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「考察」の意味とは?論文やレポートでの書き方・例文

更新日:2024年03月15日

言葉の意味・例文

「考察」はレポート・論文作成時に避けて通れません。考察の意味や書き方・書きだしを知ることでレベルが上がります。「結果」「結論」「考察」の違いをしっかり把握し、「考察」の正しい使い方を覚えてレポート・論文等の作成時に活かしましょう。

考察とは

考察とは、その結果をもとにどうしてこういう結果になったのだろうと自分の力で考えたもののことです。特にその実験がうまくいかなかったとき、期待値とずれていた時などに考察は重要視されます。

考察の類語

考察の意味と似た類語も実はたくさんあり、調査・検討・考査などが上げられます。ちなみに類語の中で最も考察に近い言葉だと「鑑定」や「吟味」という言葉になります。

考察の使い方

実際の生活の中で考察という言葉はなかなか使いませんが、実験やアンケートなどを行う学生や社会人の中でよく使われている使い方を少しご紹介したいと思います。 ・その事についてはさまざまな方向から考察する必要があるだろう ・アンケート調査をもとに若年層の生活満足度について考察する 何か物事を調査し、そのことについて考える際に使われるので結果から結論に至るまでの過程を説明するという事を意識して文章を考えれば上手な考察が作れます。

考察の書き方

実際の考察の書き方について例文を交えながら学んでいきましょう。レポート・論文・プレゼンとそれぞれのテーマごとに紹介していくので、自分にあった書き方を見つけてぜひ参考にしてみてください。

考察の書き出しのコツ

結果から見える情報をもとに何が良かったのか、どうダメだったのかを箇条書きにすることがコツです。 ・結果を見ての考察 ・結果を見て学んだこと ・結果を見て、次のアクションはどうするのか

書き出し例文

・このような現象が起きたのは〇〇と〇〇がこのような反応を起こしたためである。 ・同様の実験を行ったほかの班と比べて私の実験の結果がこのようになったのは〇〇が原因ではないだろうか

レポートの場合の書き方

レポートの内容によって構成が変わってきますが、一般的な書き方はこちらです。 ①目的 ②方法 ③結果 ④考察 ⑤結論 考察で結論を先に書くか、後に書くかも重要なポイントになります。

レポートの例文

「100名へのアンケートを実施、その回答を実験の前後で比較すると、AはBよりも満足度を感じる割合が40%高くなった。」

論文の場合の書き方

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初回公開日:2017年03月06日

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