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保育士の職務経歴書の書き方|志望動機・自己PRの例文とコツ

更新日:2024年03月29日

書類選考・ES

保育士とは子どもが好きな人にとっては憧れの職業。しかしいざ保育士に応募しようとしても、職務経歴書を書くところで躓いてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は保育士関連の職務経歴書の書き方とコツを項目別にまとめました。

自己PRは、志望動機との差別化をしなければなりません。志望動機は主に職業や職場に対する熱意を表現する場でした。一方、自己PRは自分自身について説明します。客観的に自分を評価しましょう。自己PRに盛り込みたい要素は以下の3つです。

自己PRで盛り込みたい要素3つ

・前の職場で努力したこと ・新しい職場で活かせること ・やる気や人間性 「前の職場で努力したこと」とは、具体的にどのような業務を経験した結果、どのような知識・能力を身に付けたのかを書きます。これは「新しい職場で活かせること」につなげられることでなければなりません。 また、「新しい職場で活かせること」を具体的に書くことで、読み手にきちんと新しい職場のことを勉強・調査しているんだと思わせることができます。 たとえば保育士から異業種へ転職したい場合、「子どもから保護者までの年齢層の方と円滑に、かつ良好なコミュニケーションをとれるようになった」という保育士で培った能力は、新しい職場が営業職や接客業ならばとても有効ですが、デスクワークがメインの事務職になるとマイナスとまではいかなくてもややPRとしては弱い印象を与えます。また、事務職がどのような仕事をするのか分かっているのだろうか、と採用側に不信感さえも与えてしまいます。 やる気や人間性は、文章から滲み出しましょう。そうするためには、やはり自分の言葉で一生懸命考える必要があります。いきなり文章で書こうとせずに、志望動機と自己PRに盛り込みたい要素3つをそれぞれ書き出してみてください。同じ内容を無意味に繰り返してしまったり、矛盾が生じてしまったりするのを防ぐことができます。特に志望動機と自己PRは似たようなことを書いてしまいがちなので注意が必要です。

保育士の自己PR例文

志望動機のときと同様に応募する保育園は、小規模で、子どもに対して保育士が比較的多いという設定です。また、異業種の代表として事務職を選択しています。矛盾がないように気をつけます。

現役保育士で、他の園に移動したい場合

前の職場で努力したことと新しい職場で活かせることに矛盾がないように書きます。箇条書きで書き出した盛り込みたい要素に、肉付けをして文章に仕上げましょう。

【前の職場で努力したこと】 1人1人の保護者と話し合う機会が少なかった分、おたよりや連絡帳での連絡に力を入れたこと。行事や野外活動などが安全かつ効率的に進められるように段取りの立て方を学んだこと。 【新しい職場で活かせること】 おたよりや連絡帳での連絡を含め、保護者との関係を大切にすること。広い視野で安全面に気を配れることや効率的な段取りを考えられること。 【やる気や人間性】 文章全体から 【自己PRまとめ】 「私は保育士として3年間、○○保育園に勤務しておりました。1クラス30名という大人数のクラスだったので、行事や野外活動の際には、いかに全員が安全に活動できるか、いかに無駄なく効率的に活動できるのかを工夫することが多々ありました。貴園では、広い視野で安全面に気を配りながら、どんな環境でも子ども達が快適に活動できることを心掛けた仕事に取り組みたいと考えています。また、1人1人の保護者と話す機会がどうしても少なくなってしまうことから、お便りの頻度や連絡帳での連絡には力を入れていました。貴園でも、保護者との関係を大切にしたいと考えています。」

事務職から保育士に転職したい場合

どんな仕事であっても無駄なことはありません。一見全く関係ないようなことでも、どこかリンクする部分があるはずです。事務職から保育士に転職したい場合、「子ども好き」「子どもと触れ合う経験について」「体力面について」のいずれかはしっかり触れておいた方が良いでしょう。保育士未経験の場合、よく注視される部分です。

【前の職場で努力したこと】 パソコンを使った事務作業や電話応対がメインの仕事だった。根気よく同じ作業を繰り返すことが多い仕事だった。 【新しい職場で活かせること】 根気よく子どもの成長を見守ることができること。働きながら子育てをする保護者の立場や感覚を理解できること。 【やる気や人間性】 デスクワークが中心なため、身体がなまらないように普段から運動して健康に気をつけていた。 【自己PRまとめ】 「前職の事務職では、パソコンを使った事務作業や電話応対が主な仕事でした。事務作業では。同じ作業を根気よく続ける忍耐力が身に付きました。子どもの成長は毎日の積み重ねが大切であると考えています。子どもの成長を感じるときもあれば、伸び悩む時期もあると思います。しかし、私は持ち前の根気強さで、子どもの成長に寄り添いながら見守ることができると思っております。また、前の職場や身近なところでは、働きながら子育てをする保護者の方と出会う機会が多々ありました。そういった保護者の方の立場や感覚を理解できる保育士になりたいと考えています。デスクワークの事務職というと、体力面が懸念されるかもしれません。私自身、デスクワークは身体がなまってしまうのではないかと不安に思い、普段から運動して健康には気を使っておりましたので、体力面では自信があります。未経験ではありますが、貴園に採用されましたら一生懸命頑張りたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。」

保育士の職務経歴書 スキル・特技の書き方とコツ

もともと保育士だった人が、別の園へ移動したり、ブランクがあって復帰したりする場合にはあまり難しく考える必要はありません。実際に保育園で役に立ったスキルや特技を書きます。資格であれば取得順に書くのが一般的ですが、スキルや特技ならカテゴリーごと箇条書きにすると分かりやすくなります。 別の職種から保育士へ転職、保育士から別の職種へ転職したいという方には、意外と書くのに苦労する項目です。保育士以外に転職したい場合には、パソコンや英会話のスキルを押していくと良いですが、保育士に転職したい場合には、ピアノやダンスのスキルが有効です。採用側が求めているスキルと合致するものを全面に出していくのがポイントになります。 自分にとっては些細な特技であっても、実は使えるものである可能性もあるので、とりあえず思いつく限り書き出してから、よく吟味してみてください。 またスキルや特技は、具体的にどのようなことができるのか1文添えると、力量や得意な分野が読み手に伝わりやすくなります。例えば、Wordが得意と言っても、表やグラフを使った事務的な文書が得意なのか、おたよりのようなイラスト等を交えた文書が得意なのかで印象はかなり変わります。

職務経歴書を書くのに苦労している方へ

職務経歴書の書き方で悩む方の多くは、自分の考えを文章に表すのが苦手な方が多い印象を受けます。まっさらな紙を目の前に、頭が真っ白になってしまうという方は少なくないでしょう。 そんな人はまず、職務経歴書に書きたいなと思ったことを、項目ごと、要点ごとに箇条書きにして書き出してみてください。そして全体を見渡すだけで、自分を客観視することができるようになります。 箇条書きにしたものを1つ1つ校正して、並び替えていくと、何となくですが、それなりの文章が出来上がっていきます。最後は文章として違和感がないように言葉を足したり、言い回しを変えたりしていけば、うまくまとめ上げることができます。 特に困るであろう「志望動機」と「自己PR」は、盛り込みたい要素3つをそれぞれ箇条書きで書き出しておくことで、同じ内容を無意味に繰り返してしまったり、矛盾が生じてしまったりするのを防ぐことができます。 きちんと自分の考えはあるのに、文章に表せないというのはとてももどかしいことだと思います。しかし、自分なりに試行錯誤して書き上げた文章は、きっと相手の心に響きます。投げやりにならず、ぜひ頑張って書き上げてください。

初回公開日:2017年05月12日

記載されている内容は2017年05月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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