IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

教員への志望動機の書き方と例文・おすすめ参考書|小学校/中学校/高校

更新日:2023年10月19日

書類選考・ES

子供の頃、明確な志望動機はさておき、将来の目標に「学校の先生」と書いた人は少なくないでしょう。先生と一口に言っても小学校の教員、中学校の教員、高校の教員など様々です。目指す教員の志望動機をそれぞれ一つずつ考えていきましょう。

「履歴書ってどうやって書けばいいの?」 「面接でなんて話せば合格するんだろう」 そんな人におすすめなのが「就活ノート」 無料会員登録をするだけで、面接に通過したエントリーシートや面接の内容が丸わかり! 大手企業はもちろんのこと、有名ではないホワイトな企業の情報もたくさんあるので、登録しないと損です! 登録は1分で完了するので、面倒もありません。ぜひ登録しましょう!

教員の志望動機

文部科学省では、平成17年10月の本審議会の答申「新しい時代の義務教育を創造する」においては、優れた教師の条件について3つの要素が重要であると発表しています。 1.教職に対する強い情熱→教師の仕事に対する使命感や誇り、子どもに対する愛情や責任感 2.教育の専門家としての確かな力量→子ども理解力、児童・生徒指導力、集団指導の力、学級づくりの力、学習指導・授業づくりの力、教材解釈の力など 3.総合的な人間力→豊かな人間性や社会性、常識と教養、礼儀作法をはじめ対人関係能力、コミュニケーション能力などの人格的資質、教職員全体と同僚として協力していくこと 以上のことから、高校・中学・小学、すべての学校教育の成否は、教員の資質能力に負うところが極めて大きく、保護者や世間からのプレッシャーも大きいものです。学校教育を巡る様々な課題への対応のために、優れた資質能力を備えた教員が求められています。 教員自身が目的意識をしっかり持って子供の教育に向かわなければ、どのような教材も体験授業も効果が薄まります。子どもと触れ合う責任の重さを理解していることをアピールする志望動機が必要です。 志望動機や自己PRが苦手な人は、転職エージェントに相談することをおすすめします。転職のプロがあなたの強みやアピールポイントを引き出してくれます。一人での就活に限界を感じたら、転職のプロの力を借りてみてはいかがでしょう。

小学校教員の志望動機

小学校の教員は高校・中学校教員との大きな違いとして、受験指導・受験対策に直接当たる必要のない点が挙げられます。中学受験をする子供もいますが、小学校教員はそれに関与する必要はありません。その面を取り上げて、「子供にゆったり教育ができるから」という志望動機では採用にはなかなか結び付かない傾向にあります。 生徒というより児童と呼ばれる小学生は、人格形成・学力形成・体力面など全ての面で初期段階にあります。その時期に教育に当たる職責の重さを自覚していることを志望動機の中に織り込むと有効でしょう。

例文

中学生のころから、親戚のいとこたちの面倒を見る機会が多く、自分が子供の面倒を見るのが性に合っているのではと思い始めました。夏休みに親戚の子供たちが、理科の自由研究で悩んでいる箇所を手伝ったり、けんかをしたり仲間外れになった時の仲裁に入ったりなどの経験から自分は子供を教育する仕事を目指そうと教育学部に進学した次第です。 教育実習のときにも強く感じましたが、小学生の子供たちは本当に遊びでも授業でも、いつも真剣です。嫌なことがあったり困ったりしたときは、分かりやすく表情に出ます。 私は、そういう子供たちとまっすぐに向き合って、子供たちの気持ちをしっかりと受け止められる教師になりたいと願っています。授業で配るプリントづくりや、保護者様対応など先輩の先生方のご指導も仰ぎながら一日でも早く一人前を目指します。

中学校教員の志望動機

義務教育が完了する三年間に携わります。なぜ小学でも、高校でもない「中学」を選んだのかを志望動機に入れると熱意が伝わるでしょう。高校進学が当たり前の時代ですが、それぞれの教科に関する基礎的知識や社会に出て困らないようなやマナーを生徒たちに教授する立場ですので、「子供が好きだから」という志望動機では今一つ物足りない印象になります。 教える側になった経験がある方はその経験と、そこで培った実践力を志望動機に加えるとよいでしょう。

例文

中学のころから教員を目指しておりました。大学に入学した直後から学習塾の講師のアルバイトをはじめました。当初私が担当したのは中学生で偏差値が50から58の生徒でした。中学生は、自身の個性や人間関係、進路に特に悩む年頃です。学校での人間関係によるストレスから勉強への意欲が低下してしまった生徒や、親御様との希望と本人の希望が乖離しているため進路がなかなか決められない生徒など、勉強以外の悩みを抱え、成績に影響が出てしまっている生徒をたくさん見てきました。 悩みを抱える繊細で多感な時期を迎えている生徒に対し、また保護者様との向き合い方など、教員として何ができるのか、何を教えられるのかを常に考え、道理をさとったような態度をとらず、真理を諦観する心も持つことなく、現場に立ち続けたいと思います。

高校教員の志望動機

大学受験だけでなく教育問題に関心があることを志望動機に盛り込みましょう。 これらを多数扱うよりも、1つまたは2つに絞り込み志望動機をまとめるとよいでしょう。

次のページ:地元で教員を目指す
初回公開日:2017年04月27日

記載されている内容は2017年04月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連タグ

アクセスランキング