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失礼にならない「知っている」の敬語表現・メールでの例文

更新日:2020年06月04日

敬語

ビジネスの場で「知っている」ということは、大きなアドバンテージを持ちます。しかし、その「知っている」ことを伝えるには、どんな敬語を使えばよいのでしょうか。ここでは、「知っている」をシーン別に考えながら、敬語に対する苦手意識をなくしましょう。

敬語の基礎知識

「知っている」は“物事の意味・内容・本質・情緒などを理解する”という意の「知る」という動詞に、動作・作用・状態の継続・進行・反復を表す補助動詞「いる」がついたもので、知る状態が継続していることをいいます。 実は、ビジネスの場で「知っている」ということは、大きなアドバンテージを持ちます。しかし、その「知っている」ことを伝えるのは、また、「知っている」かどうかをたずねるのは、意外に難しいもの。 そんな「知っている」について考える前に、まずは敬語を種類別にみていきましょう。

敬語の種類

敬語には、「尊敬語」・「謙譲語Ⅰ」「謙譲語Ⅱ」・「丁寧語」・「美化語」の5つの種類があります。 (文化庁 文化審議会の国語分科会が2007年2月2日に提出した「敬語の指針」の答申による) 尊敬語:相手の動作や相手に属するものに敬意を表す 謙譲語:自分がへりくだることで、間接的に相手を高め敬意を表す 丁寧語:丁寧に話すことで相手に敬意を表す 美化語:普通の言葉に「お(ご)」をつけて、表現を柔らかくする このうち注意したいのが、謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱの分類についてです。

謙譲語Iと謙譲語Ⅱとの違い


<向かう先>に対する敬語と,<相手>に対する敬語 謙譲語Iと謙譲語Ⅱは,類似している点もあるため、どちらも「謙譲語」と呼ばれてきました。しかしこの二つには、謙譲語Iが<向かう先>に対する敬語であるのに対して、謙譲語Ⅱは<(話や文章の)相手>に対する敬語であり、性質が異なります。この点に関係して,次のような違いもあります。 立てるのにふさわしい相手かどうか? 「先生のところに参ります。」先生は自分よりも目上だから ○ 「弟のところに参ります。」 弟は自分よりも目下だから × ではなぜこの2つがいずれも謙譲語として成立しているのでしょうか。 それは、 謙譲語Ⅰ:行為者自身<向かう先>に対する敬語→敬語の対象は「行く」という行為の相手である先生 謙譲語Ⅱ:第三者<相手>に対する敬語→敬語の対象は(弟ではない、話し相手とみられる)第三者 だからです。 なお、「先生」に対してこれらの文を述べる場合には、「先生」=<相手>という関係が成立しているので,結果として、どちらの文も同じように働くことになります。このように,行為の<向かう先>と、話や文章の<相手>が一致する場合に限っては謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱはどちらも事実上同じように使うことができます。謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱとが似ているように映るのはこのためですが、<向かう先>と<相手>とが一致しない場合には、謙譲語Iと謙譲語Ⅱの働きの違いに留意して使う必要があります。 「ます」との関係について 謙譲語Ⅰは、「ます」を伴わずに使うこともできます。例えば、「明日先生のところに伺う(よ)。」などと「先生」以外の人に述べることがあります。 一方謙譲語Ⅱは、一般に「ます」を伴って使います。例えば,「明日先生のところに参る(よ)。」などと述べるのは不自然です。

「知っている」の敬語表現

さて、「知っている」には以下のような敬語表現があります。

尊敬語 「知っていらっしゃる」「ご存じである」

「知る」に「いる」がついた「知っている」の尊敬語は、「知っていらっしゃる」。「知る」に「いる(存在する)」の尊敬語「いらっしゃる」がついたものです。また、「知っている」状態のことを「存じ」または「存知」と言い換えることもできますので、これに敬語の型「お(ご)〜ある(する)」をあてはめて「ご存じである」を用いることもできます。

注意したい尊敬語 「お知りである」「お知りでいらっしゃる」

前述したように、敬語表現の型に「お(ご)〜ある(する)」さらに「ある」の尊敬語「いらっしゃる」をつけるというものがあります。この型にならうと、「お知りである」「お知りでいらっしゃる」も間違いではないのですが、「お尻である」「お尻でいらっしゃる」と誤解を招く恐れがありますので、文章ではともかく会話ではあまり用いられません。

謙譲語 「存じ上げる」「存じる」

「知る」の謙譲語は「存じ上げる」ですから、「知っている」の謙譲語は「存じ上げている」です。例えば、二人の会話の中で社長などの目上の人が話題に上がったとしましょう。その人を知っていると敬語で言いたい場合は「(○○さんを)存じ上げております」です。ちなみに「存じ上げる」と「存じる」の違いですが、「存じ上げる」は対象が人の場合、一方で「存じる」は対象が物の場合に使う という使い分けをするというのが通説として広まっているようです。

丁寧語 「知っています」

丁寧語は「です・ます」調のことばですので、「知っています」となります。

ケーススタディ 

初回公開日:2017年04月13日

記載されている内容は2017年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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