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「来訪」と「訪問」の違いについて解説!対義語や類義語もご紹介

更新日:2024年11月11日

言葉の意味・例文

「来訪」と「訪問」の意味が違うことはご存じでしょうか。本記事では、「来訪」と「訪問」がどのように違い、それぞれどのような使い方があるのか、例文を交えて紹介していきます。「来訪」と「訪問」の使い方に自信のない人は、ぜひチェックしてみてください。

尊敬語や謙譲語に気をつける

「訪問」の尊敬語は、自分ではなく目上の人や上司が訪問する際に使います。 その場合、「訪問される」「訪問なさる」「お訪ねになる」といった言葉が正しいです。 「訪問」の謙譲語は、自分が相手先に訪問する際に使います。 その場合、「訪問いたす」「伺う」「参る」「お訪ねする」といった言葉を使います。 気をつけて使いましょう。

二重敬語に気をつける

先ほど「訪問」の謙譲語は「伺う」と述べましたが、ビジネスのシーンで特に間違って使われるのが「お伺い致します」や「お伺いさせて頂きます」といった言葉です。 これは、「お伺い」と「致す」「頂く」という敬語表現が同じ文の中に入っているので、二重敬語となります。 二重敬語ではありますが、ビジネスのシーンでよく使われているので、完全に間違いだとは言いにくいです。 ですが、言葉遣いに詳しい年長者の方に使うとあまりいい印象ではありませんので、覚えておくといいでしょう。

「来訪」と「訪問」の類義語

それでは、来訪・訪問の類語にはどのような言葉があるのかを紹介していきます。 1.面会…「直接会うこと」「人と会うこと」 2.訪れ…「訪れること」 3.来臨…「他人がある場所に出席することを敬って言う言葉」 4.立ち寄る…「近くに行く」「ついでに行く」 このような言葉があります。 知っておくと役に立つので覚えておきましょう。

めん‐かい〔‐クワイ〕【面会】 の解説 [名](スル)人と会うこと。対面。「来客と―する」「―謝絶」

おと‐ずれ〔‐づれ〕【訪れ】 の解説 1 訪れること。訪問。「春の―」

らい‐りん【来臨】 の解説 [名](スル)他人を敬って、その人がある場所へ来てくれることをいう語。「殿下が―される」

たち‐よ・る【立(ち)寄る】 の解説 [動ラ五(四)] 1 近くに行く。近寄る。「窓辺に―・る」 2 目的地へ行く途中、ついでに訪れる。「帰りがけに書店に―・る」

「来訪」と「訪問」の対義語

来訪・訪問の対義語はどのようなものがあるのか紹介していきます。 1.往訪…「自分から訪問する」 2.訪問…「人をたずねること」「他人の家におとずれること」 このような言葉があります。 間違えないように覚えておきましょう。

おう‐ほう〔ワウハウ〕【往訪】 の解説 [名](スル)こちらから人を訪ねていくこと。訪問。⇔来訪。

ほう‐もん〔ハウ‐〕【訪問】 の解説 [名](スル)人をたずねること。他人の家などをおとずれること。「友人宅を―する」「会社―」

「来訪」と「訪問」の英語表現

「来訪」を英語で表現するときは「visit」を使用すると良いでしょう。 例えば、「取引先の社長が来訪される」は「the president of a business partner visits」と英訳できます。 また、「ご来訪いただきありがとうございます」は「thank you for visiting」と英訳できます。 「訪問」を英語で表現するときも「visit」を使えますが、「call」を使ってもいいです。 例えば、「私は明日、彼を訪問します」は英語で「I am going to call on him tomorrow.」と表現できます。 日本語を英語で表現するにはニュアンスなどが変わる場合があるので、訪問する相手によって使う単語を変えることが大切です。

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初回公開日:2016年11月08日

記載されている内容は2016年11月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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