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更新日:2024年08月29日
婉曲表現とは、一般的に否定的な意味をもつ語句を用いず他の語句に置き換える語法です。具体的に聞き手が不快に感じる困惑を少し和らげる目的で、話し手が不都合やタブーの抵触を避ける目的に用いられるようです。どのように婉曲表現を使用するのがマストなのかご紹介致します。
英語で、婉曲表現は、【euphemism】(ユーフェニズム)と言います。英語を話す国の人達は、直接的な言い方をすると言うイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。しかし英語にも婉曲表現が沢山あります。 1.背が低い (直接的)short(婉曲表現)big-boned、portly 2.お手伝いさん (直接的)maid(婉曲表現)sanitation worker 3.家のない (直接的)homeless(婉曲表現)on the streets 4.酔った (直接的)drunken (婉曲表現)tired and emotional 5.トイレに行く (直接的)go to the toilet(婉曲表現)go to the rest room、 go to the bathroom 6.息を引き取る(直接的)die(婉曲表現)pass a way 、depart this life 7.解雇する (直接的)fire someone(婉曲表現)let someone go とこのようなものがあります。
『英語を話す日本人は品がないと言われる』と国際ジャーナリストの大野和基さんは言っています。なぜなら表現がストレートで文章が短いからだそうです。日本人は英語では簡潔に直接的な言い方をするものだと勘違いしている証拠で、短い文章は、ぶっきらぼうで失礼に感じられるようです。日本語も英語も言い方を気をつけるのは同じでしょうが、日本語のように英語は曖昧ではなく、言いたいことが明確なのだとか。 例えば相手の間違いを指摘する場合『You made a mistake』と言うと、あまりにもストレートです。しかし『I found what seemed to be a mistake 』と言うと同じ事を伝えるにしても、相手に気持ちの余裕を与えるでしょう。主語が私だと、相手が間違えていることを指摘するのに、遠まわしな為、より効果的ではないでしょうか。
英語でも日本語でも、婉曲表現は円滑な人間関係を保つには、なくてはならないものですね。ただ婉曲表現について考えた結果、わかったことが1つあります。ビジネスで相手への気持ちに配慮した場合に使用するのは適切でしょうが、恋愛で相手へ思いを伝える表現には不向きかもしれません。例えば好意をもった相手に、『あなたの事好きかも』と言った場合、相手の気を引きたいだけの時は良いのかもしれません。しかし『あなたの事が好きです』と言ったほうが、相手に明確に気持ちが伝わります。このようにTPOに合わせて婉曲表現は、使い分ける必要があるといえるでしょう。
記載されている内容は2017年03月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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