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履歴書での正しい敬語の使い方・間違って使いやすい敬語

更新日:2024年09月23日

書類選考・ES

就職活動や転職活動で必須ともいえる履歴書。普段使っている敬語って合っているのか不安ですよね。履歴書での正しい敬語って?間違って使いやすい敬語がある?お客様、おりますは間違い?丁寧語と謙遜語の違いと使うときの注意とは。本稿では履歴書の敬語についてまとめました。

お客様、おりますは履歴書で使うのは間違い?

履歴書に使いがちな間違いやすい敬語の紹介をしました。ここで気になるのは履歴書の紹介などで「お客さま」や「おります」という表現をしているのを目にしたことがあると思います。企業によってはお客様=私たちのことを言う場合もあるのですが、この言い回しではなく「顧客」が正しいのではないかという意見もあります。おりますも丁寧な言葉として用いられることがありますが、賛否がある言葉です。ここではこの2つの言いかたの良し悪しを見ていきましょう。

「お客様」でOK。「顧客」はドライな印象がある

お客様のことを丁寧に表現するのであれば「顧客」という言葉が正しいのではないのかと思いますが、この言いかたはすこしドライな印象を与えてしまいます。小売業やサービス業では「お客様」といった表現をすることが適しています。こちらの方が温かみのある表現ですし、悪い印象を与えることはないでしょう。公共施設や医療関係であれば「利用者」と表現するのが良いです。

おります=×。「います」を使おう

こちらも「顧客」と同じような理由で硬い印象やドライな印象を与えてしまいがちな表現の1つです。こういった表現ではなく、素直に「います」と言ってしまったほうがすっきりした文章に見えますし、お堅い印象を与えることがありません。改まった表現ですので「おります」を使うと意外性を出せるかもしれませんが、必ずしもそうとってもらえるとは限らないので注意しましょう。

丁寧語と謙遜語の使い分けとは

履歴書を書く際は基本的に丁寧語を用いることが多いのですが、この「丁寧語」と「謙遜語」を混合してしまうケースが非常に多いです。ここでは2つの違いを説明します。まず、「丁寧語(尊敬語)」とは相手を敬う言葉です。語尾は「ですます調」であり、へりくだるのではなく、相手を立てるために使う際の言葉です。「~いたします」といった表現がそうですね。 次に「謙譲語」です。こちらは自分をへりくだることで相手を立てる表現です。「~いたします」を謙譲語に直せば「~させていただく」等になります。丁寧に見えるからと言って「~させていただく」なんて表現をどこでも使ってしまうと上記で説明した厚かましい印象を与えかねませんので、相手をみて使い分ける必要があります。

日常敬語には誤用があるので調べてから使おう

履歴書を書く際は基本的に「ですます調」で良いということがわかりました。しかし、日常的に使っている敬語の中には誤用があることもわかりました。 普段から丁寧語と謙譲語の使い分けなんて考えて行動している場合のほうが少ないですし、履歴書を書く際は大学生なら就活サポートセンターのようなところでまず見てもらうことで知識を付けるのが良いでしょう。 注意してるし大丈夫!なんて指摘ももらわずに履歴書を提出して痛い目を見ることだけは避けた方が良いでしょう。 履歴書の添削等のサポートをしてくれるエージェントを活用すれば、他の人よりも有利に就活に臨めるかもしれません。今後のキャリアについて相談したり、自分に合った求人を紹介してもらいましょう。

初回公開日:2017年04月13日

記載されている内容は2017年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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