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クッション言葉を使うべき8つの場面をご紹介|例と例文も併せて解説!

更新日:2024年03月14日

言葉の意味・例文

ビジネスシーンにおいてよく使われる「クッション言葉」についてご存知ですか?本記事では、「クッション言葉」の意味や使い方などをご紹介します。「クッション言葉」の適切な使い方を知りたい方は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。

「伝言をお願いしたいけど、どんな言い方がいいのかな」 「嫌な印象を与えずに断る方法はあるの?」 このような場合に、ビジネスシーンはもちろん、日常的に使われる「クッション言葉」ですが、具体的にどのような言い回しをしたらよいのか分からないという方も少なくないのではないでしょうか。 本記事では、「クッション言葉」とはなにか、使う場面や使うときのポイントを紹介しています。 この記事を読むことで、「クッション言葉」の意味や使い方を正しく理解できるため、適切なタイミングで「クッション言葉」を使えるようになるでしょう。 ビジネスシーンなどにおいて、相手に失礼のない言葉遣いを身に付けようと思っている方は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。

クッション言葉ってなに?

クッション言葉とは、相手になにかを訪ねたり、お願いをしたり、お断りをしたり、異論を唱える場合などに使う言葉を柔らかくするため、その言葉の前に添える一言です。具体的には「ちょっとすみません」や、英語では「Excuse me,〜」などもこれに当てはまるでしょう。 ビジネスにおいても、このクッション言葉というものはへりくだって使う敬語と共に、印象を柔らかくするため無意識に使っているものだと考えられます。ビジネスシーンで意識する敬語に、この『クッション言葉』とは必要不可欠なのではないでしょうか。 内容的に失礼にあたるような言葉でも、このクッション言葉一つで失礼になることなく伝えることができるので、意識しておくととても便利なものと言えます。 人間関係をギクシャクさせないために無意識に相手を気遣う言葉として頻用されている、実に日常的な言葉です。

クッション言葉を使う場面は?

クッション言葉とは、下記のような場合に用いられ効果を発揮するものです。

  • お尋ねする
  • お願いをする
  • 断りを入れる
  • 異論を唱えるなど

相手にこれらを伝えるとき、直接言葉を伝えてしまうと角が立ってしまう、または直接言いにくいというときに便利なのがクッション言葉です。 当たり前によく使うので、それぞれをちゃんと嚙みしめることも少ないのではないかと思われますが、どういった形で用いられるのかを具体的におさらいしつつ、今一度使い方とその効果を検証してみましょう。 ここでは、8つの場面に分けてご紹介します。

依頼する場面

  • すみませんが→すみませんが、譲っていただけませんか。
  • 恐れ入りますが→恐れ入りますが、伝言をお願いできますか。
  • 恐縮ですが→恐縮ですが、お電話いただけますか。
  • お手数ですが→お手数ですが、ご連絡下さいますか。
  • お手数をおかけしますが→お手数をおかけしますが、シートをお取り下さい。

このように、他人になにかをお願いするときなど、「すみません」や「ちょっといいですか?」など、あえて意識しないでいても、実際には無意識に枕詞としてクッション言葉を利用している人も多いのではないでしょうか。

断る場面

  • あいにくですが→あいにくですが、時間がございません。
  • 残念ですが→残念ですが、この話は無かったことにさせて下さい。
  • せっかくですが→せっかくですが、辞退申し上げます。
  • 申し訳ございませんが→申し訳ございませんが、こちらでは扱っておりません。

例えば、電話対応をメイン業務とするテレフォンオペレーターの間では、しっかりとしたクッション言葉を利用することが大前提で、またそのような専門教育をしっかりと受けてから業務に就きます。 しかし、専門教育と言っても殆どの場合、既存のマニュアルにクッション言葉を含めた「対応用語」として組み込まれているので、自然と身につくことが多いようです。

尋ねる・質問する場面

  • 失礼ですが→失礼ですが、以前お会いしましたか。
  • (お)差し支えなければ→(お)差し支えなければ、お話を伺えませんか。
  • 念のため→念のため、お電話番号をお教えいただけますでしょうか。
  • 恐れ入りますが→恐れ入りますが、お名前をお伺いしてもよろしいですか。

1つ目と2つ目のクッション言葉は、できれば教えて欲しいという、相手へ判断をゆだねるようなクッション言葉になります。確実に答えてもらう必要があるときには、「念のため」や「恐れ入りますが」を使いましょう。

反論する場面

  • 失礼かとは存じますが→失礼かとは存じますが、これは前回の資料ではないでしょうか。
  • 出過ぎたことを申しますが→出過ぎたことを申しますが、再検討が必要だと思います。
  • 差し出がましいようですが→差し出がましいようですが、こちらの手順の方がよいのではないでしょうか。
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初回公開日:2017年03月18日

記載されている内容は2017年03月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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