IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

保育士の職務経歴書の書き方|志望動機・自己PRの例文とコツ

初回公開日:2017年05月12日

更新日:2020年03月06日

記載されている内容は2017年05月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

書類選考

保育士とは子どもが好きな人にとっては憧れの職業。しかしいざ保育士に応募しようとしても、職務経歴書を書くところで躓いてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は保育士関連の職務経歴書の書き方とコツを項目別にまとめました。

保育士関連の職務経歴書が必要になる人とは

職務経歴書とは履歴書と違い、基本的に職歴(前職)がある人が書くものです。保育士関連の職務経歴書が必要になる人の立場として、考えられるパターンは3つあります。

保育士関連の職務経歴書が必要になる人の3パターン

・異業種だった人が、保育士に転職したいパターン ・保育士だった人が、異業種に転職したいパターン ・保育士が他の園へ移動したい、もしくは休職していたが保育士に復帰したいパターン 3つ目は、保育士という職業自体は変わらないので、1つにまとめています。

まずは自分の立場をはっきりさせて着地点を決めよう

自分の立場はどれかをはっきりとさせることは、職務経歴書の方向性を決める上で重要です。保育士の職務経歴書と一口で言っても、方向性が違えば、取り入れたい要素も変わってきます。例えば、保育士から事務職へ転職したい人が「明るく元気」と言ってもPRとしては薄いですし、逆に事務職から保育士へ転職したい人が「黙々とデータ入力するのが得意」と言っても的外れ感が否めません。 しかし、方向性や最終的な着地点が決まっていれば、「明るく元気」というのは事務職にとって有効な「社交的で誰とでも良好な人間関係を築ける。健康状態はきわめて良好であるので、長く務めることができる」と解釈できますし、「黙々とデータ入力するのが得意」というのは、保育士にとって有効な「根気があり、繰り返し指導する必要があっても根をあげない。パソコンが得意なのでプリント作成に役立つ」と言い換えることで、本位とぶれることのない主張につなげることができます。 自分はどのパターンに当てはまるのか念頭においた上で、自分の情報を洗い出して、整頓していきましょう。

保育士から異業種へ、異業種から保育士へ

保育士から異業種へ、また異業種から保育士へ転職する上で、必ず突き当たる壁。それはギャップです。仕事の内容から形態、人間関係に至るまで保育士と異業種には様々なギャップがあります。

保育士とは特殊な職業であると自覚する

保育士とは特殊な職業です。保育園とは雇い主と従業員の関係を持ち、保護者とは子どもを委託するクライアントと保育する職員の関係を持ち、子どもとは児童と先生の関係を持ちます。保育士1人につき、色々な側面があります。お仕事も同様で、その役割の分だけお仕事も多岐に渡ります。

保育士と異業種との間に生じる摩擦を減らそう

保育士として魅力的な部分は一般職では必ずしもそうでなかったり、逆もしかりであったり。保育士が特殊な職業である分、他の一般職との間では情報や認識に摩擦が生じてしまうことがあります。 極端な例ですが、採用側は保育士の実態を知らない人間で、保育士は子どもと遊んだりお昼寝したりが主な仕事だというイメージがあったとします。しかし、実際には保護者や同僚とのコミュニケーションをとる必要があり、パソコンを使った情報処理やプリント作成もすることを伝えれば、保育士の実態を知ってもらえる上、自分の有用性を説くことができます。保育士の職務経歴書は、そういった情報や認識の摩擦をなくすために重要な役割を持っています。

保育士の職務経歴書の書き方とは

どの職種にも言えることは、基本的に省いています。A4サイズで1~3枚にまとめることや、手書きではなくパソコンで仕上げること、タイトルや署名、日付を忘れず入れること等ももちろん大切です。抜かりなく準備してください。今回は、保育士関連の職務経歴書で特に悩む、「職務内容」「志望動機」「自己PR」「特技・スキル」について重点的にまとめています。

職務経歴書のフォーマットがダウンロードできるサイト

保育士の職務経歴書 職務内容の書き方とコツ

職務内容には、自分自身がその勤務先でどのような担当で、どのような仕事していたのかを端的に書きます。特に力を入れていた仕事は、箇条書きの一番上に持ってくると目に留まりやすくなります。保育士と異業種の間で転職する場合、特に職務内容は分かりやすく書く必要があります。専門用語は誰にでもわかる言葉に直して、箇条書きで簡潔に書きます。保育士の場合は、担任だったのか否か、何歳のクラスだったのかなど、対応していた子どもとの関係性が見える情報は重要です。保護者の対応や行事のマネジメントについても見られる項目です。

自己PRを意識しながら乗せる業務内容を選定しよう

幅広い業務を行っていたことを主張したいのか、狭く深く一部の業務にこだわっていたことを主張したいのかで書く量は変わってきます。最終的な着地点に合わせて書く内容を決めてください。

保育士の職務経歴書 志望動機の書き方とコツ

志望動機はしばしば自己PRと混同されがちですが、主張したいことは違います。分けて書くのが無難ですが、全体の枚数の関係でまとめざるを得ないこともあるかもしれません。臨機応変に省ける部分は省いてください。志望動機に盛り込みたい要素は以下の3つです。

志望動機に盛り込みたい要素3つ

・どうしてその業界で働きたいのか ・どうしてその会社・園で働きたいのか(その会社や園の良さについて、転職理由と対比させる) ・目的・理想像

特に異職種を志望する場合は、「どうしてその業界で働きたいのか」をきちんと説明する必要があります。おそらく「以前から興味があった業界である」ことが主軸になるかと思います。その職種に関する資格を既に持っていたり、転職に合わせて取得したりしたのならば説得力が増しますし、万が一なくても、興味を持ったきっかけ・エピソードを書くことで志望動機にオリジナリティと深みが出ます。 また、自分にはこのような「目的・理想像」があるため、貴社・貴園の社風や方針、雰囲気や様子が合致しているということを自分なりにまとめることで、「どうしてその会社・園で働きたいのか」の理由付けになります。 場合によっては転職理由も必要です。転職理由は、元々保育士をしていて、別の保育園へ移動したいと考えている保育士にとっての難関となります。引っ越しを機に通える範囲にある園に移りたかっただとか、人間関係につまづいただとか、業務体制や給与に不満があっただとか、おおよそ志望動機には乗せられない理由は多々ありえます。 そういったときは、今までいた保育園と応募した保育園とを比較してみると、転職理由がうまく書けるようになるかもしれません。今までいた保育園と比べ、応募した保育園では1クラスにたくさんの保育士が付くようになるのなら、「業務が分担できるため自分の仕事に時間をかけてこだわることができる」だとか、1クラス当たりの子どもが少なくなるようなら、「1人1人に目が行き届き、安心な保育園生活を提供できるようになる」だとか、物は言い様で印象が大きく変わります。あくまで自分本位な転職理由は伏せて、保育園や子どものために行動した結果、転職に至ったという体でまとめましょう。この流れであれば、転職理由から、「目的・理想像」、「どうしてその園で働きたいのか」まで一気に書けます。

保育士の志望動機の例文

応募する保育園は、小規模で、子どもに対して保育士が比較的多いという設定です。また、異業種の代表として事務職を選択しています。

現役保育士で、他の園に移動したい場合

転職理由をいかにプラス方向に持っていくかがポイントです。どうしてその業界で働きたいのかは、既に保育士として働いているため省けるので、どうしてその園で働きたいのかについて大目に書きましょう。

【どうしてその業界で働きたいのか】 既に保育士として働いているため省く。 【どうしてその会社・園で働きたいのか】 以前は1クラス30名いる大規模な保育園だったが、応募している保育園は少人数クラスのアットホームな保育園であるから。 【目的・理想像】 子どもの発達や保護者の悩みに寄り添うことのできる保育士になりたい。 【志望動機まとめ】 「私は以前、1クラス30名という大規模な保育園に勤務していました。やりがいはありましたが、どうしてもクラス経営に力を入れる必要があり、1人1人へ向き合う時間があまりとれず、保育士を志したときに目指した自分の保育士像とのずれを感じるようになりました。貴園では、小規模保育を実践されており、保育士と子どもの距離が近く、アットホームな印象を受けました。貴園でならば、子ども1人1人の成長に、また保護者の悩みに寄り添う保育が実現できるのではないかと思い、応募いたしました。」

事務職から保育士に転職したい場合

どうしてその業界で働きたいのかをメインに書きましょう。自分自身の結婚や引っ越し等のタイミングを用いるのも書きやすいと思います。

【どうしてその業界で働きたいのか】 保育士不足や待機児童の問題を身近に感じるようになったから。資格を生かしたいから。 【どうしてその会社・園で働きたいのか】 小規模のため、大人の目が行き届き、保護者とも密な連絡が取れる。安心して子どもを預けられる園である。 【目的・理想像】 資格を取得して以来、保育士としての経験ない。子どもや保護者のために良い環境を作りたいと思っている。 【志望動機まとめ】 「私は大学時代に保育士の資格を取得していましたが、3年ほど、保育とは関係のない事務職をしていました。しかし、親戚や友人が結婚、出産を迎えたことで、保育士不足や待機度児童の問題を非常に身近に感じるようになりました。子育てに悩み、多くの苦労を抱えている知り合いの様子を見て、これからは保育士として人の役に立ちたい、社会に貢献したいと考えるようになりました。貴園では、小規模な保育が実施されているので、子どもたちに大人の目が行き届き、また保護者とも密な連絡が取れるように思います。保護者にとって、とても安心できる園であると感じました。資格を取得して以来、保育士としての経験はありませんが、子どもと保護者のために良い環境を作りたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。」

保育士の職務経歴書 自己PRの書き方とコツ

自己PRは、志望動機との差別化をしなければなりません。志望動機は主に職業や職場に対する熱意を表現する場でした。一方、自己PRは自分自身について説明します。客観的に自分を評価しましょう。自己PRに盛り込みたい要素は以下の3つです。

自己PRで盛り込みたい要素3つ

・前の職場で努力したこと ・新しい職場で活かせること ・やる気や人間性 「前の職場で努力したこと」とは、具体的にどのような業務を経験した結果、どのような知識・能力を身に付けたのかを書きます。これは「新しい職場で活かせること」につなげられることでなければなりません。 また、「新しい職場で活かせること」を具体的に書くことで、読み手にきちんと新しい職場のことを勉強・調査しているんだと思わせることができます。 たとえば保育士から異業種へ転職したい場合、「子どもから保護者までの年齢層の方と円滑に、かつ良好なコミュニケーションをとれるようになった」という保育士で培った能力は、新しい職場が営業職や接客業ならばとても有効ですが、デスクワークがメインの事務職になるとマイナスとまではいかなくてもややPRとしては弱い印象を与えます。また、事務職がどのような仕事をするのか分かっているのだろうか、と採用側に不信感さえも与えてしまいます。 やる気や人間性は、文章から滲み出しましょう。そうするためには、やはり自分の言葉で一生懸命考える必要があります。いきなり文章で書こうとせずに、志望動機と自己PRに盛り込みたい要素3つをそれぞれ書き出してみてください。同じ内容を無意味に繰り返してしまったり、矛盾が生じてしまったりするのを防ぐことができます。特に志望動機と自己PRは似たようなことを書いてしまいがちなので注意が必要です。

保育士の自己PR例文

志望動機のときと同様に応募する保育園は、小規模で、子どもに対して保育士が比較的多いという設定です。また、異業種の代表として事務職を選択しています。矛盾がないように気をつけます。

現役保育士で、他の園に移動したい場合

前の職場で努力したことと新しい職場で活かせることに矛盾がないように書きます。箇条書きで書き出した盛り込みたい要素に、肉付けをして文章に仕上げましょう。

【前の職場で努力したこと】 1人1人の保護者と話し合う機会が少なかった分、おたよりや連絡帳での連絡に力を入れたこと。行事や野外活動などが安全かつ効率的に進められるように段取りの立て方を学んだこと。 【新しい職場で活かせること】 おたよりや連絡帳での連絡を含め、保護者との関係を大切にすること。広い視野で安全面に気を配れることや効率的な段取りを考えられること。 【やる気や人間性】 文章全体から 【自己PRまとめ】 「私は保育士として3年間、○○保育園に勤務しておりました。1クラス30名という大人数のクラスだったので、行事や野外活動の際には、いかに全員が安全に活動できるか、いかに無駄なく効率的に活動できるのかを工夫することが多々ありました。貴園では、広い視野で安全面に気を配りながら、どんな環境でも子ども達が快適に活動できることを心掛けた仕事に取り組みたいと考えています。また、1人1人の保護者と話す機会がどうしても少なくなってしまうことから、お便りの頻度や連絡帳での連絡には力を入れていました。貴園でも、保護者との関係を大切にしたいと考えています。」

事務職から保育士に転職したい場合

どんな仕事であっても無駄なことはありません。一見全く関係ないようなことでも、どこかリンクする部分があるはずです。事務職から保育士に転職したい場合、「子ども好き」「子どもと触れ合う経験について」「体力面について」のいずれかはしっかり触れておいた方が良いでしょう。保育士未経験の場合、よく注視される部分です。

【前の職場で努力したこと】 パソコンを使った事務作業や電話応対がメインの仕事だった。根気よく同じ作業を繰り返すことが多い仕事だった。 【新しい職場で活かせること】 根気よく子どもの成長を見守ることができること。働きながら子育てをする保護者の立場や感覚を理解できること。 【やる気や人間性】 デスクワークが中心なため、身体がなまらないように普段から運動して健康に気をつけていた。 【自己PRまとめ】 「前職の事務職では、パソコンを使った事務作業や電話応対が主な仕事でした。事務作業では。同じ作業を根気よく続ける忍耐力が身に付きました。子どもの成長は毎日の積み重ねが大切であると考えています。子どもの成長を感じるときもあれば、伸び悩む時期もあると思います。しかし、私は持ち前の根気強さで、子どもの成長に寄り添いながら見守ることができると思っております。また、前の職場や身近なところでは、働きながら子育てをする保護者の方と出会う機会が多々ありました。そういった保護者の方の立場や感覚を理解できる保育士になりたいと考えています。デスクワークの事務職というと、体力面が懸念されるかもしれません。私自身、デスクワークは身体がなまってしまうのではないかと不安に思い、普段から運動して健康には気を使っておりましたので、体力面では自信があります。未経験ではありますが、貴園に採用されましたら一生懸命頑張りたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。」

保育士の職務経歴書 スキル・特技の書き方とコツ

もともと保育士だった人が、別の園へ移動したり、ブランクがあって復帰したりする場合にはあまり難しく考える必要はありません。実際に保育園で役に立ったスキルや特技を書きます。資格であれば取得順に書くのが一般的ですが、スキルや特技ならカテゴリーごと箇条書きにすると分かりやすくなります。 別の職種から保育士へ転職、保育士から別の職種へ転職したいという方には、意外と書くのに苦労する項目です。保育士以外に転職したい場合には、パソコンや英会話のスキルを押していくと良いですが、保育士に転職したい場合には、ピアノやダンスのスキルが有効です。採用側が求めているスキルと合致するものを全面に出していくのがポイントになります。 自分にとっては些細な特技であっても、実は使えるものである可能性もあるので、とりあえず思いつく限り書き出してから、よく吟味してみてください。 またスキルや特技は、具体的にどのようなことができるのか1文添えると、力量や得意な分野が読み手に伝わりやすくなります。例えば、Wordが得意と言っても、表やグラフを使った事務的な文書が得意なのか、おたよりのようなイラスト等を交えた文書が得意なのかで印象はかなり変わります。

職務経歴書を書くのに苦労している方へ

職務経歴書の書き方で悩む方の多くは、自分の考えを文章に表すのが苦手な方が多い印象を受けます。まっさらな紙を目の前に、頭が真っ白になってしまうという方は少なくないでしょう。 そんな人はまず、職務経歴書に書きたいなと思ったことを、項目ごと、要点ごとに箇条書きにして書き出してみてください。そして全体を見渡すだけで、自分を客観視することができるようになります。 箇条書きにしたものを1つ1つ校正して、並び替えていくと、何となくですが、それなりの文章が出来上がっていきます。最後は文章として違和感がないように言葉を足したり、言い回しを変えたりしていけば、うまくまとめ上げることができます。 特に困るであろう「志望動機」と「自己PR」は、盛り込みたい要素3つをそれぞれ箇条書きで書き出しておくことで、同じ内容を無意味に繰り返してしまったり、矛盾が生じてしまったりするのを防ぐことができます。 きちんと自分の考えはあるのに、文章に表せないというのはとてももどかしいことだと思います。しかし、自分なりに試行錯誤して書き上げた文章は、きっと相手の心に響きます。投げやりにならず、ぜひ頑張って書き上げてください。

志望動機や履歴書で損してる?あなたは大丈夫?

「スキルや経歴には自信があるのに、転職活動がうまくいかない」 そのような方もいらっしゃるのではないでしょうか? もしかして、志望動機や履歴書のせいで落とされているかも! じつは、履歴書や志望動機は採用の大きな材料となっているんです。なぜなら、企業はすべての人とは面接することができないからです。 履歴書や志望動機が微妙だと、そもそも面接にも進めないこともあるうえに、ネガティブなイメージで面接がはじまることもあります。 「志望動機がしっかり書けているか不安…」「なんとなくそれっぽいように書いてる」 そんなあなたには、マイナビエージェントに相談することをおすすめします。 マイナビエージェントでは、履歴書の添削から志望動機の推敲まで、転職活動に必要なことは何でも相談可能です もちろん、利用や登録は無料なので、悩みを相談するだけでも大丈夫! まずは無料会員登録してみましょう!

関連タグ

アクセスランキング