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ビジネスやメールにおける「考える」の敬語表現

初回公開日:2017年03月29日

更新日:2017年08月04日

記載されている内容は2017年03月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

敬語

日本語の「考える」という意味合には、その対象が自分だけの場合と、他人を察している場合とに分かれ、それによって用いられる敬語や英語の表現方法は違います。また、類義語の「思う」は前者の場合で適用され、この敬語の「存じる」を「考える」の意味として使うこともあります。

「考える」と「思う」の敬語表現は違ってくる

まず敬語には、相手を立てたり、目上に人に対して話したりする時に用いられる尊敬語、自分の立場を下に下げて話す時に用いられる謙譲語、話し相手に対して丁寧に述べるときに用いられる丁寧語の3種類あり、「行く」や「見る」などの基本動詞を変換して用いますが、種類によって変換方法が異なりますが、敬語に変換する方法はある程度の規則性があります。

具体的には、尊敬語では、「お∼なる」や「お∼なさる」、「貴~」、「御~」などがなり、謙譲語では、「お∼する」や「拝~する」、「弊~」などがあります。丁寧語では「~ます」となるパターンが多いです。なお、「~」には基本動詞や紙、店などの名詞が入ります。

以下に「考える」と「思う」の敬語表現をそれぞれ3種類ごとに記します。

「考える」の敬語表現

まず、「考える」を基本法則に従ってそれぞれ直すと、尊敬語では、「お考えになる」、謙譲語では「拝察する」、丁寧語では「考えます」となります。なお、謙譲語で「拝考する」でなく「拝察する」になる理由としては、「察」という漢字には考察のように、調べて明らかにするという意味合いがあることが考えられます。

また、この他にも尊敬語では「ご高察なさる」、謙譲語では、「考えておる」や「愚考する」などが用いられることもあります。

「思う」の敬語表現

次に、「思う」を基本法則に従ってそれぞれ直すと、尊敬語では、「お思いになる」、謙譲語では「拝察する」、丁寧語では「思います」となります。なお、「考える」のときと同じく、謙譲語で「拝思する」でなく「拝察する」になる理由としては、「察」という漢字には先述した、調べて明らかにするという意味合いの他に、推察のように、推し量る、思いやるという意味合いがあることが考えられます。

また、この他にも尊敬語では「おぼし召す」、謙譲語では、「存じる」などが用いられることもあります。

これらのように、同じ自分の頭を使う動作である、「考える」と「思う」の表現方法は共通の意味合いがある謙譲語の基本パターンの「拝察する」を除いて異なりますが、これは前者が客観的な判断をすることを指すのに対し、後者は主観・感情的な心の動きや瞬間的な判断をすることを指すといった違いがあるからです。

「考える」の敬語表現はビジネスシーンでそのまま使えるのか

まず、会社などの組織の中で生きていく中では、社長や係長のように役職や年齢によって上下関係がハッキリとしていることが多いので、ビジネスシーンにおいては若手社員を中心に自分が下の立場にいることをアピールしないと先述した上の立場の人に対して大変失礼なことをしてしまう可能性が高いです。

また、お客様のように来店および来社した人が立場的に上になることも多いので、上司や客などが関わる動作などに対しては尊敬語を、自分自身やその身内に関する動作などに対しては謙譲語で表現できるようにすることが重要になってきます。また、丁寧な言葉遣いも相手に対する敬意を表すことから丁寧語も必要になってきます。

「考える」の敬語表現としては尊敬語では、「お考えになる」や「ご高察なさる」などがあり、謙譲語では、「拝察する」、「考えておる」、「愚考する」などがあります。丁寧語では「考えます」であり、基本的はメールなどの文面上や社内ミーティングなどの会話などのビジネスシーンにおいて、これらの表現を用いることはできます。

ただし、このように尊敬語や謙譲語での「考える」の敬語表現は複数種類ありますが、考える対象が、その人1人だけなのか、相手に対してなのかによって区別されます。

「考える」対象が1人だけの場合の敬語表現と使用例

まず、尊敬語では上記のうち「お考えになる」が、ただ考えるだけの行為を表すので、これを用いることになります。これを用いた例として、「このプロジェクトの方針についてグループ長のお考えのお聞かせ願いませんでしょうか。」などがあります。

次に、謙譲語では、通常は「考えておる」から「~と考えております」という形で用いられていることが多く、具体的に、「今、その件について考えております。」などがあります。また、「愚考する」の愚考は自分の考えのことなので、これも使われます。具体的には書面上で用いられていることが多く、例えば、「私はこの提案に関しましては、以下のように愚考いたしております。」などのように使われます。

さらに、このケースだと、意味合いとしては「思う」とそれほど変わらないので、この敬語表現の謙譲語である「存じる」が用いられることもあり、具体的には、「これから、お食事をお出ししたいと存じますが、いかがでございましょうか。」のように使うこともできます。

「考える」対象が相手に対しての場合の敬語表現と使用例

まず、尊敬語では、上記のうち「ご高察なさる」が、考えた上で他人の心中を察する行為を表すので、これを用いることになります。これを用いた例として、「何卒、当方の事情をご高察賜りまして、悪しからずご了承のほどお願いいたします。」などがあげられあす。ちなみに、これは提案などを書面で却下したことを通知する際などに用いられる傾向にあります。

次に、謙譲語では、このケースでも「~と考えております」が使われることが多いですが、「拝察する」の拝察は他人の心中を察することなので、これも使われます。具体的には書面上で用いられていることが多く、例えば、「今回の成功に対するメンバーの喜びは如何ばかりかと拝察申し上げます。」などがあげられます。

英語ではビジネスシーンで「考える」をどう表現しているか

まず、敬語表現を使うことで、部長などの目上の人や顧客などに対して敬意を表すことができ、その時に敬意を表す人の動作か、自分自身の動作かによって表現方法を変えて相手の立場を上げたり、自分の立場を下げたりすることができます。

しかし、ヨーロッパやアメリカなど英語を使う地域で生活する人には、このような考え方ではなく、みんなが平等であるという考え方が一般的であるとされることから、英語には動詞を受け身として表す受動態に変換したり、過去や未来等の時制を表す形に変換したりする仕組みがあっても、尊敬語や謙譲語のような敬語表現に変換する仕組みはありません。

ただし、英語でもWould you~?(~していただけないでしょうか)のような丁寧な表現はあります。

そもそも、「考える」を英語で表現するには微妙な意味のニュアンスによって使う単語などが変わってきます。

まず、中学校に入りたての頃の英語の授業において、「考える」はthinkであると教わった方もいらっしゃるのではないでしょうか。学習が進むにつれて、同じ「考える」を表す単語としてconsiderやsupposeなど登場してきます。

具体的に、これらの表現の違いとしては、まずthinkは自分が感じたことをストレートに述べたい時などに用いられることが多く、feelやassumeを用いても表現できます。次にconsiderは自分の頭でじっくり考えた上で意見の述べたい時などに用いられることが多く、regardやdeemを用いても表現できます。最後に、supposeは自分の考えに確信や自信があまりない時などに用いられることが多く、maybeやlikelyを用いても表現できます。

ビジネスシーンではconsiderが良く使われる

この中で、ビジネス面でよく用いられている、「考える」の単語としてはconsiderやregardなどが挙げられます。なぜなら、ミーティングなどで自分の意見を述べる際は、しっかりと考えた上で発言することが多いからです。具体的には「I consider this proposal valuable(私は、この提案に関して貴重なものであると考えます)」などが挙げられます。

ただし、提案を相手に検討して欲しい場合などは、先述した丁寧な表現を用いて「Would you consider this proposal?(この提案についてお考えいただけないでしょうか?)」などが挙げられます。

相手の気持ちを察する場合はsympathizeなどを用いる

また、相手の気持ちを察した上での「考える」を表す英語としては「思いやる」と同じ意味合いとしてsympathizeやfeelなどを用いることがあり、具体的には「I sympathize with you in your sorrow at your grandfather’s death(祖父が亡くなり、さぞご無念の事とご心中お察し申し上げます)」などのように敬語表現として用いることができます。

基本的に「考える」の表現は自分主体?

これらのように、「考える」という動作の対象が自分自身に対して行っているのと、相手を気遣った上で行っているのとでは日本語の敬語だけでなく、英語でも表現方法は変わってくるため、あいまいな単語に対しては対象をしっかりと区別する必要はがあるでしょう。

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