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更新日:2024年08月22日
みなさんは「進退伺い」という単語を耳にしたことはありますか?普段あまり使用しない言葉なので、知らない方も多いかと思います。後退伺いでは、それに関してのマナーや書き方が存在しています。今回は、進退伺いを軸に解説していきたいと思います。
会社で重大な失敗をしてしまったとき、提出するのが進退伺い。 「自分は責任をとって、会社を辞めたほうがよいでしょうか?」と、会社にお伺いをたてるための文書です。 そうでなくても大失敗をしたのに、進退伺いのマナーまで失敗したくはないもの。 進退伺いは、どのように書けばよいのでしょうか? 進退伺いを提出するのは、トラブルや不祥事によって、会社が大きな損失を受けた時です。 トラブルの規模や、会社の被害が大きすぎて、トラブルを起こした社員を退職させるだけでは責任を取りきれない。 そういうときに、その社員の上司が進退伺いを提出します。 ただし、進退伺いを提出すべき状況なのか、提出するタイミングも、自分一人では判断できないことがあります。 どこからが進退伺いの対象となるのかは、会社によって違うのです。
進退伺いの提出は、会社が大きな損害を受けたときに限ります。 しかし、この「大きな損害」がどれくらいの損害なのかは、会社の規模などによって違ってきます。 「進退伺いを書くべきなのは、どれくらいの被害を出した社員か」という基準も、会社によってさまざま。 自分一人だけで判断して、進退伺いを書いて提出するのは考えものなのです。
有給休暇届けや、退職届など、会社で使われる文書の大半は、自分一人の判断で、提出したり、しなかったりするものです。 しかし進退伺いという文書の場合、他とは少し状況が違います。 自分では大変な問題を起こしたと思っていたのに、あえて進退伺いを提出するほどのトラブルではなかったり。 逆に、ささいなトラブルだと思っていたのに、会社から進退伺いを提出するよう言われたり。 進退伺いは、自分一人で提出すべきかどうか、決定するものではありません。 状況やタイミングをよく見て、必要なら上司や部下と相談した上で、提出する書類なのです。
会社にトラブルが起きた時は、トラブルの原因究明を先に行います。 進退伺いが提出されるのは、トラブルの内容がすべて判明し、原因となった社員が誰なのか、明確になってからです。 それに進退伺いは、他の社員が書いた始末書などの書類も、一緒に提出する場合が多いのです。 トラブルの原因や責任者がはっきりしていない段階で、自己判断で進退伺いだけを提出するのはよくありません。
状況にもよりますが、進退伺いが単独で会社に提出されることはまずありません。 トラブルが起きると、トラブルの原因となった社員が「始末書」を提出します。 その社員の上司が提出するのが「進退伺い」。 その進退伺いは、「退職届」などと一緒に提出されることが多いのです。 この「始末書」と「進退伺い」と「退職届」は、すべて内容や目的が違います。
始末書は、どういうトラブルがあったのか会社に報告し、反省やお詫びをするのが目的で書かれる文書です。 トラブルを起こした社員本人が書くことになります。
進退伺いの目的は、「部下が起こした問題の責任をとって、上司の私も会社を辞めたほうがよいでしょうか?」と、会社にお伺いをたてること。 ですから進退伺いを書くのは、ほとんどが中間管理職です。 「私が会社を辞めるかどうかの判断は、会社にお任せします」という意味も含まれています。
進退伺いは、退職届と一緒に提出します。 退職届の目的は、社員本人が「会社を辞めます」と意思表示することです。 進退伺いは「会社を退職した方がよいでしょうか」と伺う文書ですが、退職届は社員から会社へ「退職します」と伝える文書なのです。 会社が社員に退職してほしくない場合は、社員に対して「退職届の提出を考え直してください」と申し出る形になります。 これは、進退伺いと関係ない、一般的な退職届でも同じです。
記載されている内容は2022年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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