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履歴書への最寄り駅の書き方・最寄り駅がないときの書き方

更新日:2024年04月04日

書類選考・ES

採用担当者が履歴書で、意外と見ている重要な項目は「最寄り駅」です。そこで判断しているのは、採用後の通勤のしやすさです。採用後の通勤ルートを企業は事前に知りたいと思っています。履歴書の最寄り駅項目はどう書くのがいいのでしょうか?この記事をぜひ参考にしてください。

正確にはかると通勤時間が33分になるということもあると思います。通勤時間は原則として5分単位で記入しましょう。四捨五入するとわかりやすく簡潔です。履歴書へは、「33分」であれば「30分」、「54分」であれば「55分」として書きます。 また、履歴書の最寄り駅の項目には、「通勤時間」としてあらかじめ「 時間 分」と印刷されているものがほとんどです。通勤時間が1時間以内の場合、「 時間 分」の「 時間」の方には記入することがないと思います。ですが、この「 時間」の項目を空欄で履歴書を提出してしまうと、採用担当者は「書き漏れか?」と考えてしまいます。普段使っている最寄り駅があまり知られていない駅であれば、最寄り駅を聞いただけではどこにあるのか、会社からどのくらいかかるのかはさっぱり伝わってきません。 書き漏れとみなされた場合、重要書類を書き漏れする人材と判断されると採用に非常に不利になります。履歴書へは必要ないから書かなったつもりであっても、採用担当者が履歴書を見たときに意図どおりにとってくれるとは限りません。通勤時間が30分など1時間以内である場合は「 時間」のところには「0時間30分」と書くと採用担当者に通じやすいです。

履歴書へは不正を記入しない、迂回経路は使用しない

採用になった場合は、履歴書の「最寄り駅」および「通勤時間」の項目を見て、通勤手当の計算をします。間違った情報を記入すると不正とみなされる場合があります。くれぐれも正しい情報を記入しましょう。 また、同じように会社までもっと早く着くルートがあるにもかかわらず、迂回経路を記入すると不正とみなされる可能性があります。自分にとって通勤しやすいなど個人的な理由は取っ払って、最短ルートで計算をしましょう。トラブルとなるような情報は未然に防ぎましょう。

履歴書の「最寄り駅」「通勤時間」項目に記入する交通機関は正式名称を

履歴書の「最寄り駅」「通勤時間」の項目に記入する交通機関は正式名称に統一します。JRや地下鉄は〇〇線まで書くと採用担当者にわかりやすく丁寧です。 応募企業の社則や方針によって万一の事故を避けるために利用禁止・利用を好まれない場合もありますが、自動車・バイク・原付きバイクを利用せざるを得ないこともあるでしょう。その際には履歴書には以下の正式名称で書き記します。 自動車は自家用車 バイクは自動二輪車 原付きバイクは原動機付自転車

WEBサイトやスマートフォンアプリで通勤時間を調べ履歴書へ記入を

通勤時間をどのように計算したらよいかはわかったと思います。採用された場合に備え、下見を兼ねて応募企業まで通ってみるのもいいと思います。 ですが、履歴書へ記入する通勤時間は実際に通勤してみなくとも、今ではWEBサイトやスマートフォンアプリ上でのサービスで調べることが可能です。応募企業が今まで行ったことのない駅にあったとしても、WEBサイトやスマートフォンアプリはその会社までの最短ルートを割り出してくれるので使いやすいサービスをひとつ見つけておくと大変便利です。

応募企業に複数勤務先がある場合、履歴書へは希望勤務地を書いて

応募企業によっては採用後の勤務先が複数ある場合もあるでしょう。そういった場合は、希望の勤務地へ通勤することを想定して履歴書へ通勤に利用する交通機関と通勤時間を書き入れましょう。「希望勤務地:〇〇支社・支店」など補足を余白に入れると非常にわかりやすいです。面接時に「〇〇支社・支店」への勤務を希望していることを採用担当者へ伝えましょう。

一般的な通勤圏内は1時間30分以内

通勤圏内は一般的には1時間30分以内といわれています。それ以上かかってしまうと、採用担当者の抱くイメージがあまりよくないです。 たとえば通勤時間が片道2時間かかるとすれば、1日のうち通勤にかかる時間は4時間にもおよびます。そうなると、他の社員よりも取れる睡眠時間が減り生産性が落ちてしまうと考えられます。さらに、支払う通勤手当が他の社員よりも高くなる、業務上緊急を要する対応が必要な場合、対応が遅れてしまう可能性を懸念される、終電が他社員よりも早いなどマイナスイメージを持たれる要素が多くあります。

長時間通勤のマイナスイメージを払拭するには ①実績を証明

通勤時間が長時間におよぶ場合、採用担当者に持たれたマイナスイメージをどう払拭したらよいでしょうか。長時間の通勤時間がマイナスにならないことをうまくアピールする必要があります。これまでの職場でも、通勤時間が長時間かかっていたならば実績を持ち出して通常業務に支障がないことを伝えましょう。「以前の職場も通勤に2時間ほどかかっていましたが、通常業務にはまったく支障はありません」など面接時に直接採用担当者にアピールします。

長時間通勤のマイナスイメージを払拭するには ②採用時は引っ越しを検討

通勤時間が長時間になるのが、今回応募した企業に採用された場合に初めてとなるのならば採用時に引っ越しを検討するのもアピールになります。履歴書へは、余白に「採用されたあかつきには引っ越しを検討します」と入れておくとわかりやすいです。採用担当者へもより一層熱意が伝わるでしょう。

長時間通勤のマイナスイメージを払拭するには ③資格試験の勉強時間にあてる

①「以前の職場での実績」がなく②「採用時の引っ越しを検討」するのも難しい場合、長時間かかる勤務時間を有効的に利用できるというアピール方法もあります。業務を遂行する上で有利な資格取得のための勉強時間にあてるなどすれば、採用担当者へ熱意を伝えることができます。

可否を分ける要素

履歴書へ最寄り駅を記入することの重要性は伝わりましたか。志望動機や自己PRと違って、応募する側からは重要な項目に感じられないかもしれません。その一方で、採用担当者から見れば採用の可否を分ける重要な項目のひとつになるのです。 履歴書の最寄り駅には、きちんと調べて正確な情報を採用担当者に伝わるよう詳細に書き入れましょう。ぜひ、この記事を参考に履歴書作成をしてみてください。 履歴書作りに関してプロの意見を聞いておきたいという方は、キャリアアドバイザーが在籍するエージェントを使ってみるといいでしょう。履歴書の添削等のサポートをしてもらうことができます。

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初回公開日:2017年04月21日

記載されている内容は2017年04月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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