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更新日:2024年08月30日
「考察」はレポート・論文作成時に避けて通れません。考察の意味や書き方・書きだしを知ることでレベルが上がります。「結果」「結論」「考察」の違いをしっかり把握し、「考察」の正しい使い方を覚えてレポート・論文等の作成時に活かしましょう。
論文の内容によって構成は変わりますが、一般的な書き方はこちらです。 ①目的 ②仮説 ③調査 ④結果 ⑤考察 ⑥結論 論文で考察を書くにあたって必要となってくるのは、結論とそれに対する自分の考えです。もちろん、それは論文を書くにあたっての「目的」との整合性がなければなりません。
「回の実験の結果から考察されるのは、〇〇は〇〇なのではないかということである。以下に、その論拠を述べていく。」
プレゼンの場合の内容によって構成は変わりますが、一般的な流れはこちらです。 ①目的 ②結果 ③考察 ④結論 この順番に組み立てていきプレゼンすると、相手にしっかりと伝わるでしょう。
「〇〇の為に〇〇について調べ、実際に行った結果は〇〇となりました。よって〇〇という風になったと私は考え、結論、〇〇だと思います。」
最初に説明しておきたいのは、考察・結果・結論はすべて意味が違うということです。それぞれの言葉の意味の違いを知っておくだけで文章を考える構成を組み立てるときに役に立ちます。しっかりと理解しておきましょう。
よく耳にする「結果」という言葉ですが、ある物事や行為から起きた現象や結末を表している言葉です。 例えばレポートを書くために、ある実験を期限を決めて行ったとします。この場合は実験中に行った観察記録などが「結果」になります。
結果と同じくよく耳にする「結論」という言葉の意味は、実験や検証から出た最終的な内容をまとめることです。 先ほど結果の意味でご紹介した「実験中に行った観察記録などが結果」の続きなのですが、観察記録を見てどんな所が良かったのか悪かったのか、どうするべきだったのかを考えて出します。そして最終的にどうゆう結果だったのかをまとめる部分が「結論」となります。 結論はレポート、論文、プレゼンなど文章を考えるときには必須な項目です。
説明をした結果と結論の違いを踏まえて考察・結果・結論の違いをまとめると、結果は実験や行ったことの結末を意味し、考察はその結果から分かったものを自分なりに考えて答えを導き出し、結論はその結果から考察までで分かったことを述べます。 それぞれの意味を知ると、考察・結果・結論というこの言葉が全然違う意味だということが分かります。この考察・結果・結論を意識するだけで文章力は変わってくるので覚えておきましょう。
いかがでしたか。レポートや論文を書き慣れていない人にとって一番難しいと感じることは、やはり考察を書くことです。書き方は、少しずつ慣れていけば大丈夫です。 今回は考察の書き方について学びましたが、忘れてはならない大事なことは二つだけです。 一つ目は、結果・結論と考察は違うということです。「考察」では、結果をもとにどうしてこうなったのかの原因追及をすればいいだけです。二つ目は、考察はあなたの言葉で書かれたオリジナルなものであるべきということです。この二つのポイントを理解し、正しい考察を書きあげましょう。
記載されている内容は2017年03月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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