのですが、自分が「恥じ入っている」とはストレートに言う事に抵抗を感じて、こういう言葉づかいをするでしょうか。 それとも、恥じていることを、軽く見られる事を避け、ただ単純に恥じているだけでなく、不祥事を起こしたことに対して、非常に残念で悔しいという気持ちをにじませたい、といった思いが込められていたのでしょうか。どちらにせよ、自身の行為を深く反省し、恥じているという事を国民に伝えるために、この言葉を使ったのででしょう。

「忸怩たる思い」の類語

初回公開日:2017年05月30日

記載されている内容は2017年05月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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