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更新日:2024年09月27日
ネットが発展しメール等でのやり取りが主流となってきましたが、就活や願書送付といった琴は封筒を使用し重要書類を送付します。郵送のマナーがあるように、封筒の「封」にもマナーがあります。今回は封筒の何気に奥深い「封」についてご紹介します。
「かしこ」という手紙の末尾に書く語があります。これは女性にしか使えないと言われています。封筒の封に書く封字にも女性しか使えないものがあります。 それは、「蕾」です。つぼみと呼びます。この漢字以外にも「莟」やひらがなで「つぼみ」と封印を書いても構いません。しかし、ひらがなで「つぼみ」と書く場合は縦書きで封に書きましょう。これはまだ開いていないという意味です。しかし、この封字は親しい人のみ、私信として使われるものです。
ネットが当たり前となった昨今、「履歴書や職務経歴書、作品集をメールしてください」ということも多く、まったく、手紙を書かない。よって封筒に縁がない。という人は結構いると思います。 しかし、履歴書や願書というものを送付する機会があると思います。その際の封筒の封緘はどうすればいいのでしょうか。結論を言いますと、「緘」、「封」もしくは「締」の封字を黒いペンで封に手書きすれば大丈夫です。 締めの簡略である「〆」でも大丈夫ですが、丁寧な印象を持ってもらうためには、漢字で「緘」、「封」、「締」を封に書いておけばまず間違いありません。
就活で書類提出の時、「成績証明書や卒業見込み証明書を学校で厳封のうえに送付するように」という注意書きや指示があると思います。 この「厳封」とは何でしょうか。調べてみると、字の通り厳重に封をすることです。そのまんまですね。大体、就活で企業から先のような指示がある場合、「学校で厳封」という条件があります。この場合、学校側から厳封された重要書類の入った封筒を貰い、別の封筒を用意し、添え状を添えて郵送しましょう。
封筒に入れたら、封をするということは当たり前と思いますが、封をしない場合もあります。退職届は担当者に直接渡すのならば、封をする必要はないと言われています。これは履歴書でも同様です。面接時や説明会などで担当者に直接渡す場合は、封筒から出して直接渡しましょう。 ご祝儀や香典も封をする必要はありません。なぜなら、これらは手渡しとされているので、封をする必要がないのです。また、封字は私信を他人に見られないためのものなので、ご祝儀や香典は私信には封をする必要はありません。
ただの「封」ですが、封筒の封一つでスマートな人だと印象を与えることができます。見ている人は見ています。封筒の封一つのことと捉えず、封字を書いてみたり、今まで「〆」といった無難なものを使っていたのなら、「緘」や「封」など使い分けてみると、マナーの幅が増えると思います。
記載されている内容は2017年05月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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