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「やりがいのある仕事がしたい」という時の効果的な志望動機の書き方

更新日:2024年04月10日

書類選考・ES

やりがいを感じる仕事がしたいという点について、どのように志望動機に表すべきかという記事です。やりがいという曖昧な言葉を志望動機において具体化する手法を伝えることを目指しました。自分自身と応募した仕事を論理的に繋げることで、やりがいを上手く表すことができます。

志望動機にただやりがいを感じる仕事がしたいと書くのはNG

では、ここからは、志望動機に具体的にどのようにやりがいについて書くべきかを考えていきます。まず、1つ言えるのは、志望動機に単純に「やりがいを感じる仕事がしたい」と書いても、それはむしろマイナスであるということです。 では、なぜ、単純にやりがいを感じる仕事がしたいと書くことは良くないことなのでしょうか。

やりがいなんて、誰もが求めているのです。

端的に申し上げますと、やりがいを求めていない人なんていません。やりがいのある仕事と、やりがいのない仕事があった場合、多くの人は前者を選びます。これは当たり前のことです。 そのため、志望動機に単純に「やりがいを感じる仕事がしたい」と書いても、それは至極当然のことであり、他の応募者との差別化には繋がらないのです。 それどころか、当たり前のことを単純に記載してしまったのでは、選考員から深く物事を考えていない人物だと評価されてしまうことになりかねません。つまり、単純な記載はマイナスでしかないということです。

なぜその仕事なのかということが伝わりません。

また、やりがいを求めていることは選考員に伝わっても、やりがいを求めてその仕事を選んだ理由が選考員に伝わらないことには意味がありません。 貴方の中に深い分析と思索に基づく確たる理由があったとしても、それを志望動機に明確に書かないことには、当然ながらそれが選考員に伝わることはありません。 このような理由から、志望動機に、単純に「やりがいを感じる仕事がしたい」と書くことはNGなのです。

やりがいを求めていることを伝えるための志望動機の書き方

前述したとおり、単純な記載では選考員には何も伝わりません。また、伝わらないのみならず、選考員に悪印象を与えてしまう恐れもあるのです。 志望動機の記載方法は、選考においてとても重要なものということがおわかりいただけたでしょうか。では、どのような記載をすることで、貴方の思いが面接官に伝わるのでしょうか。

論理的な構成を心がけましょう

まず、志望動機の全体を通して論理的な構成になるように心がけることが大切です。論理的でない文章は、そもそも結論が伝わらなかったり、この人は論理的な文章を書くことができない人なんだという評価に繋がってしまいます。 しかし、それは裏を返すと、論理的な志望動機を書くことができれば、貴方の思いが明確に選考員に伝わり、その上で、貴方に対して選考員は論理的な文章を書くことができる人であるとの評価をすることになります。

志望動機に、やりがいについて書く場合は、自分の中にある思いを書くことが多くなることから、文章が支離滅裂になりがちです。しかし、貴方の中にある強い気持ちをそのまま選考員にぶつけても相手を困惑させるだけです。気をつけましょう。 強い気持ちを冷静な頭で整理して選考員に伝えることで、相手に良い印象を与えることができます。論理的に、自分の気持ちを書くことを意識しましょう。

仕事にやりがいを感じた理由はあなたのバックグラウンドと繋がっています

やりがいを感じる仕事とやりがいを感じない仕事が人により違うのは、それぞれの人が持つバックグラウンドが違うためです。 例えば、幼少期から自分で考えてプログラムを組むことを楽しいと思ってきた人であれば、パソコンにほとんど触ることのない仕事よりは、パソコンを使ってする仕事にやりがいを感じるでしょう。さらには、職場に多くのプログラマーがおり、今までにないサービスを立ち上げようと奮闘する仕事であれば、さらなるやりがいを感じるでしょう。 このように、特定の仕事にやりがいを感じるか否かは、貴方の好み、貴方が今まで得てきた経験などに大きく左右されるのです。

あなたのバックグラウンドと仕事を論理的に繋げましょう

以上のように、志望動機の中でやりがいについて書く場合は、貴方のバックグラウンドと応募した仕事を論理的に繋げるとわかりやすく、印象が良くなります。 また、そのためには、貴方自身のバックグラウンドについての分析と応募した仕事についての分析も欠かすことができません。 精緻な分析を行うからこそ、論理性と説得性が高まるのです。そして、それが選考員に好印象を与えることに繋がるというわけです。

志望動機の例文を紹介します

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初回公開日:2017年07月13日

記載されている内容は2017年07月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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