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機会費用の具体例と計算方法・機会費用と埋没費用の違い

更新日:2022年07月05日

ビジネススキル

こちらの記事では、機会費用の例・具体例や機会費用と埋没費用の違いなどを紹介しています。機会費用という言葉をみなさんは聞いたことがありますか。機会費用の概念は日常の多くの場面で実は使われています。どのような場面で使われているのか見ていきましょう。

機会費用とは

機会費用の例・具体例

機会費用は実際どのような場面で使われるのか、例と具体例を見ていきましょう。

・個人において、仕事に就く能力があるのに働く意思のない人は、本来働いて得られるであろう収入面の機会費用を失っている。 ・企業において、給料の高い管理職が、部下に仕事を任せず、単純な事務作業で時間を浪費するのは、本来すべき付加価値の高い業務(成果)面で機会費用を失っている。 ・資産運用において、マーケットで利益を上げられる機会があるのに、何もしないことによって収益面の機会費用を失っている。

具体例

ビジネスシーンとプライベートシーンに分けて紹介します。

ビジネスシーン

○仕事上の移動で、タクシーを使った方がバスを使うより一時間早い場合、どちらを利用するべきか? バスとタクシーのどちらが得かを考える時は、その時の自分の機会費用について考えるべきです。1時間に何件も得意先を回り確実に成果をあげる社員なら、1時間あたりの機会費用はタクシー代よりも高い(タクシーの方が得)です。逆に1時間では大した仕事ができない社員なら機会費用は安く、バスに乗って経費を節減した方が合理的です。 ○居酒屋などでよく見る「激安ランチ」。そんなに安くして損しないのか? 居酒屋の激安ランチは機会費用をうまく活用しています。夜に営業する居酒屋は、昼間にその設備や人が遊んでいることが多いです。とはいえ、設備や人を他のモノ(ビジネス)に転用するのも難しいです。従って、昼間の営業を始める時の設備や人の機会費用は「ゼロ」に等しくなっています。後は材料費と光熱費、そしてわずかな利益を上乗せすることで激安ランチの出来上がりです。しかもお昼は客の回転が早く、少ない利益でも充分儲けにつながる可能性が高いです。

プライベートシーン

○残業をサボって彼女とデートをした場合、どのようなコストがかかっているか? その時のデートに使ったお金に加え、残業で得られたはずの給料もコストとしてかかっていると考えます。 ○合コンを直前にキャンセルして先輩に奢ってもらえる飲み会にかかるコストは? 飲み会はタダだけど、この場合「タダ酒」にはなりません。合コンで得られたはずの利益(楽しさ、彼女候補)を犠牲にしたことになります。

機会費用の考え方

理解しやすい分かりやすいたとえを紹介します。 A君は次の日に何も予定が入っていませんでした。今から電話して次の日にアルバイトを入れれば、「時給800円 × 10時間 = 8000円」を手に入れることができます。しかし、A君はアルバイトが面倒くさいと考え、次の日は1日中テレビゲームをして過ごすことにしました。テレビゲームをしたところで、何も生み出しません。時間の無駄であり、それよりもアルバイトをした方がお金を生み出すことができます。しかしA君はバイトをすることを選択しなかったため、このときは「バイト代8000円の機会損失をした」ということができます。 本来であれば、その時間を他のことに使っていれば、もっと有効に時間を過ごせたはずです。しかし、有効に使わなかったため、それだけ損失が生まれたのです。これが機会損失です。

機会費用の概念は日常に使われている

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初回公開日:2017年03月14日

記載されている内容は2017年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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