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【例文つき】ご芳志の意味と使い方|ご厚志・寸志との違い|ご芳志の紹介の仕方

更新日:2024年01月20日

言葉の意味・例文

社会人になり歓迎会や送迎会に参加することが多いこの時期。そんな場面で見聞きすることの多い「ご芳志」という言葉ですが、いったいどういう意味なのでしょうか。ご芳志とご厚志の違いって?ご芳志金とは。本稿では「ご芳志」について書きました。

ご芳志を賜った際にはもらったことを皆さまに紹介する必要があります。この時に注意しなければいけないのは、あくまでも紹介するタイミングは乾杯をする前になりますので、そこを間違えないようにしましょう。

ご芳志の紹介までの流れ

①上司や目上の方の挨拶 ②今回の歓迎会や送別会の目的を述べる ③ご芳志の紹介をする ④社長の挨拶をいただいてから乾杯の挨拶をする 基本的には挨拶と挨拶のちょうど中間くらいのタイミングでご芳志の紹介をするようにすると良いでしょう。また、ご芳志を受け取ったという紹介はしても、いただいた金額について触れるのはマナー違反です。

ご芳志を複数人から頂いた場合の注意点

主賓が複数人いればご芳志金も複数いただくことになります。この場合全員紹介する必要があります。ご芳志金をいただいた方を紹介する場合は位の高い方から紹介をしていきます。

【例文】

「○○さん、□□さんから多大なご芳志をいただきました。この場を借りて紹介させていただきます。」 役職がはっきりしていて、高い立場の方であれば、部署名と役職名のほかに名前に様をつけて紹介する必要があります。ですので、複数人からご芳志をいただく場合は事前に役職などの確認をしておくとよいでしょう。

ご芳志金と寸志の相場

ご芳志金について

ご芳志金とは、いただいたお金のことを表す表現です。ビジネスシーンで多いのは歓迎会や送別会などで主賓から頂いたお金のことをご芳志金ということが多くあります。いただく際は基本的には主賓であり、主賓がいらっしゃらない飲み会などではもらうことがありません。

<例外>

上司や役員の方からご芳志をもらえる場合もあります。理由としては、社員の負担を少しでも軽くするためや、日頃の感謝を込めて寸志として渡すといったものが主です。こうしていただいた場合にもしっかりとご芳志として紹介をしましょう。

・注意点

ご芳志をいただいた際にご芳志金を足した金額と実際に徴収した金額の差分を参加者へ返金することがありますが、ここで注意することがあります。それは、ご芳志を出してくれた方へは返さないということです。ご芳志金とはあくまでもありがたく頂戴するものです。返してしまうと失礼にあたりますので、お返ししないように注意しましょう。

寸志として渡す際の相場

ご芳志金の紹介をしましたが、自分が寸志として渡す場合の相場がいくらなのか気になるかと思います。相場はおおよそ「1000~5000円」ぐらいが多いです。こうしてみると、「ほんの少しの気持ち=寸志」といった感じでしょう。 聞きなれていない言葉で寸志として渡す際に相場がわからなくてどうしよう、といったこともあるかもわかりませんが、あくまでも少しの気持ちとして渡すことがほとんどですので、無理に気取らない金額を渡すので良いでしょう。

ご芳志(ご厚志)とは主賓からの寸志。言葉の使い分けに注意しよう

今回はご芳志やご芳志金の紹介の仕方についてまとめていきました。新社会人の方はこれらについて聞きなれていないこともあり、わからない言葉でもありますが、これからの歓迎会や送別会、場合によっては普通の飲み会なんかでも聞くことがありますし、幹事を任された場合は自分で紹介していかなければなりません。紹介する場合は役職の高い方から順番に、様を付ける場合もあるということを念頭に置いておくとスムーズな信仰ができます。 また、寸志とご芳志(ご厚意)の使い分けをする必要もあり、ややこしい部分も多くありますので、それらにも注意しましょう。

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初回公開日:2017年04月14日

記載されている内容は2017年04月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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