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更新日:2024年07月25日
この記事では「根を詰める」という言葉の意味や使い方を紹介しています。なんとなく「がんばること」と理解している人も多い言葉ですが、それは誤りです。「根を詰める」を使うふさわしい場面や状況があります。誤って使わないよう、「根を詰める」の正しい使い方を学びましょう。
「根を詰める」とは、「一つの物事をするのに、精神・肉体の疲労をかえりみず、精神を集中させて没頭すること」です。 ここからは「根を詰める」という言葉の読み方、「根」という漢字の意味、「根詰める」という言葉との違いについてみていきましょう。
「根を詰める」の読み方は、「こんをつめる」です。 滅多にないケースですが、「根を詰める」を「ねをつめる」と読む方がいます。もちろん誤読ですので十分注意しましょう。
「根を詰める」の「根」という漢字は、「根性」の「根」を表しています。 「根を詰める」といった場合の「詰める」は、「つぎ込む」といったニュアンスを持ちます。「根性を一つのことにつぎ込む」ということから転じて、「集中する」や「没頭する」といった意味になります。
「根を詰める」とよく似た言葉に「根詰める(こんつめる)」があります。この2つの言葉に違いはあるのでしょうか。 「根詰める」は「根を詰める」を略した表現なので、意味や用法に違いはありません。
ここからは「根を詰める」の使い方を見ていきましょう。 「根を詰める」という慣用句を使うケースやその例を、また「根を詰める」を使った例文を5つ紹介します。番外編として「根を詰める」をPCで変換した時に起こりがちな誤変換についても紹介します。
「根を詰める」の意味は、「一つの物事をするのに、精神・肉体の疲労をかえりみず、精神を集中させて没頭すること」でした。 「今日は15分だけがんばりました」といった、軽いニュアンスで使う言葉ではないので注意しましょう。
ビジネスシーンで「根を詰める」という言葉が使われるのは、次のような場面です。 Aさんは大事な取引先へのプレゼンを任されました。「失敗したら契約してもらえないかもしれない」と心配が頭から離れません。資料が完成しているにもかかわらず、「根を詰め」て「念には念を」と、プレゼンの直前まで確認作業を続けます。
「根を詰める」という言葉は、ごく普通の主婦に対しても使われます。 Bさん夫婦は共稼ぎの環境ですが、老後の資金に回すために少しでも節約しようと必死です。家計簿をつけ近隣のスーパーのセール日も把握し、10円でも安いと知れば1km歩くことも苦になりません。 そんなBさんの姿勢を表現するときに「根を詰める」という言葉が使えます。
記載されている内容は2017年03月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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