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更新日:2024年06月17日
この記事では、時間厳守に対する各国の考え方や時間厳守の意義、ビジネスでの敬語表現、時間厳守の英語表現などをご紹介します。日本では、時間厳守は社会人としての常識と言われているけど「何でだろう」とふと疑問に思った方は、ぜひ参考にしてみてください。
時間厳守とは、「決められた時間を守ること」「指定された時間までにタスクを完遂する、ないしは義務を果たすこと」という意味です。文化圏ごとに時間厳守に対する考え方には差がみられ、許容される遅れの程度は異なります。多くの文化では少々の時間の遅れは許容されています。
アフリカなど、一部の文化では把握していた締切と実際の締切が異なるという、暗黙の了解の文化が存在します。例えば、こうした文化の下では、公式に発表された時間よりも一時間遅れて人々が集まる、と理解されます。この場合、「午後7時にパーティーが始まる」と参加者に伝えると、参加者はみんな午後8時から始まると理解します。そのため、全員が、午後8時に集合するので、結果としては、誰も困りません。 「時間厳守」に対する考え方が、日本とは、かなり異なります。
イギリスは、ヨーロッパのなかでも「時間厳守の国」と言われています。イギリスの時間厳守は「時間通り」を意味しています。約束の時間よりも早めに着くのではなく、約束の時間ぴったりに現われることが時間を守るということを意味するのです。時間より早く到着するのは、先方に対して失礼という考え方の人が多い傾向にあります。
ドイツには「時間厳守がすべてである」という慣用句があるほど時間厳守が徹底されています。一度契約を交わしたら必ず納期を守らなければならず、原則として変更は認められないようです。打ち合わせの時間も決められた時間通りに行われます。
日本では、「時間厳守」が社会人の常識とされています。取引先との約束がある場合は、先方の受付に5分前には到着しておくのがビジネスマナーとされています。 また始業時間は出社時間ではなく業務を開始する時間であるので、出社は始業時間よりも早くすべきであり、遅刻することが分かった時点で上長に連絡をいれることを求められます。しかし、沖縄県では待ち合わせに時間通りに集まらないことも多く、またそれをとがめることも少ない「ウチナータイム」と呼ばれる習慣が根付いているようです。 このように、時間厳守の考え方は、国によって異なります。海外で仕事をする場合、時間厳守に対する考え方を調べた方が良さそうです。ここからは、日本での時間厳守の考え方をもとに、「時間厳守の意義」をみていきましょう!!
良い人間関係を築くためには、「時間厳守」は基本でしょう。時間を守ることは、相手から信頼してもらうためにも大切な約束事です。これは、時間をきちんと守ることで、約束も守ってくれるということにつながるためです。どちらも同じ「約束を守る」ということであるため、本質は同じです。 友人や待ち合わせの相手が、約束の待ち合わせ時間に遅れてきたとします。日本人の多くは時間に遅れてくる人を心の中のどこかで「信用できない」と感じてしまいます。仕方ない事故ならいざ知らず、毎回遅刻する人は、「約束事を守ってくれない人・約束を破る人だ」と認識されてしまいます。友人や相手をがっかりさせないためにも、良い人間関係を築くためにも、「時間厳守」は必須なようです。
時間厳守が社会人の常識と言われる理由として、時間厳守ができるかどうかは、「信用問題」に直結するからという理由があります。時間を守れないと関係する相手から良い印象を持たれず、試験を受けられなかったり、アルバイトをクビになったりします。それでも、学生時代はまだ子ども扱いであるため、大人に守られ事なきを得ることもあるでしょう。それにあくまで、「自分の問題」として終わります。 しかし、あなたが会社員になるとその問題はあなただけのものではなく、「会社の問題」に発展します。時間厳守ができない現場に社外の人間がいたときは「この企業は時間にルーズだ」・「教育がなっていない会社だから取引もやめておいた方が良いな」というような印象をあたえてしまうことでしょう。1人の行為で、その人が所属する組織全員が迷惑をこうむることになるのです。 こういった理由が、「時間厳守は社会人としての常識」と口酸っぱく言われる背景にあります。つまり、あなたのために言われているのではなく、会社のために言われているという意味合いがあるのです。 また、時間は労働の対価を得るための基準であるとも言えます。出退勤のタイムカードを見れば、理解できるでしょう。多くの労働者は、勤務時間に応じて賃金をもらっています。予定勤務時間に遅れたり、早く出勤したりすることは、労働契約を破っているということであるため、それをごまかすような行為は賃金を不当に請求しているとも取られるのです。 出退勤だけでなく、それぞれの仕事に課される期限も重要です。締め切り通りに仕事を終えられなかったり、書類を提出しなかったりといった行為も、当然信用を毀損してしまいます。指示された仕事は、期日通りに行ってこそ仕事をしたと言えるでしょう。期日を超えてしまった仕事は、どれだけ内容が整っていても本来の仕事はできなかったということになるのです。 そしてさらに悪い事に、「時間厳守」ができないと、他の社員があなたの遅れた分の仕事を背負うこともあります。負担してくれた人にも自分の仕事があったため、会社全体の仕事を非効率的にしてしまったとも考えられます。社会人として、時間厳守が基本と言われる理由が分かりましたね。
面接では、時間厳守が求められます。たとえ1分の遅刻であれ、第一印象はよくありません。中には、受け入れてくれる企業もあるでしょうが、例外と考えた方が良いでしょう。面接は、採用を決めるための大切な場です。遅刻だけは、1分でも気をつけなければいけません。では、遅刻をしなければ良いか。というと、それも違うのです。面接時間に絶対に遅れないよう早めに到着を心がける人もいるでしょう。例えば、面接時間の30分~1時間前などです。遅刻しないのはいいのですが、予定時間よりも早く来すぎるのもNGです。 どちらも、「約束の時間通り」ではないという点では、同じだからです。面接官にも、予定があります。早く到着しても、面接官は準備がまだできていないため、迷惑になる場合があります。印象が良いのは、5分前です。遅すぎず、早すぎず、時間ぴったりという印象を与えてくれるでしょう。 「時間を守ること」=「時間厳守」は、信用・信頼を得るために、必須なのですね!!
記載されている内容は2017年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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