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「言われた」の正しい敬語表現|4つの例文で使い方を知ろう

初回公開日:2017年04月05日

更新日:2020年05月12日

記載されている内容は2017年04月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

敬語

正しい敬語表現は好印象を与え、社会人としても立派な態度です。正しい敬語を使う必要はありますが、使い慣れないうちは間違えることもあります。取引先へ伝える場合の「言われた」の敬語表現、と例文などについて詳しくご紹介します。ぜひご覧ください。

敬語の種類

敬語は相手に対して尊敬の念や丁寧さを表すために使う言葉です。 敬語とは、相手を丁寧に扱い、より心地よく感じてもらうための言葉遣いです。使い方を間違えて相手に不快感を与えてしまわないように注意しながら使用しましょう。 話すべき相手を一番の尊敬対象に置いて文を組み立てていくことがポイントです。

尊敬語

尊敬語とは、相手や事物を高めるときに使う日本語の表現方法です。 目のまえにいる、いないに関わらず、何かを尊敬する場合に使われるのが尊敬語です。メールで書く際にも、話す時と同じです。 接辞語を付加したり助動詞や補助動詞を加えたりと、語尾を変えるだけで尊敬語になる語句もありますし、「おっしゃる」「いらっしゃる」のように尊敬語独自の言葉もあります。 「言う」の尊敬語は「言われた」か「おっしゃった」です。

謙譲語

謙譲語とは、相手や話題の主に対してへりくだって表現するときに使われる言葉です。 謙譲語を使用する場合は、必ずこちらの動作や言動がへりくだっていなくてはなりません。自分を1段下に置くことで、相手を上に持ち上げる方法です。 「申し上げる」「いただく」「拝見」などいろいろな言い回しの言葉があります。

丁寧語

丁寧語とは敬語のひとつで、話し手が聞き手に対して丁寧な物言いをするときに使う言葉です。 丁寧語とはつまり、ぞんざいな友達口調の話し方や言葉遣いではなく、他人行儀で丁寧な物言いをするときの言葉です。相手に敬意を持って話すときや、改まって真剣な話をしたり、相手の存在を大切に思いながら話したりするときに使われる言葉です。 語尾がです・ます調になったり、「お菓子」など、単語に「お」を付けたりして会話が行われます。

「言われた」の敬語表現と例文

「言われた」の敬語表現と例文
※画像はイメージです
出典: https://pixabay.com

ビジネスシーンなどでよく使われる「言われた」の敬語表現は、そのときの立場や使う状況によって違ってきます。 「言われた」が能動・受動的、指摘・命令の意味など、どのような条件下であったのかによって、敬語の言い回しは違います。状況をしっかりと把握して、「言われた」の敬語表現をその場にいちばんふさわしい形に変化させていきましょう。 ■「○○さんがそう言っていた」の場合 ○○さんがそうおっしゃっていました。

能動系で使われている時

能動系で使われている時の「言われた」の敬語表現は以下のようになります。 ■「終わったら言ってください」 終わりましたらお声掛けください。 終わりましたら声を掛けてください。 終わりましたらおっしゃってください。 ■「○○さんに言っておいてください」 ○○さんにお伝えください。 ○○さんに伝えておいていただきたいのですが。 ○○さんにおっしゃってください。 「言われてください」は間違いです。注意しましょう。

受動系で使われているとき

「言われた」が受動系で使われているときは、以下のように表現します。 ■「○○さんから~するように言われた」の場合 ○○さんから~するようにとの指示を受けました。 ○○さんから~するようにとのご指示でした。 ○○さんが~するようにとおっしゃっていました。

指摘の意味で使われているとき

誰かに何かを言われた・注意された・指摘されたという意味の場合は、「ご指摘を受けた」という敬語表現がよいでしょう。 誰かに何かを言われたときは、ご指摘を受けたとやわらかく言い換えましょう。 ■ビジネスメールなどの文章 ご指摘をいただきありがとうございます。

命令の意味で使われているとき

書類を届けてくれと言われたなど、命令の意味で「言われた」が使われているときは、おっしゃったに置き換えて敬語表現をしましょう。 ■「先輩がすぐにレポートを作成するようにと言われた」 先輩がすぐにレポートを作成するようにとおっしゃった。 状況に応じて、「命じられた」や「指示がございました」などに置き換えることができます。

正しい敬語表現がしたい人のための本

「新・にほんご敬語トレーニング」は、悪い例を参考に、どこが間違っているかを指摘しながら効率よく正しい敬語表現が身に付くおすすめの1冊です。 「新・にほんご敬語トレーニング」は、敬語の実践トレーニング本としてたいへん役立ち、わかりやすいと大好評です。正しい敬語表現の音声も聴けるので、目と耳、頭でしっかりトレーニングができる画期的な本です。 日本語を教える立場の人にもおすすめの1冊です。

新・にほんご敬語トレーニング
新・にほんご敬語トレーニング

「言われた」に似ている敬語表現

「言われた」に似ている敬語表現
※画像はイメージです
出典: https://pixabay.com

言われたに似ている敬語表現はいろいろありますが、かしこまった印象になります。 ■目上の方から「言われた」の尊敬語として、「仰せ使った」を使います。 ○○様から仰せ使っております。 ■「△△さんから言われたので承知している」ということを、お客様や取引先の相手に言う場合には △△から言付かっております。 △△から聞いております。 △△から指示されております。

言い付かるの意味

言い付かるの意味は、人から物や事を頼まれたり命令されるという意味です。 「言い付かる(いいつかる)言付かる(ことづかる)」は、普通語です。 「言い付かる」は「言われた」と同じような意味で、かしこまったニュアンスのある言葉です。

使い方

「〜と言われたので」「〜と言われました」を取引先などへ敬語を用いて伝える場合は、正しい表現で失礼のないように「○○から、△△さまに〜と伝えるように、と言い付かっております」と表現します。 上司への報告で、「言い付かって参りました」などと使います。

申し付かるの意味

「申し付ける」という言葉の意味は、「言う」の謙譲語の「申す」に「付ける」で、「言い付ける」という意味です。 上の立場の人が下の立場の人間に命令を下すときに使われる敬語表現です。

使い方

「何かありましたら、いつでもお申し付けください」のように使います。 「申し付かっております」という言葉をよく耳にしますが、この言葉は本来は間違っているとされています。 目上の方に対して「○○様から申し使っております」と使うのは、謙譲語の「申す」を使っているので間違いです。 お客様や取引先の方に「○○から言われたので用件を申し付かっております」も間違いです。

正しい敬語表現で評価を上げよう

正しい敬語表現をすることで、自分の価値と評価を上げていきましょう。 正しい敬語表現は好印象を与え、社会人としても立派な態度です。正しい敬語を使う必要はありますが、使い慣れないうちは間違えることもあります。 間違った敬語で相手に失礼をしてしまうというケースもありますが、誠意を持ってお話すれば、相手を尊重したいという気持ちは伝わります。 間違いを恐れずに積極的に敬語を使っていきましょう。

覚えておくと便利な敬語表現

世の中には覚えておくと便利な敬語表現がたくさんあります。 できるだけたくさんの敬語を覚えて正しい日本語を身に付け、社会人として恥ずかしくないマナーを修得していきましょう。

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