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是非の2つの意味と例文6つ・是非とぜひの違い

更新日:2024年07月24日

言葉の意味・例文

「是非宜しくお願いします」や「ぜひご一読下さい」など、「是非」はビジネスでも日常的にも良く使われる言葉です。この記事ではで「是非」の意味や例文、漢字と平仮名で書かれた場合の違いについて詳しく解説しています。「是非」の正しい使い方をマスターしましょう。

例文4:是非ともよろしく

「是非ともよろしく」という表現も、「強調」の意味で使われる言葉です。 「ご検討の上、弊社のプランを採用いただけましたら幸いです。是非ともよろしくお願い申し上げます」

例文5:是非をお聞かせください

「是非をお聞かせください」は、「良悪の問いかけ」の意味で使われる表現です。 「以上のとおり、当社は3つの試案のうちB案を支持することに決定いたしました。この件について、是非をお聞かせください」

例文6:是非を問う

「是非を問う」も、「是非」の本来の意味である「良悪の問いかけ」の場面で使われる表現です。 「〇〇政権の是非を問う第△△回衆議院議員総選挙の開票作業が始まりました」

「是非」のように複数の意味ある言葉は、間違って使うと相手に不快感を与えてしまいます。敬語に不安があるなら、「あたりまえだけどなかなかできない 敬語のルール」がおすすめです。ついつい使ってしまう「間違い敬語」についても詳しく解説されています。

「是非」を敬語で使用する場合

「是非」を敬語で使用する場合の注意点を確認していきましょう。 注意するべき点は、敬語は目上の人に対して使うシーンが多いことです。「是非」の2つの意味を思い出し、目上の人に対して使うことが失礼にならないかを検証しましょう。

良悪を問う意での使用はOK

まずは、「是非」の1つ目の意味である「良悪を問う」の敬語での使用について検証していきましょう。 「良悪を問う」場合は、敬語と組み合わせて使用しても特に失礼には当たりません。尊敬語を使って下記のように使用しましょう。 「本件について、部長の是非をお聞かせ願えませんか」

強調の意での使用はやや強引な印象

次に「強調」の意味での「是非」と敬語の使用について考察していきましょう。 「是非」の「強調」は「是非(良し悪しはともかく)〜して下さい」という意味でした。目上の方に対して「良し悪しはともかく」、といった選択権を奪ってのお願いはマナー違反と言えます。 ですが、現代での「是非」という表現は定型句のように使われています。やや強引な印象こそ受けますが、失礼に当たるとまでは断定できません。

「何卒」・「くれぐれも」を使おう

「強調」の「是非」は失礼とまでは言えませんが、「何卒」や「くれぐれも」を使う方がずっとスマートです。 「是非」は便利な言葉なのでついつい使ってしまいがちですが、乱用することは好まれません。乱用を防ぐためにも、「何卒よろしくお願い申し上げます」や「くれぐれもご検討の程よろしくお願いします」と言い換えましょう。

正しい意味で是非を使おう

この記事では「是非」の意味の違いや使い方を、具体的な例文を交えて解説してきました。 敬語の利用シーンでは、極度に神経質になる必要はありません。あまりに「ぜひ」が続くと、少々軽い人間に思われるということだけは意識しておきましょう。 「是非」の意味は2つあることを再確認して、正しい意味で「是非」を使えるようになりましょう。

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初回公開日:2017年03月06日

記載されている内容は2017年03月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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