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更新日:2024年07月18日
社内政治、社内政治力とはどういったものかを説明します。そして、仕事を行っていくうえで欠くことのできない社内政治力をどう身につけていけばいいのでしょうか。社内政治を忌避しすぎず、バランスのとれた人間関係を構築することがキーです。
「社内政治力」と聞くと、重たく腹黒いイメージを抱く人もいるかもしれません。しかし、社内政治はどこの会社でも必ずといってもいいほど存在します。社内政治はどんな職種、どんなポジションの人も関係してくるものであり、自分は関係ないと距離を置くことの方がかえってその人にとって良くないこともあるでしょう。 『伸びる女の社内政治力』などの著者である関下昌代さんによれば、「会社のことをよく知り、敵をつくらず、味方を増やし、自分の居場所を確立して最終的に考えやアイデアを実現していく。」ことが社内政治であると述べており、自分の影響力をいかにして大きくするかが重要であるといっています。
では、どうしたら社内政治力は身に付くのでしょうか。重要なのは以下の2点です。 ・身だしなみを整える ・笑顔で話しかける 非言語と言語の両方のコミュニケーションがすべて社内政治につながっています。何も考えないで目の前にある仕事だけひたすらこなしていくのではなく、コミュニケーションを大事にしましょう。職場や仕事をする相手をよく観察して、それに合わせて自分の振る舞いを調整する必要があります。そして相手に信頼してもらう事ができれば、社内政治に対応していく事ができるでしょう。
男女平等ということが世間で言われるようになってから何年も経ちますが、少なくなってきたとはいえ、それでもいまだに伝統的な日本の企業では男女の待遇などに大きな差があることは否めません。そういったことからも女性が自分の行いたいことを社内で行っていくうえで重要になってくるのが社内政治力の有無です。多様な人脈、情報源を持っておくことでいざという時に自分が行いたいことができるようになるといえます。
とはいえ、やはり社内政治に嫌気がしたり、うんざりしたりする瞬間は人間誰でもあるものです。特に人間関係が原因で、なかなか自分が考えた企画が通らなかったり、また期待していた昇進が妨げられた場合などはどんな人でも社内政治にうんざりするでしょう。
そういう状況に負けないためにも必要なこととして、バランスよく自分を出していくことが重要です。ロビー活動という言葉もあるように、自分がどういう風になっていきたいのかを他人に伝えていき、自分をサポートしてくれる仲間を増やしていくことが重要であるといえます。 またそれに加えてもう一つ、社内に敵を作らないことも非常に重要といえます。目標とするプロジェクトやポジションに手が届きそうな時に、社内敵からのネガティブな意見で話が振り出しに戻ることはよくあることです。こんなことを書いていながらも、自らわざわざ社内敵を作ろうとする人はいないと思うかもしれません。 しかし、些細なことから敵は作られてしまうものです。自分は意識していなくても、相手は反感を覚えてしまうことはあり、だからこそ社内の人と接するときは相手に合わせて柔軟に対応する必要があるといえます。特に自分よりも下の職位の人と接するときは十分に注意が必要です。八方美人ではなく、一人一人への振る舞いに差異をつけながらも、誰にも反感を買われないようにすることはとても重要なスキルといえます。
仕事ができる優秀な人でも社内政治が苦手であったり、面倒であるという人は少なからずいるものです。しかし、スタンフォード大学のJeffery Pfeffer教授が言っているように「空気や水、そして、重力のように権力とその影響はいたるところに存在しています。」だからこそ、社内政治が面倒であってもしっかりと対応することは必須なのです。重力から逃げようと思っても逃れることはできませんよね。それと同じで会社という組織に所属する限り、社内政治から逃れることはできません。 もしもどうしても社内政治が嫌な場合は自分で会社を作り、独立して仕事をするしかないでしょう。しかしほとんどの人はそうまでして、社内政治から逃れたいとは思わないのではないでしょうか。そうでないのであれば、以下に述べる3つの方法で社内政治力を高めていくことが対処法として有効でしょう。
誰が影響力を持っているのかを認識することは、自らの勢力を拡大するために必要なことです。影響力を持っている人は必ずしも職位が上の人とは限りません。よく言われる話で、高い職位の人の秘書やアシスタントの人が重要な影響力を持っていることもあり、だからこそ誰が影響力を持っているのかを正確に把握することは重要であるといえます。勢力を把握するための指標として有効なものが、職位という当然のものを除きいくつかあるかと思います。 代表的なものとしては、①人事権の有無、②予算の大きさ、③人員数といったところからどの人が影響力を持っているのかをある程度見極めることが出来るかと思います。特に人事権の有無は、権力の根幹ともいえるもので、それに付随してくるものが予算、そして人員数というものかと思います。そういったものの決定権を誰が握っているのかを知るだけでも会社内の勢力は把握しやすくなるといえるでしょう。
記載されている内容は2017年03月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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