IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

ビジネスにおける「またの機会に」の意味や使い方・ニュアンス・例文

初回公開日:2017年04月25日

更新日:2020年02月25日

記載されている内容は2017年04月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

言葉の意味

「またの機会に」という言葉は、日常的に使う場合は、誘われても時間の都合がつかず、次の誘いを願って丁寧に断るニュアンスがあると思います。これがビジネス用語で使われますと、否定的な意味合いを持ってきます。「またの機会に」の用法や使い方について紹介しましょう。

「またの機会に」の持つ意味とは?

「また」という言葉は、副詞、接続詞、接頭語として使われます。 副詞の場合は、 「また失敗した」というように、「再び、二度」の意味。 「彼もまた私と同様、弁護士だ」と、「同じく、ひとしく」という場合。 「またの折に」と、「別のときや、ほかに」を意味し、「またなんと悲しい話」と「驚きや疑問」の気持ちを表します。 接続詞の場合は、 「有能でもあり、また面白くもある」というように事柄を列挙するとか別の事を付け加える、そして、「してもいいし、また、しなくてもいい」と列挙した事柄のうち、どれを選んでもいい時に用います。 接頭語は「また聞き」のように、間接の意味を表します。 「機会」は「チャンス、ちょうどいい折、最も都合のよい時期」を意味します。この二つの言葉が繋がった「またの機会に」の意味は、「今回」ではなく、「別の折に」という事になります。

肯定でも 否定でも使える「またの機会に」の使用例。

「またの機会に」は使い方によっては、肯定の場合もあり、否定の場合もあります。この言葉の前後に希望が持てるような言葉があれば、「次はチャンスを作ります」となりますが、何もないと、付き合いの上でやんわりと断る社交辞令で、「今回はだめ」と諦めざるを得ません。どのようなケースに使われるのか、例をだして説明します。

「またの機会に」使用例1

道端で偶然会った高校の同級生と話し込み、食事に誘ったら、「じゃ、またの機会に」と言われた時。この場合、やんわり否定されたようにとれますが、「じゃ、またの機会に、ぜひ(お願いします)」となり、「今日は時間の都合がつかないけれど、次回は必ず一緒に食事を」という意味になります。

「またの機会に」使用例2

服を買いにブティックに行った時。目当ての服がなく帰ろうとすると、店員が「またの機会を」に「お待ちしています」と付け加えると、社交辞令とはいえ「来てほしい」と肯定的にもとれます。 これが「またの機会にお越しください」となりますと、儀礼的な感じがしニュアンスが少し弱くなります。

「またの機会に」使用例3

久しぶりに会った高校の同級生。憧れだった彼女をお茶に誘った別れ際に、「またの機会を楽しみにしています」と言われた時。この場合は社交辞令がほとんどで、「もう会うことはないでしょう」という意味になります。 次回も会いたいのなら、日時を示すとか、具体的に「次は○○を食べに行きましょう」と具体的な会話になります。

「またの機会に」使用例4

友人ら4人で遊びに行った時、一人が「ボウリング」をしようと誘い、二人は賛成しますが、残りの一人が「またの機会にしよう」と言いました。この場合は、明らかに「したくない」と拒否しています。 このように、前後の言葉のニュアンスから、賛成なのか、拒否なのかを判断する必要があります。

ビジネスにおける「またの機会に」

一般的に「またの機会に」を使用する場合は、イエスかノーか、使い分ける必要がありますが、ビジネス用語として使う時は否定的に用いるのが大半です。

ビジネス用語・使用例1

大事な取引先の担当者に飲み会に誘われたのですが、仕事の都合がつかず、どうしても断らなければならないケースは、次のようになります。「会食のお誘いありがとうございます。せっかくお声をかけていただきましたが、どうしても都合がつきません。大変残念ですが、またの機会を心よりお待ちしています」 このような断り方ならば、相手にも納得してもらえます。「心よりお待ちしています」と次につなげる言葉を添えると、相手の印象もよくなります。もう誘ってほしくない時は、次につなげる言葉は省きましょう。

ビジネス用語・使用例2

一つのプロジェクトを複数の企業で成し遂げ、担当者同士の会話です。 「また機会があれば一緒にしましょう」 「また機会があれば連絡してください」 などは社交辞令で、自然と疎遠になってしまいます。 逆に、「次はこんな事業を一緒に」と具体的に示されると、相手の仕事に対する情熱や意識の高さがうかがえ、単なる社交辞令ではなくなります。

ビジネス用語・使用例3

就職活動で、会社の求人情報をみて応募、面接までこぎつけて会社側の連絡を待っています。 「このたびは応募いただきありがとうございます。予想以上の応募があり、弊社で慎重に検討しました結果、今回は採用を見送らせていただきました。またの機会もございますのでよろしくお願いします」 「もっと早く連絡できればよかったのですが、社内で結論がでるまでに時間がかってしまい、申し訳ございません。今回は採用を見送らせていただきますが、また、次の機会もよろしくお願いします」 この場合も、次があるというのは社交辞令で、今回限りで次はないことになります。

「またの機会に」を敬語で表現

「またの機会に」を目上の人や取引相手に使う時、そのまま使うと礼を失する恐れがあります。よく使うのは「また機会があれば、よろしくお願いします」です。 これを、敬語で表現すると次のようになります。 「またの機会がございましたら、何とぞよろしくお願いいたします」 お礼の手紙で「また機会があればよろしくお願いします」は「また機会がございましたら、よろしくお願い致します」となります。

断りの連絡に対する返事

「また次の機会に」は断る時に用いる事が多いのですが、これは申し出や依頼、要望などに対して、意に添えない旨を相手に伝えることです。まず、相手の申し出などに礼を述べ、申し出に添えないことを詫び、引き続き関係を継続する意思を伝える必要があります。 「先日の件ですが、当方にとってまたとない申し入れでしたが、検討しました結果、今回は見送らせていただくことになりました。また機会があればよろしくお願いします」 となります。 断りの連絡をもらった時、どのような返事をすれば次につながるでしょうか。では、どのような返事をすれば次につながるでしょうか。 返事はこのようになります。 「見送りの件、了解いたしました。期待しておりましただけに残念です。次の機会は、ぜひよろしくお願いいたします」。 相手も断りの連絡をするのは気が重いものです。くどくど言うのではなく、「次はよろしく」程度に返事を返すのがベターです。

親しい間柄で「またの機会に」は

「またの機会に」という言葉は、仕事上や目上の人、それほど親しくない人には使いますが、友人など親しい間柄では、このような使い方はしません。「また来週」とか、「また連絡するから」というように、より具体的な言い方になります。 ちなみに、初デートした異性から別れ際に「またの機会に」と言われたら、「もうこれっきりで」と受け止めるのが正解です。

「またの機会に」と言われないために

「またの機会に」のキーワードは、次の機会があるかどうかです。たいていの場合は、現状でダメな時に使う言葉ですので、次がないことがほとんどのはずです。「いつか機会があれば、ご一緒できたらいいですね」と常に解釈するのは楽観的でしょう。 では、どうすればいいのでしょうか。一つは、現在の状況を反省して、いったい何が足りなかったのか、相手をその気にさせるのに必要な物は何か、をじっくり考えて、次の機会を自ら作るしかありません。 もう一つは、相手に「またの機会に」と言わせないように、準備を万端整えて、企画案や着想を自ら提案し、相手を自分のペースに引き込むしかありません。何事にも積極的で、準備に抜かりなく、明確な提案が出来る有能な人物、と相手が思えば、「また次の機会に」という言葉はでてきません。相手の人に今、必要のない能力、提案であっても、そういう人には別の機会を作ったり、知り合いを紹介してくれたりします。 「また次の機会に」と言われないために、今、自分に何が出来るのか、何が必要なのか、相手は何を求めているのか、を熟考する必要があります。

もっと詳しく知りたい方はこちらをオススメ

ビジネスと日常とで意味が変わってくる言葉を詳しく知っておくと、必ずどこかで役に立つことがたくさんあるでしょう。 こちらのオススメの本も是非一度目を通してみてください。

関連タグ

アクセスランキング