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「顔を出す」の尊敬語・顔を見せるとの違いと使い分け

更新日:2024年04月18日

敬語表現

顔を出すの意味と使われ方、顔を出すの尊敬語、顔を出すと顔を見せるの違いと使い分け、メールで顔を出すということを伝える文例を説明いたします。「顔を出す」の使用方法は単純ではありません。日本語特有のルールがたくさん隠されています。これから説明いたします。

プライベートで親しい方やビジネスである程度お付き合いのある方などと、Eメールや携帯電話メール、LINEなどでメッセージをやり取りする際は「□□様 今晩は自治会役員に、顔を出してくれて助かりました。」「○○様 土曜日の集まりに、顔を出してくれてありがとう。」「△△殿 昨日はICTセミナー後の懇親会に、顔を出してもらえて感謝です。」などケースがあります。初対面や目上の方、お客様へは「□□様 今晩は自治会役員へ、お足を運んでいただき助かりました。」「○○様 土曜日の集まりに、お足をお運びいただきまして、ありがとうございました。」「△△殿 昨日はICTセミナー後の懇親会に、お足をお運びいただきまして、ありがとうございました。」のようにお礼メールなどに使用します。 「お足をお運びいただき…」の行を「お越しいただきまして…」に置き換えて使用することも可能です。「顔を出す」はイベントのお誘いとお礼に使用できます。「顔を出す」を丁寧に使用する際は、イベントのお誘いには「お越しいただく」、お礼には「お足をお運びいただく」と使い分けが大切です。

電子メールの利用マナー・書き方

9.「顔を出す」の使い方をしっかり覚えましょう

「顔を出す」は、プライベートで親しい方や友達、ビジネスである程度お付き合いのある方などに対して使用できます。しなしながら、初対面の方や目上の方、ビジネスでお取引があるクライアントの方々へは「顔を出す」を使用すると大変に失礼な文書になります。「顔を出す」は事前・事後に使用が可能なことばです。丁寧に使用する際は事前には「お越しいただく」、事後には「お足をお運びいただく」を使用します。また、こちらから初対面の方や目上の方、お取引があるお客様へアクションを起こす際は、「伺う」を使用しましょう。難しいと思ったらインターネット検索でビジネス文書のサンプル集などがサポートしてくれるはずです。

初回公開日:2017年03月30日

記載されている内容は2017年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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